第7話 転職と防衛

町に戻り冒険者ギルドに向かう

「魔石の買取りをお願いします」

「え?今日は早いですね」

職員が笑顔で言うとリュックから魔石を出していく

「今日も大量・・・この大きいのは?」

「森の先の大蛇を倒したよ」

「え?えーーーー!あの大蛇を!!ちょちょちょっちょっと待っていてください」

職員は慌てて掲示板から依頼書を持ってくる

「この大蛇で間違えないですか?」

「こんな感じだったよ、体液を吐いて面倒だった」

「これに触れてください」

触れると淡く青く光る

「本当の様です・・・ちょっと待っていてください」

職員が奥にいくと戻ってくる

「支部長が会いたいそうですので、こちらへどうぞ」

部屋に入ると支部長が待っている

「座ってください、まさか数日で大蛇まで倒すとは思いませんでしたが、精霊様の加護があれば可能ですね」

「え?全く役にたってないけど」

「え?役にたってない?精霊様ですよ!」

「役にたたないし、我儘だから教育する事に決めました。森は町側には広がらないと約束させましたので、森にも近付かないでください」

笑いながら言う

「え?本当ですか?それは良いことですが・・」

「逆に大蛇がいた方角に広がるつもりです」

「それは良いですね、何か協力出来ることは有りますか?」

「無いですね、しばらく森で魔物を狩りながら精霊を教育しますので、帰ってきたら魔石の買取りをお願いします」

「勿論全部買い取らせて貰います」

「じゃあ頑張ってきます」

「気を付けてください」

支部長に見送られ出ると職員が硬貨を渡してくる

「今回の分です」

硬貨を受け取り防具屋に向かう。鉄製の鎧を買う事にしてから能力確認に向かう


能力を確認してからスキルを獲得していく

【アイテムボックス】スキルポイント100と【攻撃力+2】を10個取得する


名前 菅原仁

ジョブ 村人 32歳

レベル 102

HP 754 MP 443

腕力 339+10 瞬発力 285

体力 319 生命力 435

魔力 286 知力 157

攻撃力 349+30 防御力 260×2

ボーナスポイント 0

スキル

獲得スキル・ボーナスポイント5倍

獲得経験値10倍 上限突破

感知能力 自然治癒 防御力倍増

鑑定 重撃 麻痺治癒力

天運 筋力アップ2倍 毒治癒力

アイテムボックス 異常耐性 料理

腕力+10 攻撃力+30

スキルポイント 0

精霊ドリアードの加護

森の支配者


「そんなに上がらなかったか・・・・仕方ないが転職でもしないとダメかな?だけどなりたい職業が無い」

「村人でアイテムボックス・・・・あり得ないような・・・」

ドリーが苦笑いしている

「仕方ないから【剣士】にでもなるかな?」

「ジンなら何に転職しても大丈夫だよ」


名前 菅原仁

ジョブ 剣士 32歳

レベル 1

HP 386 MP 222

腕力 169+10 瞬発力 143

体力 169 生命力 217

魔力 143 知力 79

攻撃力 179+30 防御力 130×2

ボーナスポイント 0

スキル

獲得スキル・ボーナスポイント5倍

獲得経験値10倍 上限突破

感知能力 自然治癒 防御力倍増

鑑定 重撃 麻痺治癒力

天運 筋力アップ2倍 毒治癒力

アイテムボックス 異常耐性 料理

腕力+10 攻撃力+30

スキルポイント 0

精霊ドリアードの加護

森の支配者


「あ!これで生きていけるのかな?防御力が下がった・・・」

「頑張ってレベル上げよう・・・だけど1レベルで、この能力あり得ないけど・・・」

「強い魔物に会ったら、防御力が足らないよ!」

「攻撃力200越えなんて、ボスぐらいだよ! ジンは無敵だよ」

ドリーが嬉しそうに笑っている


食料や必要な物を色々買い込んで、翌朝早く出発する。森の向こう側に到着すると魔物が集まっている

「一晩でこんなに集まるのか・・・」

ジンが呟きながら魔物を見ている

「ジン結界を解くかな?」

「ジン様と呼びなさい!結界はこのままで良い、今のレベルで全部相手仕切れない」

「ジン様解りました」

ドリーはそう言って肩に乗る。ジンは魔物を切り裂きながら突き進んでいく

「あれは?岩の所に数匹が争っている?」

「魔力の奪い合いだね」

「仕方ないから、強そうな奴と面倒な奴から倒すかな?潰し合いしている間に」

ジンは笑いながら言う

「卑怯だけど有効だよね、ジン様」

ジンは蛇を後ろから接近して両断する。次にタイガーの後に回り込み剣を突き刺す、タイガーは黒い霧になって消える。バタフライは、ジンに接近してくるとかわしながら、剣で牽制すると一瞬の隙に羽根斬り裂き、バタフライが地面に墜ちると頭に剣を突き立てる

「卑怯!!」

「は?卑怯? 戦術だ!マイナス1だぞ!」

「えーーーー嫌、ジン様!!!素晴らしい戦術です」

ドリーが焦りながら言う。残りの強そうな魔物を次々と倒していくと黒い霧に包まれていく

「ドリー結界を解いて、雑魚を集めて倒すよ!歩き回るのは、面倒だから!!」

ドリーは結界を解くと魔物が一斉に向かってくる


「はぁはぁ・・・・やっと全部倒したか・・・・結構キツイ」

「私にもっと魔力供給していれば・・・」

「魔力供給されていたら何か出来たのか?」

「加護を与えられたのに!!」

「その加護は何の役にたつのかな?」

「えーと・・・・回復・・・」

ドリーは落ち込み始める

「ん?役にたつことが見つからないか?」

「戦闘に役にたてないです・・・・」

「今の所、完全に戦力外だね」

ドリーは落ち込み涙を流している

「さっさと魔石を拾い集めるぞ」

ジンは魔石を拾い集め始める。拾い終わり、一度森の結界内に移動する

「ジン様休憩する場所を作りますか?」

「どのぐらい魔力を使うかだな」

「ジン様の魔力で作れる範囲にしますので・・・そんなに大きく無いです」

「わかった作ってくれ」

ドリーは木に触れて魔力を使い木を成長させていく、木の中に空間を作り人が入れる様にする

「中々良い出来だね、少しだけ役に立つね」

「よかったーーー」

ドリーは笑顔で浮遊していると、木の中に入り少し休むことにする

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