第2話 異世界生活開始
日が暮れる中、村に戻り、道具屋に向かう
「あ!どうした?」
「また買い取ってね」
魔石の欠片を出して置くと、主人は数え始める
「やるな124個で銀貨6枚と銅貨20枚だ」
硬貨を受け取り、店内を見て回る。硬貨をいれる袋とリュックを買うことにする
「全部で銀貨3枚だ」
銀貨を渡して、宿屋に帰ることにする
「毎度わりまた明日な!」
主人が笑顔で言うと店を出て、宿屋に向かう
「お客さんお帰りなさい」
「あ!そうだ!これで延長よろしくお願いします」
銀貨を1枚出すと
「5泊分になります」
店員に笑顔で言うと、鍵を受け取り、部屋に戻る。リュック置いて村を歩いてみることにする
(武器屋も防具屋も無いのか・・・食べる所は宿屋で良いかな? パンや食材屋はあるけど・・・なんだろうこの建物は?)
建物を見ている
「いらっしゃいませ」
「ここは何ですか?」
「え?え!!知らないのですか?もしかして自分の能力を見たこと無いのですか?」
男は驚き声をあげる
「見たこと無いです」
正直に言うと男は考えて
「解りました、使い方を教えますので能力を確認してください」
男はそう言って中に案内してくれる
「こちらの部屋に、大きな水晶がありますので、そちらに触れると、名前とジョブと能力が表示されます。また獲得可能なスキルがあれば獲得と、転職可能なジョブがあれば転職も出来ます。しかし、転職するとある程度の能力が上がらないと再度転職は出来ません。上位のジョブへ転職と村人にしか、転職出来ませんので、気を付けてください。また転職するとスキルは残りますが、能力値は2分の1になります。通常装置使用には銀貨5枚必要ですが今回は無償で良いです」
「説明ありがとうございます」
(もしかしてチュートリアル?)
部屋に入って水晶に触れる
名前 菅原仁
ジョブ 村人 32歳
レベル 5
HP 25 MP 23
腕力 15 瞬発力 16
体力 12 生命力 13
魔力 13 知力 10
攻撃力 15 防御力 3
ボーナスポイント 25
スキル
獲得スキル・ボーナスポイント5倍
獲得経験値2倍
感知能力
鑑定
天運
スキルポイント 25
(え?防御力が低い!! これじゃ直ぐに死んじゃう!! 防御力を先に上げるしかないかな?防御力に20で体力に5で良いか、スキルは何が有るんだ?【獲得経験値2倍】必要スキルポイント10これを取得しよう、【腕力+2】必要スキルポイント1、これも獲得しよう、【異常耐性】必要スキルポイント10これも獲得しよう、これで後4ポイントか・・・【腕力+2】複数獲得出来るみたいだから全部獲得しておこう)
名前 菅原仁
ジョブ 村人 32歳
レベル 5
HP 31 MP 23
腕力 25 瞬発力 16
体力 17 生命力 14
魔力 13 知力 10
攻撃力 25 防御力 23
ボーナスポイント 0
スキル
獲得スキル・ボーナスポイント5倍
獲得経験値3倍
感知能力
鑑定
天運
異常耐性
スキルポイント 0
もう一度見直したら、攻撃力は、腕力が反映されている。これで戦い楽になるかな?と思いつつ、部屋を出る
「自分の能力を見てどうでしたか?」
「まだまだ弱いと感じました」
「冒険者になれば、依頼などでも能力が、上がる時が有ります。町の冒険者ギルドに行くと良いですぞ」
「ありがとうございます、アーガナルド神殿ってどこに有るか解りますか?」
「聞いたことありません」
「ありがとうございます」
(え?まさか・・・どこに有るか解らないのか)
建物を出て宿屋に戻り食堂で、ご飯を食べることにする。ご飯を食べてから、寝ることにする。
4日間村の外で狩り続けて、町に向かうことにする
「冒険者にお勧めの町はどこですか?」
「クローレルの町が近いです、確か明日、町へ帰る商人が来ていますが、乗せて貰えるか聞いてみますか?」
「え?本当ですか?」
ちょっと待っていてください、店員が戻ってくる
「荷台なら良いと言っていました」
「ありがとうございます」
念のため食料とナイフを買って持っておくことにする
商人の出発に合わせて荷台に乗せて貰って出発する
「冒険者になるんだってな」
「はい、そのつもりですけど、やっぱり無茶かな?」
「何事も頑張れば大丈夫ですよ、どんな年寄りでもね」
商人は笑いながら言う
3日後町に到着して冒険者ギルド前に到着する
「冒険者になりたいのですが」
「え?あ!はい」
受付嬢は少し驚きながら言う
「はじめての登録ですよね?」
「そうですが、何か?」
「いえ、こちらの水晶に手を置いてください」
水晶に出た内容を紙に書いていくと、奥に行き戻ってくる。そして、いろいろ説明してくれる。そして奥からプレートを持った職員が出てきて渡してくれる
「それがギルドカードです、大事にしまっておいてください」
ギルドカードに触れると文字が浮かび上がり名前とジョブが表示される、そして顔が写し出される
「え?」
「これで登録完了です」
受付嬢はそう言って微笑む
「ありがとうございます」
早速、奥の掲示板を見る。
しかし、良い依頼はなく、取り敢えず宿屋に行くことにする
「なんだ、あのおっさん! もしかして、あの年で新人冒険者か?」
「嘘でしょ!! 誰かパーティー組んでやれよ」
「嫌よ! あんな弱そうなおっさん!!」
ジンの後ろ姿を見て、冒険者達が笑っている
宿屋を見付けると、中に入りカウンターに綺麗な女性がいる
「部屋は空いていますか?」
「空いていますが冒険者ですか?」
「はいそうです」
「食事付きで銅貨50枚ですが何泊にしますか?」
銀貨2枚を出して渡す
「4泊ですね」
「取り敢えずは、それでお願いします」
部屋に入り、荷物を置いてから、少し町中を歩く事にする。武器屋と防具屋と古道具屋を見つける
防具屋に入り、防具を見て回り、新品の高さに買えないと解り、店を出る。武器屋も・・・
(やっぱり地道に魔物を倒して、魔石を売るしか無いかな・・・)
古道具屋で、鑑定を使いながら見ていき、鉄の剣と硬質革の鎧を買い、宿屋に戻り休むことにする
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