第4話初めてを奪われました
「なにその面白そうな話!」
そう思ってたのに、めちゃくちゃ興味を持たれてしまった。
しかもこの状況はやばい。
2対1でまだ俺が男なら太刀打ちできたかもしれない。
でも、今はひ弱な幼女。
勝てるはずない。
「優しく……してね?」
「!?…大丈夫だよ。痛くしないからね。」
両手を広げて襲いかかってくる。
よく、男の人はケダモノだと言っている人がいるが、女の人でも獣がいるらしい。
まさに目の前の2人がそうだ。
「ふむふむ。胸はなかなかに柔らかいと。」
「私より小さいのに触り心地は上。」
「んっ。‥‥んっ。」
2人とも慣れた手つきで揉んでくる。
気持ちいい波が連続して流れてくる。
その波が一定を超えると抑えていても声が出てしまう。
「ふむふむ。」
「ふーん。」
「んっ。‥…んっ。」
2人が真剣に揉んでいるのに、口を手で押さえても出てしまう。
「
「私たちがセクハラしてるみたいじゃない。」
手を止めずに語りかけてくる。
そもそもセクハラしているみたいでは無くしてるんだ。
それにセクハラしている気がするのなら今すぐにやめればいいのに。
でも、そう言ったところでやめないとは分かっているけど、つい言いたくなってしまう。
「んっ。セクッ、ハラしてるっ……んだよ。…んっ!」
「なんかやらしいね。」
「これ意外にも犯してるみたいで罪悪感あるけど、同時に優越感もあってゾクゾクするわ。」
何とかこぼれる声を抑えて主張して見た。
けれど、
それからもネチネチと触られ、1時間った。
「そろそろ次を……」
百々姉の視線が下を向く。
視線を辿ると、俺のお股あたりを見ていた。
咄嗟に両股と両手で隠す。
「こっちはダメ!」
自分でもびっくりするほど大きな声が出た。
「ありゃりゃ~。ガードが硬いね。でも、私はやるよ!」
そう言って、手を伸ばそうとする。
けど、氷柱姉によって防がれた。
「こら、そっちはダメ。」
「氷柱ちゃんからもNG!?」
「当たり前よ。揉むのは言ってくれれば大丈夫だけど、」
ダメだよ!?
俺は許可してないからね!?
「この子ね、自分で弄ったことないんだからNG出すわよ。」
「え……。紅桜ちゃん、触ったことないの?」
「………うん。」
小声で頷く。
死にた過ぎて悶えてしまいそうなのを必死に抑える。
でも、氷柱姉がどうして知っているのか分からないが当たりではある。
俺は1人ですらやったことないんだから、そもそもやってるところを見られることすらない。
だから、やってないことが知られる。
「本当なんだ!?……なんで!?」
「どうせこの子のことだから、男と認めるような行為はやらないようにしてたんでしょ?」
「…………うん。」
弱々しくも頷く。
本心までも知られていた。
「そっか………でも確かに男の子の10倍ぐらいの快感が得られるようだし、それに私たちがいきなりそんなことしちゃったら失神しちゃうよね。まぁ、気持ちよかったし、今日は満足!」
「そうね、久々でいいわね。」
俺からしてみれば、ただ犯されてるだけで嬉しくもなかった。
それよりも、2人とも犯罪者。
二度と体を触らせない。
そう誓う思わざるおえない日になった。
「紅桜、夕飯できたよ。」
「氷柱姉の久々の手料理だ。」
昼飯も結局食べれなかったからそれなりに楽しみだった。
氷柱姉時体、料理の腕もそこそこあるから期待が高かった。
「うん。今日も美味しい。」
「そう言ってもらえてよかった。あまり手の込んだ物出来なかったから心配してたけど、要らなかったようね。」
氷柱姉もご飯を口にする。
氷柱姉もある程度満足しているようだった。
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2人でご飯食べ終わらせると、手を合わして合掌する。
それから、食器を台所に持って行く。
「氷柱姉、先にお風呂行ってきていい?」
「いいわよ。食器洗いはやっておくわ。」
颯爽と着替えを持って風呂場へ向かった。
「やっと、人目につかないところに。」
もう一度風呂場を見渡し、誰も隠れていないのを確認する。
今日は汗もかいていて、それに襲われた事で体が火照っていたのがいまだに収まっていなかった。
ご飯を食べている時もたまに変な刺激が流れてきたりして大変だった。
氷柱姉にバレないか心配でしょうがなかった。
「はぁ、ここなら少し声を出しても…。」
椅子に座り足を開く。
百々姉が触ろうとしていたところを軽くさすってみた。
「んっ!…こ、これは、やば、いよ。」
軽く触っただけで強い刺激に襲われる。
「も、もう一回。……ひゃうっ!」
また同じような感覚。
「指を入れて擦るんだよね。」
指一本入れてみた。
指が小さいのもあって、すんなり入った。
ただ、入れただけではそこまで刺激がない。
だから指を曲げたり、出し入れしてみた。
「ん、んっ。………んっ!」
どんどんと気持ちいい刺激が流れ続ける。
初めてなのにこんなに感じるなんて……。
「はぁ、こんなところで…。別に言ってくれれば、手伝ってあげたのに。」
「!?」
動かしていた手を止めて急いでそっちを向いた。
裸の姿の氷柱姉がそこにいた。
「ななな、なんで!?」
「あなたの様子がおかしかったからに決まってるじゃない。それにしても、ご飯中ずっと我慢してたんでしょ?」
「う、うん。」
弱々しくも返事をした。
「で、なんで言ってくれなかったの?そしたら手伝ってあげたのに。」
「い、言えるわけないじゃん!」
俺の周りにいる女子は恥じらいというものはないのだろうか。
言動といい、行動といい。
「別にね、私は気にしないどころか、手伝ってあげたいぐらいなの。だから、気にせず言ってほしいのよ。」
してあげたいってどう言う事だよ!
ただロリコンなだけだろうが!
「も、もういいから、出てってよ!」
「何言ってるの。もう服脱いだんだから出て行くわけないでしょ?それに女子どうし裸の付き合いをしましょう。」
そう言って、氷柱姉近寄って来た。
「それにしても、椅子に座ったままだと少し難しいでしょ。私の膝の上に座りなさい。」
ひょいっと、体を持ち上げられ、氷柱姉の膝の上に乗せられた。
「で、どこを触ってほしいのかな?」
指をくねくねさせながら腰回りを触ってくる。
手つきが本当に慣れてるものだった。
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「もうやだ。死にたい。」
次の日、起きてからも落ち込んでいた。
原因は氷柱姉にイかされたことだ。
「まだ落ち込んでたの?別に一回イっただけでしょ?」
僕をなんだと思ってるんだ。
姉によって初めてイかされたなんて、恥ずかしすぎる。
本当にお嫁にいけない。
「責任ぐらい取ってあげるから、元気出しなさい。」
「責任って、結婚でもしてくれるの?」
「紅桜なら別にいいわよ。TS患者はどっちの性別でも結婚できるし、アルファ型ならなおさら遺伝的問題が起こらないから大丈夫だし。」
確かにそんな話を聞いたことある。
でも、俺との結婚は嫌じゃないのだろうか。
「そうだ、今日はちょっと用事があるから、外に出る時は百々と一緒にね。帰りは5時ぐらいになりそうだから、ご飯はまた作るわ。でも、お昼は自分で作るか、百々に頼みなさい。」
昨日あんなことがあったのに会えるわけない。
だから、今日はずっと家にいて、お昼ご飯も自分で作ろうと決心した。
が、お昼頃になると、百々姉がやってきた。
「なんで、来てくれないの!」
いや、行く気にならないだろ。
恥ずかしいとか思わないのだろうか。
「それに聞いたよ?夜に、興奮が止まらなくて氷柱ちゃん襲ったんでしょ?それならあの時私がいる時にして欲しかったよ!初めて欲しかったのに……。」
「………。」
ナンデシッテルノ?
オレイッタオボエナイヨ。
ドウイウコト?
「氷柱ちゃんが教えてくれなかったら気づかなかったんだからね。」
氷柱姉何してんの!?
しかも、襲ったのって、どっちかと言うと氷柱姉の方だよね!?
こっそり捏造しないでよ!?
それに、百々姉も興味持たないでよ!?
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