第3話
それから『陽』は酒色飯店に頻繁に来るようになった。
主に金と二人であることが多かったが、時には一人で来店することもあった。
だがその度に血相を変えた金が駆け込んできてはすぐに腕を引っ張って連れて行ってしまうのでどうやら勝手に出歩いて来ているようだ。
「やあ、今日は珍しく空いているようだな」
その日も陽はやってきた。 今日は一人であるようだが、いずれもう一人が来るのはわかりきっているのだが…、
「やあ『陽』さん。ようこそいらっしゃいました、今日は金様の分も用意しておいた方がいいですかな?」
「よいよい、金殿は今日は外せぬ用事があるので来ないからな」
この頃になると飯店の主人も女将さんも『陽』とは親しくなっていて、こんな冗談を交わすほどになるくらいになった。
「ああ、婚礼の際の警備案件ですかな?」
つい先日にいよいよ帝が婚礼をすることが正式に発表されたのだ。 しかし后についてはまだ秘密にされている。
そのせいか市中はお祝いの機運は高まってはいるが、まだ静かである。 商いも落ち着いてはいるが、これは来る婚礼の日に向けて、皆が金を溜め込んでいるからだ。
帝の婚姻ともなれば国を挙げての祭りとなる。 その際には様々な物や人で溢れかえるであろう。
だからいまは国中が静かにそのときを待っている。
いわば、今は祭りの準備期間である。
そんなある意味、自粛ムードの中での『陽』の来店を主人たちは歓迎してくれた。
なぜなら『陽』は金払いも良く、明るく人当たりも良い。 酒の飲み方も気風がよく、ご機嫌にもなれば他の客の支払いもしてくれたりもする。
また兵舎でも重職であろう金もたまにやってくるので行儀のよろしくない荒くれ者も大人しくしてくれているのだから店側としてはまさに上客と呼んでも良い存在であったのだ。
ただ一人を覗いて…。
「いらっしゃいませ、今日も『陽』様もお暇なのですね」
「人聞きが悪いな…私とて役目を果たしているのだぞ?」
少女がいつものように嫌味とも軽口とも取れる言葉で頼まれた料理を『陽』の前に置く。
あまりよろしくない態度である。 女将さんも渋い表情をする。
だが当の『陽』自体がそれを気にしていないようなので、得に口を挟まない。
「そうは仰いますが…『陽』様が何かしている姿も話も聞いたことがありませんので、商いでこちらにやってきたとお聞きしましたが、どのような商いでこちらにやってきたのですか?」
できるだけ言葉尻を抑えつつも、注意深く少女は『陽』を観察している。
『陽』の出自がわかっている少女は彼がただの商いでこちらに居るはずがないことを知っている。
事実、『陽』は開けっぴろげで胸襟を開いて様々な人々と語り合うことを好んではいるが自身のことはあまり話すことは無い。
とはいえ他の酔客も店の主人達でさえおおよそ彼の正体には予想がついていた。
彼が真都からやってきたこと。 商人の息子であること。 また帝の婚姻が近いこと。
それら三つを合わせた結果、『陽』の正体は帝の有力婚姻候補と呼ばれる真都の大商人の一族であろうと。
それならば兵舎での重職と思われる金が直々に共に連れ立って歩くことも、気前よく金を払えるくらい大金を持っているはずがないだろうともっぱらの噂であった。
だがそれを聞く者も居ない。 そんな野暮なことを言わせないような不思議な気高さと魅力が彼にはあり、『陽』を知る市井の人々、誰もが好意を抱いていた。
それでも少女だけが『陽』に対しては素っ気無い態度で接する。
『恨』の相手であるのだから当然と言えば当然なのだが、当の少女自体がそんな自分自身に困惑もしていた。
一族の仇。 標的である以上は近づくために親しくならなければならない。
大願を果たすためには自らを律して、決して悪口を言わず、怒りを表さず、いつも朗らかに笑って酔客の下卑た冗談にもうまく返せるくらいには彼女は演じていたし、それは成功していた。
だが『陽』だけにはそれがうまく出来ない。
毎夜、叔父に標的について語るたびに反省はしている。
次に会うときは、彼の話を聞いて笑って、気のあるそぶりを見せる。
惚れられればそれこそ彼女の目的を考えればそうさせなければならない。
頭ではわかっている。 そうすべきだとも思う。 別段『仇』とはいっても嫌悪感を感じるほどではない。
毎朝、店に向かう前に今日こそはと決心するのだが、顔を見ると前述のように余所余所しい態度になってしまうのだ。
「まったく今日も手厳しいな…およそ客に対する態度ではないぞ?」
苦笑じみた物言い。 なんとなくその言い方に憤りを感じた少女が口を開きかけたところで、
「陽さん、もうしわけありません…この娘にはよく言って聞かせますのでどうかお許しを…」
そういって主人が二人の間に入って頭を下げる。
主人にそうされては少女も自身の態度に顔を赤らめて同じように頭を垂れる。
「……?別に怒ってなどはいないぞ?ただそのような振る舞いでは悪漢達の怒りを買うと忠告をしたつもりなのだが…」
「い、いいえ…そ、それがこの娘は平素は大変愛想が良いのですが…どうもこのところは疲れているようでそれが貴方様に対しての不足の態度になってしまうようでして…」
しどろもどろになった主人の言い訳を聞いた『陽』の顔が強張る。
それを見て、ますます主人が恐縮してしまう。
近くにいた女将さんも少女をにらみつけながら自身の店の者の不手際に上客の機嫌を損なってしまったかと不安気な素振りを見せる。
「…それはいかんなあ、どの客に対しても分け隔てなく行動できないというのは商いだけではなく世を生きていくうえにも大いなる害となるぞ」
「はい、まったくもってそのとおりでございます。ですので今後はこの娘は陽さんへの給仕をさせないように致しますのでどうか、平にご容赦を…」
『えっ?』
二人の声が重なった。
少女と『陽』である。
「はっ?」
主人も予想外の反応に当惑の言葉を発する。
「……う…うん!…い、いちいち小娘の口調に怒っていては…あ、商いは勤まらんからな、そのようなことをしなくてもよろしい」
いつも朗らかな『陽』らしくない珍しい態度に主人も当惑を隠せない。
「…は、はあ…そ、そうであるならば…」
『…………』
沈黙が客もまだなら店内に走る。 なんとも重苦しい空気である。
やがてそれに耐え切れなくなったのは『陽』の方であった。
「と、とにかくだ、疲れているときに無愛想になってしまうのは人として当然のことではあるな…そうだ!主人よ、しばしこの娘を借り受けたいがよろしいか?」
「そ、それは…どうかご無体なことは…」
主人が少女のことを慮かった言葉を吐く。 おそらくは悪酔いした酔客がするようなことをすると思ったのだろう。
「別に取って食いはしない…疲れているのなら気晴らしに連れて行ってやろうと思っただけだ、幸い、私も今日は時間があるので、暇潰しがてらに付き合ってくれればよろしい」
「そ、そうですか…しかし…」
チラリと主人が少女を見る。 どう判断を下せばよいのか迷っているのだろう。
「この通り、今日は店も暇だろ?むろん無料とは言わん、ほら…借り賃とは言わんが、しばらく休憩を与えてやってくれ」
そういうと袖から金を取り出して主人に手渡す。
チラリと見た限りでは決して安くはない金額だ。 貰った主人も驚くくらいに。
「どうぞどうぞ、ちょうど私達も小休止をしようと思っていたところなので、この娘を気晴らしにでもつき合わせてやってくださいな」
困った主人の横から女将さんが入ってきて、強引に主人から金を奪って慌ててたもとに隠す。
「そうか!それでは行くとしようか…お前も不満はもちろんないだろ?」
なんて嫌な言い方なのかしら。 そんな言い方をされてはどうしようもないのに。
確かにこちらに非はあるが、金銭で自分を引き渡されるようなやり方に多少の怒りがこみ上げる。
だがしかし…
「…かしこまりました」
そう返事するしかないのもまた事実だ。
ふと、これは大きな機会であり、少女にとっては何も損は無いことに気づいた。
なのにどうして自分は不快に思ったのだろうか?
自問自答の時間は短かった。 すでに店の外には馬が繋がれていて『陽』が彼女の手を引いて走り出してしまったからだ。
「どうか夕方には戻してくださ~い!」
心配そうな主人と上機嫌な女将さんが手を振りつつ二人の背中に叫んだ。
「…………」
「…………」
馬は大手門を出て、街の外を歩んでいる。
街の外にはよく整理された農地があり、農民達が汗を流しながら耕していて、その間を縫うように拵えられた道の上にはポッカポッカと馬の蹄の足音だけが響いている。
その間、二人はずっと無言であった。
「まだ機嫌を直してくれないのか」
やっと口を開いた『陽』はひとり言の様に呟いた。
「……態度がいささか非礼であったことは謝します」
馬上、手綱を引く『陽』の前に居る少女が搾り出すように口を開く。
そんな少女の不機嫌に気づいていないのか意に介していないのか、
「よいよい、へたくそな媚び諂いをされるよりかは遥かにマシだ」
すでに彼は『いつもの彼』を取り戻していて、上機嫌な様子で笑う。
「それとも金銭を渡してお前を連れてきたのが不満だったのか?確かに不誠実なことをしたが、ああもしなければお前が折檻されていただろう?」
「…それは…そうですが」
確かにあのままにしていれば少女は主人達に叱られていたであろう。 いくら『陽』が気にしないとはいってもそれとはまた別の話だ。
店側としての示しもあるし、ある意味そうすることが誠実でもあるのだ。
古人に曰く 貴卑の上下区別無く、互いにそれを侵すはこれ之ち滅ぼす因となる。
およそ同じ人であってもそれぞれの立場というものがあり、たとえ身分が上であろうとその垣根を越えて口を出すことは許されることではないという意味である。
「そうであろう?ならば俺はお前にとって恩人でもあるのだから少しは笑ってくれてもよくないか?」
「…恩義とは水を入れた壷のようなもの、口を開けばそれだけ流れて軽くなっていくとも申しますよ?」
「うっ、…まあ良い、別段そこまで大したことはしてないのだからな」
そう言いながらも口を尖らして拗ねたようにそっぽを向く。
「フフっ…っ!」
「なにか可笑しかったか?」
それがあまりにも子供のような仕草だったので思わず噴出してしまったが、慌てて口元を隠す。
「いいえ…何も可笑しくなどありません」
「しかし、いま笑ったではないか」
「笑ってなどおりません」
「いや笑ったぞ?」
「笑ってませんよ」
「いやいや、いま確実に笑ってたではないか」
「笑ってません!」
しつこく食い下がられたことと気恥ずかしかったこともあって声を荒げてしまった。
そこでまた顔を赤らめる。 不安になって背中の『陽』を振り返ると、
「そうか、そうか…初めて笑ってくれたな…おっと、笑ってはいなかったんだったな…ハハハ」
何が楽しかったのか、素直に笑う『陽』を顔を見て、ドクリと心臓が跳ね上がり、カッと身体が熱くなった。
気取られぬよう馬の頭側へ向き直る。
「それにしてもお前は街娘にしては中々博識ではないか、実は名家の生まれなのか?」
「…っ!買い被りです、お客様の中には学問を収めている方もいましたから、聞いているうちに覚えただけでございます」
不意な一言に刹那、慌てたが即座に否定する。 鼓動はすでに早くなっていたが、心ならずもそれで冷静になることが出来た。
「そうか…あの店は長いのか?」
「5歳の頃から働かせてもらっています…父母は疫病で死んで、遠い親戚に引き取られたのでそれから以前は覚えておりません」
「それからずっと働いているのか?」
「はい…幸い、飯店の主人達は良い人でしたので健やかに過ごせています」
「ああ、中々に料理の腕前も良いしな…女将は…少々利に聡過ぎなところもあるが」
先ほどの女将の行動を思い出しているのかクックと笑っている。
うまく話を逸らせることに成功したようだ。
このまま自身のことを聞かれないためにもこちらから話題を進めていくことにした。
「…『陽』様は真都の育ちでしたね…あちらも中々に栄えていると聞きましたが、こちらとは違いますか?」
「…うん?ああ、真都は商業が得に盛んでな、様々な物で溢れかえっている。こちらとの違いは気候くらいだな、およそ人が沢山集まればどこも似通ってくるものだ」
「気候ですか…あちらは雨が少ないとは聞いておりますが…」
「ああ、雨は少ないからひどく乾燥していてな、そのせいか人心は良くも悪くも乾いている」
「乾いて…いるですか?」
「利に聡いと言った方が正しいか、不実というわけではなくて、礼や儀よりも利をやや尊ぶ気風がある…まあそれがゆえにこの国でも有数の財を生み出す場所になったのろうがな」
「……帝の婚礼相手も真都のさる大商人の娘であるとか」
「…まあ、そうらしいな。確かに宮城からしてみれば願ってもない相手だ、国を治めるには金などいくらあっても足りはしない、向こうも帝の縁戚になれば家勢も勢いづくだろうから随分と手を尽くしているようだ」
「……『陽』様もそうお思いですか?」
「商いも政も本質的には一緒だ。利の為に権勢を欲し、そのために金銭を欲す。また金銭を得るために権勢を得る。まさに前に話した荷車の両輪のようなものだよ」
「それは当然のことでしょうね」
「だが…」
一度、言葉を切り、少しの沈黙の後、
「それを引いていかなければならない者から見ればなんとも煩わしいものだ。片方が壊れれば傾いてまっすぐに進めなくなる上に荷を落としてしまう、かといって荷車を放棄すればたちまち生きていけなくなる。もっとも荷車は別の者が引けばよいだけだが…」
底抜けに明るい顔をいつも見せていた表情にわずかの陰りを浮かべ自嘲するように笑う。
『……。』
『……。』
沈黙。 互いに。 風と乾いた地面を進む足音だけが静かに。
「ただ荷車を引き、それだけを気にして一人で生きていくことはなんとも悲しい。だがそれ以外の方法が無い以上はそうせざるを得ないのだ」
それは諦観と不安が混じったような物言いだった。
ふと手綱を握る『陽』の拳の上から少女が手を重ねる。 驚いた彼が少女の顔を覗き込む。
「ええ、そうでしょうとも。私もそう思います。祖先から受け継いできた『想い』を違えて孤独に進める者など滅多に居ないでしょう。ですから誰もが定められた道を振り返らず立ち止まらずただ進むしかないのですから」
「ああ、そうだな…そうなのだな」
馬は農地をすでに越え、目の前にあるのはただ荒涼とした荒野と一本の道だけであった。
『陽』は約束どおり、夕食を求めた人々が溢れ返す時間帯までには返してくれた。
戻ってきた少女を見た主人が駆け寄って、
「ああ、よかった無事に帰ってきてくれて…」
いかに上客であろうとも若い男が少女を連れ立っていったことにやはり心配をしていたようだ。
「おかえり…さあ、さっさと店にお立ちなさんな。十分に休憩はとれただろ?」
店の入り口を指差して指図する女将さんのいつもの様子に苦笑しつつもその気遣い?をありがたいとさえ思えた。
心配されるのは嬉しいが、やはりアレコレ聞かれるのも面倒くさい。 質問されたところで特に話せるようなことなどなかったのだから。
ただい店内で沢山の酔客に囲まれて笑っていた彼の心底の一部が少しだけ垣間見れた……ただそれだけだ。
誰にも話せない、話したくもない。
ふと自身の手を見る。 手綱を掴む手の上から触れたその場所は意外に無骨でゴツゴツとしていて、そして暖かかった。
そのぬくもりがまだ残っている。 そのときの彼の表情がまだ心に残っている。
「なにやってんだい!早くしな!グズは嫌いだよ!」
だが女将さんの怒声に促されて少女はぎゅっと握りしめて仕事に戻っていった。
「今日はずいぶんと楽しそうじゃないか」
仕事を終えて家に帰り、いつものように叔父の身体を濡れた布で洗っていると叔父が唐突にそんなことを言い出した。
「特に何も…いつもどおりです」
答えが気に入らなかったのか叔父が乱暴に少女の手を払いのける。
「嘘を言うな!私は知っているぞ、あの男と馬に乗って出かけたそうじゃないか」
「…さして益になるようなことは話しておりませんでしたので…」
叔父には今日のことは伏せていたのだが、叔父はそれを知っていたようだ。
考えれば叔父の息のかかった者は何人か居るし、少女らが街の外に出かけたのは昼間なので誰かが見ていて当然のことだった。
では何故話さなかったのか?
特に理由は無い。 それは本当の言葉だった。
『恨』の相手である『陽』と顔見知りになったのは知らせていた。
ちょくちょく店に来ることも報告していた。
たまに一人で来ることも言っていた。
だが彼がどこに居るのか、何の予定があるのか、そして本願を果たせるような機があるのかというのは今日の会話では一つもなかったのだ。
叔父の病状は悪くなっていくばかりで、あまり感情を昂ぶらせれば『そのとき』が来るのを近づけるだけ。
だからこそ少女は本当に必要だと思えることだけを申告していた。
「本当にそうなのか?まさか我が一族の使命を忘れたわけではないであろうな?」
少女の華奢な肩を強く掴み、老人とは思えない血走った眼で捲くしたてる。
老い衰えてはいてももかつては宮城で権力を振るって恐れられていた眼孔は変わらず、むしろ妄執ともいえる執念によってより鋭く燃え焦がすようだった。
「…そのようなことは決してありません、我が一族の屈辱と恥辱は必ず私が晴らしますのでどうか落ち着いてください」
「…信じておるぞ…信じておるからな」
離した肩には青紫色の痣が出来ていた。
それほどの力がこの枯れ枝の身体のどこにあったのだろうか。
それほどの積怨に叔父は捕らわれている…いや、自らそうなろうとしているのだ。
怨念が人に成り代わったようなその姿はひどく醜悪で恐ろしく、また哀れでもあった。
少女は痛む肩を摩る。 それはまるで自身に託された想いが呪いとして、忘れないように刻み付けられたように思える。
ふと『陽』に言った言葉を思い出す。
受け継いできた『想い』を違えて孤独に進める者など滅多に居ない。
誰もが定められた道を振り返らず立ち止まらずただ進むしかないのです。
それは紛れも無く心の底からの言葉で、少女もまた彼と同じようにそれ以外に生きていくことなどできないのだから。
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