第6話「校内説明」

深い眠りから冷めた一行は校内を案内され、あの場所へと来た。

「ここはブシドー館と言って、学園祭や音楽祭・部活動をする場所だ。」

「どんな部活動をするんですか?」

「ひたすらブシドーって叫びながらブシドーを極める部活動かな。」

「なんやその狂気じみた部活は。ただ大声でブシドー叫んどるだけやないか。」

「まぁ体育祭で言うところの応援団みたいな部活だ。次行くぞ。」

次に案内されたのはあの富士山が置かれている産婦人科室だ。

「ここはSEXする場所だ。皆も大いに活用するように。」

「へぇ?今なんて言うた?」

「大いに活用するように。と言ったんだ。」

「いや。その前。」

「今日も綺麗だね。それじゃ行ってくるよ彩ちゃん。」

先生は頬を染めながら言う。

「前すぎるやろ。あんたの惚気話には興味無いねん。大いにの前や。」

「ここはSEXする場所だ。と言った。」

「いや、そんなドヤ顔されて言われてもな。ウチらまだ高校生やし。そんなハレンチなこと学校でやったらアカンやろ。」

「ゴムをつければ問題ない。あと両者の合意も必要だ。一様公共の場ではあるから夢中にならないようにな。あと授業前のSEXは時間が足りないからオススメできないぞ。やるなら放課後だな。」

「そういう問題ちゃうねん。」

「教師とでもOKだぞ。しかし、部外者とやらすわけにはいかない。」

「部外者もやけど教師とはもっとあかんやろ。」

「安心しろ。SEXしないから成績を下げることは無いぞ。君たちが自主的に来たら相手をするだけだ。俺はしないからな。嫁がいるし。」

「なんぼ教師でもそないな事したらアカンやろ。」

「大丈夫だ。」

「何でや?」

「ここはそういう学校だからだ。」

「どういうことや?」

「まぁ·····その·····つまり、そういう事だ。」

「せやからどういうことやねん。」

「ねぇ七海?」

「なんや?」

「あの意識高い系とは上手くいかなかったの?」

「あんなん元から興味無いしな。付き合ってもないし。あんなん言うたのは自分らのイチャイチャラブラブを見たかっただけや。それにウチが好きなんは。··········や。」

七海は耳元で囁いた。

「以外ね。」

「せやろ。うち案外あんな奴がタイプやねん。有希子はどないな奴がタイプや思たん?」

「たこ焼き好きは全員好きかと。」

「そないなわけあるか!せや、昂大のタイプはやっぱ有希子やろ?」

「タイプ?」

「せやった。自分恋愛系は幼児以下やからな。簡単に言うたら好きな女の子のタイプや。あるやろ巨乳がええとか、ロリがええとか。」

「それだったらやっぱ有希子だな。」

「なんか素直に答えられたら調子狂うな。せやけど何で告らへんねん。もう告ったもん同然やん。」

「あくまでもタイプだからだ。有希子を異性としてみてる訳では無いからな。有希子とは幼なじみだからそんな関係に今はならないと思う。」

《複雑やな。タイプやけど有希子は異性としてやのうて幼なじみとして見てんのか。》

第6話「校内説明」~完~

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