企画に参加いただきありがとうございました。
静かで優しい地の文と京都弁の会話が上手に噛み合っていて、読んでいて楽しい作品でした。もし神様がいるとしたらどんな人（？）なんだろうなと考えてしまいました。もしかしたら、普通の人と何も変わらないのかもしれませんね。
たのしかったです。ありがとうございました。

　麻々子 さんの作品て、何とも言えない不思議な読み味なんですよね。
　不思議は不思議で終わらないけれど、俗な事象に落ちる訳でもなく、何か加えればホラーになるのにあえてそうしていない。
　
　麻々子 さんならではの作品としか言えない何かです。

陽炎のような淡さのなかに、逆説的な混乱や衝撃を秘めた味わいに惹かれます。
「ひきつめる」「なぜる」は、「しきつめる」「なでる」の方が良いかも…

時間がゆっくりと流れているような、穏やかな文体が好きでした。標準語ではないところも、味わい深いです。