7回目のチャレンジ

 7回目の来店チャレンジ。


「また来たんですか?」


「来ちゃだめでした?」


「いえ。どっちみち暇なので、来てもらったほうが」


「そうですか」


 初回に買ったマジックハンド。伸ばして、彼女がつまんでいたお菓子をひとつ取る。おいしい。


「あと8回で代金発生しますからね?」


「じゃ、あと7回は無料なわけだ」


 どうでもいい会話。

 彼女は、アンニュイなまま。笑うことがあるのだろうか。

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