現代 2
「 てっ、て、天使ーー??」
( 天使ってどー言う、意味で、天使なんだぁー??? )
( マイ、スイート、ハニー??って意味だろうか?まさか!そんなはずは!)
( 男子高ならともかく、男女共学で、成績優秀な綺麗どころの女子や男子がわんさかいるなかで、しかも、この学校の首席なのに! )
( 俺とは、全く住む世界が違う、俺の得意なのは、剣道ぐらいで、頭は、パーだし、よく、この学校に入れたのか、両親だって驚いて、喜ぶくらいなのに! )
( もし、そーだったら??蓮は俺のことそー言う目で見てたのか??まさか、そんな!まさか、そんな!まさか? )
ビシッっ‼︎
「 痛っっー!!」
俺の額に、蓮の空手チョップが、炸裂した!
「 何か、良からぬ事考えているだろう? 」
ジーっと俺を訝しげな顔をして、眺めつつ椅子から、立ち上がった。
「 論より証拠だ。」
「えっ?証拠?」
( まさか、裸でも見せるのか???)
そう、俺が良からぬ事を考えていると、大きな音と共に、風が巻き上がり、俺は顔をしかめ、目を思いっきり閉じた。
しばらくして、目を開けると、そこには、大きな鳥の翼を背に背負った、いや、翼が生えた蓮が立っていた。
キラキラと、光っている、羽根が、鳥の翼とは、違うことを感じさせる。
「 れ、蓮…。 」
俺は、恥ずかしながら、腰を抜かしているようで、その場から、動けずにいると、蓮は、それを見透かしたように笑んでいた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます