一読者の私から贈れる言葉は、それだけですね。そして出来ることはこの作品に⭐︎とレビューをなげるくらい。さて、これは七四六明という一作家の物語。彼は自分をミミズに例えて、世界を展開していきます。その言葉に、なるほどと思いつつ、作家としてその苦悩を自分に重ねてしまう、そんな作品でした。一つ言えるのは、ミミズは肥沃な土を作るのに必要な存在だということ。私もなんとか干からびないように気をつけつつ、必死に雌雄を決したり、土を耕していきたい、そう思いました。