笑うよホトトギス

@MAMEHUKU0923

第1話始まり

「突然ですが、1ヶ月後の今日地球滅んでしまいます」


「はい?」


「ポツポツ」


雨を悟るかのように彼女の目からは涙が零れていた。


「ゴーゴー」



雨の音は次第に大きくなりそれは今から始まる物語のゴングかのように感じた。


「味のあっていい家ですね」


「そうか?味がありすぎて、飽きちまったよ」


「ところで色々聞いていいか?」


「はい」


質問攻めをして、わかったことがある

どうやら1ヶ月後、地球滅ぶらしい。なぜ分かるのか聞いても言わなかった。普通はおかしい話だと思う。俺もおかしいな話だと思っていた、地球が終わるなんて信憑性が無さすぎる。でも彼女の目や怯え方をみているうちに、さっきまではなかった信憑性がだんだんうかびあがってきた。


「あの、お願い聞いてもらってもいいですか?」


「うん」


「地球が終わる時までここに泊めてください」


「え?えーーーーーーーーーーーーーー」


「お願いします」


人形のような綺麗な瞳と見つめあった、俺は無意識のうちにうなずいていた。


「俺の名前は藤田麦、麦って呼んでくれ」


「君は?」


「私はホトトギス」


そして1ヶ月間の物語が始まった。

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