第130話 両手に花!? その1
鈴音さんとの恋人関係が少し進展出来た俺は、今まで投げやり気味だった、保育士資格取得の勉強にも再度熱が入る様に成り、1日3時間の勉強水準まで戻す事が出来ていた。
(やはり……愛の力は凄いな!)
俺は勉強をしながらだが遂、鈴音さんの事を思ってしまう。
(他人の体液は汚いのにどうして、好きな人の体液は求めてしまうのだろうか?)
(鈴音さんの唾液やまだ、舐められない蜜の液!!)
鈴音さんと初めてしたディープキス!
あの時は名前が分からなかったが、Webで検索したら、その様に出て来た!!
(次は……鈴音さんの胸を見たいな//////)
(稀子よりは控えめだが、あれ位が俺好みだ!!///)
鈴音さんとディープキスをした事に依って、俺は鈴音さんを凄く求めていた。
(ここ最近……鈴音さんを想って、毎日慰めているけど慰め切れてない……)
男性の年齢的に、ピークの頂点は少し過ぎてしまっているが、まだまだ精力が旺盛な年で有る。
(最近の鈴音さんも少し大人びてきたし、鈴音さんも俺を求めている筈だがな?)
「あかん、あかん!!」
「これでは、保育士資格取得の勉強が疎かに成ってしまう……」
俺の目前目標は、テキストを全て読み終えるのと確認問題を全て解いて、添削問題を解く事で有る。
ここ最近は頑張っているので、進捗率で言うと65%位の所までは来ていた。
「今晩も頑張るぞ!」
「愛する人と夢のために!!」
俺は今晩も勉強に励んだ……
☆
あれから、少し時が過ぎて……
俺の息抜きと、鈴音さんと本当のデートをしていなかったので、今日は鈴音さんと水族館デートの筈だった……
前回
それも後味が凄く悪い、逃亡旅行だった……。あんな事は二度と経験する事は無いだろう!
鈴音さんや稀子にも新しい親友は出来た様だが、まだ積極的に遊び合う関係ではなく、普段は俺と鈴音さん。稀子の3人で動く時が殆どだった。
俺は車を持ってないので、移動手段は公共交通機関だが、鈴音さんと買物に出かけようとすると、ほぼ99%の確率で稀子は付いて来る!
非道い時は、鈴音さんと近所の散歩する時にも付いて来た!?
稀子曰わく『親友同士だから良いじゃん!!』と言うので、俺と鈴音さんは苦笑いをするしか無かった……
しかし……今回だけは、鈴音さん2人でデートをしたかった。
この近くに水族館が有るし、鈴音さんも水族館には興味を持っていたので、鈴音さんをデートに誘って、稀子には内緒で行くつもりだった。だけど、実際は……
『コン、コン♪』
「比叡君♪」
「準備出来た~~?」
「うん、もう出来る~~」
残念な事に…、稀子に気付かれてしまった!!
夜遅く……こっそり俺の部屋で、鈴音さんと打ち合わせをしている時に稀子が乱入してきた!
……
『バ~ン!』
「二人共、何やっているの!!」
俺が鈴音さんとデートの打ち合わせをしている時に、稀子が突然、俺の部屋に入ってきた!!
「……何って、鈴音さんと話をしているだけ///」
「ねぇ、鈴音さん?///」
「はっ、はい。そうですわ、稀子さん///」
「……隠そうとしたって無駄だよ!!」
「二人で水族館に行くのでしょ!!」
「私は、ドアの外からちゃんと聞いて居たぞ!!」
「私も付いて行く!!」
「……」
「……」
……
こんな感じで有った……
この状態に成ってしまったら、稀子を含めるしか無く、只の水族館に遊びに行くに成ってしまった。
俺は断わりたかったが、鈴音さんが受け入れてしまったからだ!
心が優しい人も……優しすぎるよな!
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