第129話 男女の関係……

「ぷはぁ!///」


 しばらくのキスの後、鈴音さんは口元から離れるが……


「鈴音さん……本当に大好きです!」


「比叡さん///」


『❤❤❤』


 俺は鈴音さんとキスを再度して今度は、俺の舌を鈴音さんの口内に入れる。


「う~~~//////」


(うぁ……遂に、先に進めた!)

(俺の舌と鈴音さんの舌を絡ませるキス!!)


 俺は今まで見てきた、成人向け動画を思い出しながら、鈴音さんと舌を絡ませたキスを楽しむ。

 俺は鈴音さんの火照った表情を見ながらキスを続ける……


「ぷはぁぁ~~~//////」


「はぁ、はぁ…//////」


「……」


 舌を絡ませたキスをした事に依って、今まで子どもの表情だった鈴音さんが、急に女性の表情に変わり始める!?

 今度は、鈴音さん自らが俺を求めてきた!!


「比叡さん~~!!//////」


「!!!」


『❤❤❤❤❤』


 深夜に入る時間帯なのに、俺と鈴音さんは大人の時間を楽しんでいる!


(やっと……鈴音さんを者に出来た!?)

(本格的に付き合い始めてから、二ヶ月以上が経過したけど、やっとか……)


 このまま……俺は最後まで行けるかと思っていたが…、鈴音さんは何処かで我を取り戻してしまって、頬を赤めたまま急にした表情に変わって、俺を突然突き放す!!


「!!!//////」


「きゃ~~~~」


『ドン!』


 鈴音さんはこの時に、かなりの大声を出す!!


(これは不味い! 稀子に気付かれる!?)


 俺は幸い押されただけで済んで、倒れはしなかった。


「わっ、わたし、急にどうしたのでしょう??//////」


 今までの行動を思い出して、鈴音さんは気が動転していた!


「比叡さんは好きですが、ここまで事は、しては行けません//////」

「どうしましょう//////」


「鈴音さん、落ち着いてください!」


 俺は咄嗟に鈴音さんを抱きしめる。

 これは愛情のためで無く、心を落ち着かせるためで有る。


「……ごめんなさい、鈴音さん」

「少し、意地悪が過ぎました…」


「……//////」

「比叡さんも……私の扱いが慣れてきましたね///」


「いえ、まだ、まだです///」


 鈴音さんの心も、大分落ち着いてきた感じで有る。


「これは、比叡さんに一杯やられてしまいました!」

「私も知らない間に、体は大人に成っていたのですね……」


「俺も……先ほどの、ようの表情には少し驚きました…」


「これでは……卒園するまでに、比叡さんに大人にされそうです…///」

「いよいよ、避妊の勉強を始めなくては成りません!!」


 鈴音さんは少し困った口調では有るが、顔は笑っていた。

 今の喋り方は、親友モードの鈴音さんにも見えるが、異性モードでも対応出来たと、俺は感じる……


「うふ❤」

「比叡さんに、成長させられてしまいました♪」


「でも……今日はここまでです!!」

「それ以上の行為はまだまだです。……出来れば、卒園まではご遠慮願いたいです!」


「鈴音さん!!」

「卒園したら、良いの?」


 鈴音さんが卒園(卒業)したら、性行為が出来ると聞いて俺は喜ぶが……


「そっ、それは、その時次第です!///」

「比叡さんの道筋も、その頃には明確化するでしょう♪」


 初めは嫌がる口調で有ったが、最後の方は受け入れる感じの口調で有った。


「そうですよね…。今の不安定な状況で、新しい命が生まれたら、お互いが不幸に成りますからね…」


「比叡さん!」

「それを理解しているなら、益々自粛してください!!」


「はい…でも、最後にもう一度キスを…」


「もぅ、しょうがない人///」


 再び鈴音さんとキスをして、キスをしながら舌を絡ませる。

 今度の場合、鈴音さんは子どもから、女性の表情に変わる事は無かった……


 ……


「では、比叡さん。お休みなさい!」


「お休み、鈴音さん!」


 キスの後。鈴音さんは就寝の挨拶をして、自室に戻っていく。

 鈴音さんは先ほど、かなり大きめの悲鳴を上げたが、稀子が部屋に来る事はなかった。

 稀子は余程、深い眠りにでも就いているのだろうか?


 鈴音さんの関係が、1歩前進出来たのは大変嬉しいが、鈴音さんとの将来を描こうとすると、本当に険しい道しか思い描かれなかった……


(やはりこの道は、何処かで見切りを付けるべきか…)


 鈴音さんの好意を得るため、来年4月の学科試験まではやり抜くと言ったが、学科試験に合格する保証なんて無かった。


(やれる所までは、頑張るしかない……)


 俺は意見をそう纏めて、俺も就寝する事にした。

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