そもそも「私」とは、誰?

今回のお題、「私と、読者と、仲間たち」。

ここまで、「私」は、作品を創作する人間だと思ってきた。なぜなら、ここにこのように文章を書き連ねている時点で、私は、創作者だからである。


しかし、考えてみれば、この「私」は、私ではない可能性がある。

このお題を出した人間のことかも、しれない。


このお題を出した人間とは、誰か?

ここの運営責任者であると、お見受けする。

さて、こう考えると、第3の人間の存在が浮き彫りになる。


「私」を、数々の作品を創作する場を提供している運営責任者とすると、「読者」はいいとして、その「仲間たち」とは誰なのか?という議論が起こることになる。


「仲間たち」という語の意味から察するに、これは営利目的がメインではなく、非営利目的がメインと考えられる。


運営責任者の仲間たちとは、ここと同じように作品を創作する場を提供している他のサイトの運営責任者のことかもしれない。

しかし、ここの運営責任者もそうだと思うが、営利目的であるのは間違いない。そうなると、他のサイトの運営責任者たちは仲間というより、業界のライバルということになる。


運営責任者と協力体制にある者といえば、出版社や広告主が考えられる。

しかし彼らも、営利目的である。


ゆえに、この者たちは、運営責任者と「仲間」であるとはいえない。


そして、「私」を作品創作者以外に求めるのは、やはり無理があるといわねばならない。

「私」とは、けっきょく、作品創作者を指すのだと思う。

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