第7話 FINAL GAME ROUND1


「皆様、大変お待たせしました!!これより『TEENAGE STRUGGLE』決勝戦。壱ノ国 VS 肆ノ国を開始します!!!」

「「「うぉおおおおお!!!」」」


ミトのアナウンスが闘技場に響く。

それに合わせて観客席から歓声が湧いた。


さて、今回の試合会場となる円形闘技場。

リングの東西で向かい合う『偽ノ王像』なる二つの像は、これから繰り広げられる激闘の見届け人の役でも担っているのだろうか。静かに互いを睨み合っている。


北のベンチに控えるは壱ノ国。南のベンチに控えるは肆ノ国。

嵐の前の静けさを体現するように、リングを挟んで静かで熱い視線が交差する。


「それでは今回の試合形式『星取り戦』について、簡単に説明を行いたいと思います」


ミトのアナウンスを合図に、歓声は徐々に止んでいった。


「といってもルールは至極単純。両国事前に登録していただいた5名の選手に順に登場して頂き、タイマンで闘って貰います!先鋒戦、次鋒戦、中堅戦、副将戦、大将戦と行い、最終的に勝ち星の多い国の勝利となります!」

「シンプル故に、実力や相性が勝敗に直結しやすい形式と言えるでごわすな」

「そうですね」


解説者オクターが補足を入れ、ミトが相槌を打つ。


「それでは早速試合に移りましょう!第一試合、壱ノ国先鋒 犬飼みちる選手 VS 肆ノ国先鋒 ハテス選手。両者リング上にスタンバイをお願いします!」


セウズ以外はフードを被り、その姿を秘匿している肆ノ国ベンチ。

その内の一人が立ち上がり、素顔を曝け出した。


「セウズの言う通り。俺の相手はガキか・・・」


右目の深い傷が目立つ、生気を感じない真っ白な顔が浮かび上がる。


「不気味な男え〜る・・・」

「底知れぬ闇を感じるあ〜る・・・」


形容しがたい不気味さを感じながらも、みちるはリングの上へと進む。


最強を決める大会『TEENAGE STRUGGLE』。


その決勝戦が、今始まった。




『壱ノ国代表 犬飼みちる VS 肆ノ国代表 ハテス』


みちるに次いで、正方形の形をしたリングへと上がってきたハテス。

血色の悪い見た目であるが背丈は高く、みちると相対すると余計にその大きさが強調される。


「それでは『TEENAGE STRUGGLE』決勝戦、第一試合。スタートです!!!」


試合開始のゴングと共にみちるは両手に嵌めた人形を外し、リング外へと放り投げた。


「よし、行ってこい」

「任せるえ〜る!」

「一発かますあ〜る!」


低く唸るような主人の声に合わせて、「える」と「ある」が左右からそれぞれ攻め入る。


しかし、それがハデスの元まで辿り着くことはなかった。


風情が、調子に乗るなよ」


いつの間にか握られていた二又の槍『バイデント』を振るいながら、ハテスが呟く。

それに合わせて、ハテスの目前に漆黒の魔法陣が描かれた。


「「「ぐわああああぁぁぁ!!!」」」


その中央から、が姿を現す。


犬というよりは狼といった表現の方が的確な三つの首。

その一つ一つが猛々しい咆哮を上げ、その迫力にみちるの「える」と「ある」が思わず動きを止める。


その一瞬の隙を、ハテスの使い魔は見逃さなかった。


三つの内の左右の首が、怯んだ「える」と「ある」の体めがけて噛み付かんと襲いかかる。


「!」「!」


開かれた大口は二匹の影犬の胴部を呑み込み、そのなりを一回り小さくさせた。


「える、ある、戻れ!」


みちるが自身の両腕から伸びるリードを引っ張り、萎縮した二匹が所定の位置に戻る。


「偽物は本物には敵わない。これから始まるのは一方的な制裁だ」

「「「ぐわああああぁぁぁ!!!」」」


ハテスが言い、使い魔が吠える。


みちるは弱々しくなった両手の影犬を交互に見つめると、薄く笑った。




「相手の才、異質ですね」


壱ノ国ベンチにて、李空が呟く。


「せやな。奴の能力ははっきり言って未知数や。事実、あの猛獣も初めて見たしな」

「俺の才でも、が関することしか判りませんでした」


『オートネゴシエーション』で得た情報と、鍛えた「インプット」と「プロセッシング」を駆使してさえも、その全容は見えてこない。

まだ情報が足りないということもあるが、ハテスの実力が計り知れないものであることは確実だ。


「勿論、ワイが知っとる情報はみちるに伝えておいたが、役に立つかは分からへんな・・・」


試合の様子を熱心に観察しながら、平吉が呟く。


セウズという絶対的エースの陰に隠れ、肆ノ国代表の他の面子にスポットライトが当たる機会は少ないが、その実力は折り紙済みだ。


『TEENAGE STRUGGLE』の決勝戦に用いられる試合形式は、例年『星取り戦』と決まっている。

その形式上、勝利には3つの勝ち星が必要なわけだが、肆ノ国はこれに9年連続勝利を収めている。


それが示すのは、肆ノ国代表メンバーの全員が全員、実力者であるという事実だ。


「確かに相手の能力は未知数だが、みちるも負けてはないぞ」


平吉と李空の会話を聞いていた剛堂が横から口を挟み、突如自身の服を捲し上げた。


「剛堂さん、それ・・・」

の仕業いうわけか・・・」


そこには、大きな傷があった。

猛獣に襲われたような痛々しいその傷は、つけられてまだ日が浅いのだろう、完全には癒えていない様子だ。


「覚醒したみちるの相手は、今の俺には少々荷が重かったようだ」


みちるの成長を喜ばしく思いながらも、自分の退化を嘆かわしく感じている。

そんな心の葛藤が滲み出たような表情の剛堂を前に、李空はかける言葉を見つけられず、話題を変えるように隣に座る別の人物に声をかけた。


「解説者。お前はこの試合どう見る?」


成り行きで『TEENAGE STRUGGLE』の解説者の役を担っていた卓男に向けて、ちょっとした皮肉を込めて李空が言う。


しかし、返事はない。


「卓男?」

「・・・・・ござぁ」


試合の緊張感を打ち消してしまう程に、間抜けな顔で眠る卓男の姿がそこにあった。


「よくこんな環境で眠れるな・・」


呆れたように李空が言うと、平吉が愉快そうに笑う。


「それも一つの才能やな。なんや遭難しとった言うとったし疲れとんやろ。ゆっくり寝かしといたろうや」

「そうですね」


卓男の寝顔もほどほどに、李空は視線をリングへと戻した。


丁度その時。歓声が一際大きくなった。




「すまないえ〜る・・・」

「不覚を取ったあ〜る・・・」


主人の両腕に戻った「える」と「ある」が、申し訳なさそうに言う。


「いや、僕の指示が悪かった・・・変われ。が行く」


直後。みちるの首は影に呑まれ、その大きさを何倍にも膨れ上げさせた。


その姿は正に猛犬。

グルルルルと唸り声を上げ、獲物を前にした猛獣のようにダラダラと涎を垂らしている。


両腕と両脚を四足とし、対峙する敵に鋭く睨みを利かせる。

その姿に、ハテスの使い魔が僅かに怯みを見せた。


その怯みは、今の「みちる」にとっては大きすぎる隙であった。


「ぐわああああぁぁぁ!」


目にも追えないスピードで「みちる」がハテスの使い魔に迫る。

開かれた「みちる」の大口が、三つ首の内の左首を丸々呑み込み、残りの二首が揃って左を向く。


「ぐわあぁ!」


その動きの裏側で「みちる」は高速で移動し、次いで右首を呑み込んだ。


「ぐわあぁ・・・・・」


残された中央の首が右を向くよりも早く。「みちる」は最後の首を呑み込む。


そこまでに掛かった時間は、ほんの数秒。

その刹那の出来事に、少しの沈黙を挟んで観客席からドッと歓声が上がる。


「グルルルル」


血に飢えたように「みちる」は目の光を一切弱らせず、次なる標的ハテスを睨む。


「面白い。うちの番犬を喰らうか、偽物」


そんな「みちる」を確と見据え、ハテスは余裕を崩さずに呟いた。


ハテスがバイデントを振るうと、首を失った使い魔が魔法陣の内側へと沈んでいった。


「ガルルルル!」


それが合図であったように「みちる」がハテスへ攻め込む。


そのスピードは常人では目で追いきれないものであったが、流石は肆ノ国代表といったところか、ハテスはそれを飛びのいて躱した。


「みちる」が噛み付かんと牙を剥き、既のところでハテスが躱す。


見方によってはハテスの防戦一方とも取れるが、その表情は涼しく、余裕が残っているように見えた。


「そろそろ反撃に・・ん?」


その途中で、ハテスはある違和感を覚えた。


それはみちるの両腕。四足歩行となった今は前足に当たる部位から、二つの影が地面を這うように伸びていたのだ。

その影。「える」と「ある」は、ハテスの両足に噛み付き動きを封じようとしていた。


しかし、その試みは不発に終わる。

いち早く気づいたハテスが宙に跳んだのだ。


その選択はおそらく最適であっただろう。

杖を振るう時間は無かったし、後ろに退けば時間は稼げてもリングのスペースには限りがあるからだ。


ハテスが跳んだことで、弱まった「える」と「ある」は追うことが出来ない。

しかし、準備していたものではなかったハテスのその動作は、「みちる」の攻撃に対する隙となった。


「くっ!」


「みちる」の鋭く研がれた牙が、ハテスの左目を掠める。

バイデントを握るのと反対の手で左目を覆うハテス。その隙間からぽたぽたと血が垂れる。


手を離し、自分の血を見たハテスが、小刻みに震え出す。

それは恐怖から来るものではなく、によるものであった。


「俺の顔に傷をつけたのは、お前でだよ」


ハテスはニヒルに笑い、次いでその姿を消した。



ハテスの才は、その名を『冥府への道』という。


その能力は、幼少期から信仰している「神」を身に宿したような性質である。

「死」を司るとされる、その神の力を授かったハテスが最初に発動した能力は、冥獣の召喚であった。


今でこそ契約を結び、主人と使い魔という主従関係を確立させたハテスであるが、当初のハテスにそのような力は勿論なく、暴れる冥獣によって右目に傷を負った。


その際に流れた「血」。これがハテスの才を開花させた。

信仰する神が司るとされる「死」を連想させる出来事が、能力を一段階上げるトリガーの役を担ったわけだ。


己の死が脳裏をちらついた時、ハテスの才『冥府への道』は、その真価を発揮する。



「・・・どこに消えた?」


辺りを見渡す「みちる」。

しかし、ハテスの姿はどこにも見当たらない。


「そこだな」


「みちる」が虚空に噛み付く。

そこには何も無いように見えたが、「みちる」の口にはハテスが身に纏っていた衣類の切れ端が咥えられていた。


それを吐き出し、前足で踏みつけ、再度辺りを見渡す。


「よく分かったな。犬だけに鼻が効くわけか」


何処からか聞こえるハテスの声。

その方向に「みちる」は噛み付くが、今度は何も捉えられない。


どうやらハテスは、能力で姿を隠したまま、リング上を移動しているらしい。

それによりニオイを追えなくなり、「みちる」は今度こそハテスの位置を見失った。


次いで「みちる」がとった行動は、リングの隅を陣取ることであった。

これにより、警戒すべき方向を前方だけに絞ることができるわけだ。


勿論才の闘いに絶対は無いため、背後にも幾許かの警戒の目を光らせつつ、相手の出方を伺う。


しかし、ハテスが動きを見せることは無かった。


「・・・・・」


これにより、影を纏った「みちる」の顔が僅かに歪む。


その理由は明白であった。

「える」と「ある」に続き、三匹目となる「みちる」が主導権を握るこの状態には、時間制限があるのだ。


その時間はおよそ3分。

それ以上は、みちるの身体がもたない。


その制約に勘付いたのか、ハテスは姿を眩ましたまま動きを一切見せない。


その時。


「ワン!」「ワン!」


リング上の二点から鳴き声が響いた。


「そこだな」


それに合わせ、「みちる」はリング上の一点めがけて飛びかかった。



「みちる」がリングの隅を陣取ったのには、二つの目的があった。


一つは、警戒すべき方向を絞るため。

もう一つは、だ。


一瞬の内に姿を消したハテスだが、ニオイは消えていなかった上に、衣類を噛み取ることはできた。

このことから、ハテスが発動した能力は、己と身に纏うものを透明化するものであると推測できる。


して、ハテスは透明化して尚、移動はするものの攻撃はしてこなかった。


移動は、ニオイによる追跡を困難にするためのもの。

攻撃をしてこないのは、「みちる」の時間制限という制約に勘付いたからであろう。


そこで、「みちる」はリングの隅に行き「見」に徹しているように見せることで、ニオイでの追跡は出来なくなったことをハテスにアピールした。

これによりハテスは自然と移動を止め、リング上の一点でその時を待つことになる。


ここで重要なのは、ハテスが動きを止めること。


確かに、ハテスがリング上を徘徊したことで、そのニオイは周辺に振りまかれたが、本人が居る場所は特別ニオイが強くなる。

勿論それはハテスも理解していたが、距離がある分ニオイで位置を特定するには「みちる」が移動する必要があるため、動きを見せるまでは待機で良いだろうと判断していた。


そんな硬直状態の中、裏で動いていたのが「える」と「ある」の二匹だ。

この二匹は、衣類の切れ端のニオイを頼りに、ハテスの位置を探索していたのだ。


その方法とは、「みちる」の位置を原点とし敵の座標を捕捉する、というもの。


「える」はリング隅から平行に、「ある」は垂直に、それぞれ地面を這うように伸び、ニオイが強いポイントを探る。


して、見つかったその位置で、二匹は同時に吠えたのだ。


これによりX軸とY軸の組み合わせが判明。ハテスの座標が浮き彫りとなる。


「バレたようだな・・・」


真っ直ぐにこちらに向かってくる「みちる」に、己の位置がバレたことを悟ったハテスは、その姿を露わにし、後ろに飛びのく準備をする。


しかし、その必要はなかった。


「時間・・切れ・・・か・・・・」


リング中央に潜伏していたハテスの眼前まで「みちる」の開かれた大口が迫った時、突如その動きは止まった。

みちるの首上を覆っていた影は霧散。前足となっていた影も細くなり、その格好を二足に変える。


「・・・・・・・」


虚ろな目でこちらを見るみちるを前に、ハテスは一瞬戸惑い、次いで薄く笑った。


「感謝する。『死』を意識した闘いは久しぶりだったぞ」


勝負はあったと、ハテスがリングを去ろうとする。

その背中を、幼くも力強い声が引き止めた。


「・・・まだ・・だ・・・・・」


振り向いた先にいたのは、ただの一人の少年であった。




犬飼みちるの幼少期は『孤独』であった。


仕事が忙しい両親の影響で家に一人で居る時間が長く、年の近い友達と呼べる存在もいなかった。


そんなみちるの心の隙間を埋める役を担っていたのは、家族の一員であった二匹の犬だ。


子守役を任せられたこの犬たちは非常に利口で、みちるの良き遊び相手となっていた。

みちるも心を開いており、仕事から帰った両親は、みちると犬たちがまるで会話をしているような光景を何度も見たという。


そんなある日。

二匹の犬は、同時に天国へと旅立った。


事故や病気といったことはなく、どうやら寿命だったようだ。

二匹の犬は、最期の時も、みちるを左右から優しく包み込むように陣取っていたという。


それが、今から一年ほど前の出来事。

ぽっかりと空いたその穴は、みちるの才に色濃く反映されたのだった。




「まだ・・負けてない・・・・」


フラフラの状態でハテスに立ち向かうみちる。

拳を振り上げるもその動きは実に鈍く、よろよろとした動きで、ハテスの胸にポスンと到達した。


「・・・・・見事だ」


何か思うことがあったのか、ハテスは静かに呟くと、バイデントをゆっくりと振るった。

それに呼応して、みちるの真下に魔法陣が浮かび上がる。


その中央から出現したのは、何の変哲もない木製の『椅子』であった。


「小さき戦士に、敬意をもって『死』を与えよう」


それからバイデントを仕舞い、右の手の平でみちるの体を優しく押した。

それに一切の抗いを見せず、みちるは現れた椅子に座り込む。


「・・・・・・・」


訪れる沈黙。


みちるが再び立ち上がることはなかった。




「い、犬飼選手!戦闘不能の模様!!第一試合の勝者は、肆ノ国先鋒 ハテス選手です!!!」

「「「うぉおおおおお!!!」」」


長かった沈黙が、湧き上がる歓声を際立たせる。


「みちる!」


試合の決着がついたことで、壱ノ国代表ベンチから架純がリングに駆け上がる。

肆ノ国代表ベンチ側を向く椅子の前に回り込むと、そこには背もたれに全体重を預け、安らかに目を瞑るみちるの姿があった。


「みちるをどうしたでありんすか!?」

「安心しろ。眠っているだけだ」


声を張り上げる架純に、ハテスは冷静に答える。


それを証明するように、


「える・・ある・・・・・」


椅子に座るみちるが、幸せそうにうわ言を漏らした。


「その椅子は、闘いの意志を忘れさせる『忘却の椅子』。死と最も遠い記憶を呼び起こし、戦意を喪失させるものだ。戦士にとって敗北は死と同義。いや、ある意味では死よりも残酷と言えるだろう」


淡々とした調子でハテスが語る。


架純は悔しそうにハテスを睨むと、みちるを揺さぶり、起こそうと試みる。


「・・・みちるちゃん!起きるでありんす!」


しかし、みちるが目を覚ます様子はなく、仕方なくその体を優しく抱き上げた。


そのままベンチに戻ろうとする架純の背中に、ハテスが言葉を投げかける。


「女。そのガキに伝えておけ。孤独は理想と現実を映す合わせ鏡。その奥に浮かぶ生と死は力強くも儚く、ゆえに美しい、とな」


架純は一度立ち止まったが、振り向くことはせず、そのままリングを下りた。


その姿を最後まで見送り、ハテスも踵を返す。



満を持して始まった『TEENAGE STRUGGLE』決勝戦。


最初の勝ち星は、絶対王者肆ノ国に灯った。

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