第6話

部活も終わり、彼女とまちあわせして帰ってきた。

彼女と一緒に歩いていると・・・

あの猫がまた、擦り寄ってきた。

彼女は胸下でだっこしながら歩いた。


猫が羨ましかった。

俺は猫になりたかった。


交差点で信号待ちしてたら・・・

ニ台の車が交差点中央で接触してこちら側へ走って来た。


彼女が抱えていた猫は俺を見て・・・

またウインクしそうな顔していた。


今ウインクしたら・・・

俺は助かり彼女に車が突っ込むの?

走馬灯の様に今までの事がうかんできた。


俺は心の中で叫んでた。

「頼むから今回は俺に有利な結果にならないで!」

「彼女から笑顔を奪わないで!」

なぜか猫は今回ウインクをしなかった。


車は俺と彼女の真ん中をすり抜けて壁に激突した。


・・・・事の成り行きにぼ〜としてると彼女から「無事でよかった!」って抱きついて来た。


・・・・猫は?

猫はいつの間にか居なくなってた。


それからあの猫の姿を見る事は無かった。

本当にアノ猫は[次元の番人]だったんだろうか?

真相は闇の中である。

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次元の番人 アオヤ @aoyashou

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