ファイル3

 フィーネさん。

 祠で想いは伝わりましたが、この結果で良かったでしょうか。復讐が自身の身内から果たされなかったのですよ?

 私は本事件で最も気になっていたのが、貴女が泣いていた事でした。

 貴女は父親から裏切られたのではなく、最愛の方に裏切られたのですね。

 なんだかやり切れない気持ちがします。




「何だ、これ?」


 ガウスさんが私のメモを手に取ったので、私は慌ててこのメモを暖炉に投げ込んで火をつけてしまった。


「おい、酷いじゃないか。どんなにくだらないものでも、そこから何かしら学びと言うものは得られるのだぞ!」

「ガウスさん、そういうところだけは、私、嫌いですよ!」

「がーん」


 ガウスは落ち込んでしまった。

 私はクスクスと笑えた。

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