第160話 怖い夢
夢を見ます。
亡くなった犬と遊んでいる楽しい夢もありますが、怖い夢の方が多いです。
たいてい起きたら霧散してしまいますが、今日見た夢は憶えていました。
夢の中で私はマンションに住んでいます。
奥の部屋にあるはずの壁がなく、ないはずの通路になっています。
ここから泥棒が入ってきたらどうしようと心配して、通路を少し探検すると、マンションの別の部屋の住人数名と遭遇。
みなさんの部屋にも、やはり謎の通路ができているのです。
通路はマンションの他の部屋とつながっています。
こんな怖いマンションには住んでいられない。
どうしようと途方に暮れていると目覚めました。
この夢はパターン化していて、一軒家バージョンもあります。
奥の部屋の大きな窓が閉まらなくて、開きっぱなしになっているのです。
ここから泥棒が入ってきたらどうしようと脅えていると目が覚めます。
多次元のことをときどき考えているからこんな夢を見るのかもしれません。
昨日、四次元とは『どこでもドア』ではないだろうかと考えました。
あらゆる場所があらゆる場所とつながっているのです。
行こうと思えばどこへでも行けるのです。
歩いて駅へ行くように、別の惑星へ行ける。
でも真空の宇宙空間とつながっていると困るなと思って、この四次元は破綻しました。
昔、夢ノートをつけていた時期がありました。
目覚めたのが夜中でも、がんばって夢の内容を書いていました。
小説のネタにならないかと思って……。
たいてい小説にはなりません。
夢を見ているときは恐怖におののいていても、起きて振り返ると、何かに追われていたとか、脚が重くて逃げられないとかそんな程度の記憶しか残っていなくて、使い物になりません。
成功したのは『空き缶の上の小人』くらいです。
夢ノートは疲れるのですぐにやめました。
前述のマンションの謎の通路は『怪奇トンネルマンション』というタイトルでストーリーもできたのですが、私が書いても怖くなさそうなのでやっぱりやめました。
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