第44話 超夏日
4月に夏日があるのは別にかまわないが、夏に超夏日があるのは困る。超夏日とは僕が今作った造語で、最高気温が40度を超える日のことである。ちなみに、35度を超える日を気象庁は猛暑日と表現している。
超夏日には、冷房を使わなければ熱中症になる。冷房はエネルギーを食い、地球温暖化を加速させる。これは悪循環であるが、熱中症で死者が出るので、冷房を使うなとは言えない。せいぜいクールビズと弱冷房を奨励するぐらいしか対策がない。
新型コロナでマスクをしなければならないのも、超夏日をさらに苦しくさせる。マスクは息苦しく、熱放出を妨げる。
世界最高気温は2020年8月16日にアメリカ合衆国カリフォルニア州で記録された54.4度で、この猛烈な暑さのために発電所が機能不全に陥り、停電が2日間続いたそうだ。
SF的な事態だが、これが常態化した世界では、熱中症による1日あたりの死者は軽くコロナを超えるだろう。
現在の地球温暖化対策は今日の経済運営より優先順位が低いので、そのうちに熊谷市で最高気温54.4度を超える日が来る。
SFショートショートが書けそうなネタだが、長編小説を書き終えて燃え尽きているので、雑文で書いているのである。
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