第31話 キャットフィッシュ釣り
大物釣りをやってみたいけれど、どうすればいいのかわからないという方にお教えしたい釣りがある。
アメリカナマズ釣りである。ヒゲが生えているので、キャットフィッシュとの別名がある。簡単に釣れる。
霞ヶ浦水系ならどこにでもいそうだけど、僕が特に魚影が濃いと見ているのは北利根川だ。
僕は長さ1.8メートルの柔らかめのバスロッドを使って釣っている。高級な竿は必要ない。海釣り入門用の安い竿でも充分だ。
仕掛けはブラックバス釣りのダウンショットリグがいい。簡単な仕掛けだ。わからない方はネットで調べてください。
バス釣りと異なる点は、ソフトルアーではなく、餌を使うことだ。僕はミミズを使っている。釣具店へ行き、その店に置いてある一番大きなミミズを買おう。もし大きなミミズが売っていなかったら、針に2匹か3匹つけて、目立たせよう。
針はバス釣りに使うのと同じ針でいい。
釣り糸は細すぎない方がいい。北利根川でキャットフィッシュを釣っていると、小物が多く釣れるが、50センチオーバーが混ざる。ときには70センチを超える大物が掛かる。ラインが細いと切られる。
僕はPEラインの1号を使っている。
以前は透明なフロロカーボンラインを使っていたが、PEラインに針を直結しても食ってくるとわかってから、フロロをやめた。
リールはスピニングを使っている。
バス釣りは障害物の際などを狙うことが多いが、キャットフィッシュは流れの真ん中にもいる。ミミズを投げて待ち、釣れなければ少し移動させてまた待つ。このくり返しで釣れる。あたりがあったら、強くあわせを入れよう。
現在の霞ヶ浦水系では、バスよりもキャットフィッシュの方がずっと魚影は濃い。電車で釣りに行く人は、土浦港で狙ってみるといい。釣れる。ただし、霞水系南部の水郷地帯の方がよく釣れる。
ルアーで釣ることにこだわる釣り人にはおすすめできないが、魚の引きを味わいたいだけなら、キャットフィッシュ釣りの方が断然お気楽である。
4月下旬から10月が釣期だ。僕は平日に休みを取って釣りに行くつもりだ。他の多くの魚と同じく、早朝と夕方によく釣れる。雨天の日は終日釣れ続けることもある。がんばって夜釣りをすれば、警戒心を薄くした大物が掛かる確率が高まる。
大物を確実に釣り上げるため、ランディングネットを持って行った方がいい。大物だけを狙いたい人は、北利根川より霞ヶ浦本湖で釣りをする方がいいかもしれない。ポイントは探してみてください。
注意点として、キャットフィッシュは毒魚である。僕は魚に触らずに手術で使うような長いペンチで針をはずしている。キャットフィッシュのヒレの毒はかなり痛いらしいが、僕はやられたことがないので、どれほど痛むのかわからない。
なお、潮来市まで足を運んだら、ぜひ「純輝」というラーメン屋さんに行ってみてください。みそラーメンが美味しい。東京都の有名店に勝るとも劣らない名店だと僕は思っている。
追記 キャットフィッシュには毒があると思い込んでいたが、念のため調べてみたら、毒はないとの記事をネットで見つけた。しかしヒレは鋭く、危険なことには変わりないので、今後も僕は触るつもりはない。
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