レベルは上がるよどこまでも
さあ、ダンジョン攻略だ。
まあ、ダンジョン攻略といってもその階層にいる。敵というか魔物をを全て倒して宝箱等があれば手に入れる。そしたら次の階層へと行く。ボスが立ちはだかってたらそいつも倒すって感じでやっていくつもりなんだがね。
まあ、次の階層を見つけたり宝箱を見つけるのは普通はかなり大変なのだが、ありがたいことに俺には気配完全支配という素晴らしいスキルがある。このスキルがあれば宝箱も次の階層の階段も全部丸わかりだ。うん、気配完全支配様々だな。
よし、そうと決まれば早速魔物を倒していきますか。
そう結論を出したら、気配完全支配を使い魔物を探して片っ端から探して倒してく。
因みに今のところは出て来た魔物はオークやイノシシやウルフみたいなやつがほとんどというか、出てくる敵が全て肉関連で肉を落とす魔物が大量で出て来る。
そのせいで、アイテムボックスの中が肉だらけだ。まあ、肉はいくらあっても困らないしね、それに俺のスキルアイテムボックスは時間停止機能が付いているし、腐ることもないしね。
まあ、そんなこんなで数百体ぐらいの魔物を倒すこと30分。
気が付いたら俺のLVは67まで上がっていた。
ほんでもって、再度気配完全支配を使用してみるとこの階層にいる魔物は残り1体だった。しかもその魔物はダンジョンに飛ばされた直後俺に襲ってきて簡単に返り討ちにあった見た目強そうな恐竜みたいな魔物だ。
「楽勝」
そう、言いながら首目掛けて斬りかかった時だった。
{全ての魔法の効果が切れました}
そんな声が聞こえた。
その結果俺の剣は簡単にはじかれてしまった。
・・・・・・・・・・・・・・・
「ハイ?」
あれ~~~、おかしいな?さっきまで豆腐の様に切れたのに今度は、鉄のように固いもしかしてだけど?あれ?ちょっと待てよ、落ち着け俺。
うん、俺がさっきまで魔物を倒せたのってステータス100倍まで上げてからなんじゃ・・・・・・
Gaaaaaaaaaaaaaaaaaa
「あっやべ、俺大ピンチ」
弱々しい声でそうつぶやくと同時に激痛が襲いかかって来た。
「痛~~~~~~~、くそ痛い、あれだ、ステータ100倍まで上げた副作用が来た」
副作用による痛みで少々悶絶している俺をお構いなし魔物は俺に襲いかかって来る。
痛みに耐えながらなんとか攻撃を避ける。
しかし、避けたと思ったら火の玉を吐き出してきた。
更にそれを慌てて避ける。
回避のLVが上がりました。
瞬発力LV1を獲得しました。
体力上昇LV1を獲得しました。
負担軽減のLVが上がりました。
よし、スキルが手に入ったLVも上がった。おかげで身体の痛みも少しは楽になった。このまま魔物が疲れるまで避けて避けて避けまくってやる。
3分後急に攻撃が止んだと思ったら。
Gaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
と叫び声を上げるとともに魔物の体が赤く光り物凄い勢いでタックルして来る。
この状態はあれだな、所見だったら確実にやられていたけどまあ、幸いその状態は本で読んだことがる。確か魔物がここぞという時になるバーサク状態だったな。
そうなると、この魔物は相手に対して物凄い執着して死ぬまで追いかけまわす。まあ、そのぶん単細胞になる上に敵の区別がよくつかなくなる。よし、こうなると対処方法は超絶簡単だ。
さ~てと、反撃を始めますか。
とりま、適当に魔石を使い中級魔法「岩石壁」を使い岩の壁を10枚生み出す。ただし、最後の一枚だけはかなり厚めに作る。
後は、最後の一枚の岩の壁の上に立つ。
そのまま、突っ込んで来る単細胞の恐竜もどき。
ずしゃがしゃぐしゃ~~~
ものすごい音がなり、岩石壁が9枚割れた。だが、最後の1枚にはひびが入っただけ。
Gaaaaaaaaaa
魔物の体に岩石がめり込み抜けなくて苦痛の声を上げる。
だが、もう遅いアホみたいに壁に突っ込んだ時点で俺の勝ちだ。
「くらいやがれ~~~~~」
俺は生長剣と進化剣に火の魔法を付与魔法を使い注ぎそのまま大ジャンプする。
そして、魔物の首に向かって剣を振り落とした。
スパ
魔物の首が落ちて光に包まれてドロップ品に変わる。
ジャンプ力強化LV1を獲得しました。
筋力強化LV1を獲得しました。
ジョブのLVが15上がりました。
「勝った~~~~~~」
ふ~、何とか勝った、まあその分スキルも手に入ったし、LVもかなり上がった。
やっぱり、本に書いてあった通り、生きるか死ぬかの戦いなどはスキルが手に入れやすくLVも上がりやすいな。
そういえば本に自身よりステータスが高い魔物を倒すと経験値が増えるって書いてあったな。まあでも、これは、実際に証明はされてなく、ただの憶測ってことで、鵜呑みにはするなって書いてあったけど本当だったんだな。
そうなると、今度からはステータス強化なしで魔物と戦った方がいいかな?その方がより強くなれるしピンチになれば「転移」すればいい。
よし、そうと決まれば次の経験値じゃなくて魔物を求めて次の階層に行きますか。
そして、次の階層に行こうとした時だった急に目の前に宝箱が現れた、
・・・・・・・・・・・
「宝箱が何で?」
余りに急に表れるからビックリした。
今の今まで俺の気配完全支配には一切何の反応も無かったのだから。
結構不信に思いながらもつい好奇心で宝箱を開けてみた。
すると、中には一枚の手紙が入ってみた。
表には「レイラ君へ」と書いてある。
早速開けて読んでみる。
【レイラ君へ】
「この手紙はレイラ君のレベル上げに少しでも役に立てるようにと書いたものだよ。
まず、最初にレイラ君一人で強くなるというのはどうしても無茶があるから仲間がいた方がいいと思うよ。といっても、さっき確認したら迷宮の中だったんで、そう簡単に仲間出来ないなって思ったんで、良いこと教えます。
レイラ君は一年後に眷族となるイトを今呼び出せますよ。
あ?何で呼び出せるかって、それはね、イトとレイラ君が魂で繋がってるからだよ、詳しく説明するとややこしくなるけど、ようは、レイラ君がイトを呼び出せばイトは現れるよ。
はい、というわけで、これで仲間の問題は解決したね。
後、まあ、このダンジョンについてなんだけど、このダンジョンはどっかの神様がおふざけで造ったダンジョンだよ。難易度はかなり高いけど、その分報酬も凄く豪華だし、頑張ってクリアしてみてね。多分このダンジョンを攻略するのが一番手っ取り早く強くなれると思うよ。
じゃあ、というわけでまた手紙を書くかもね。
バイバイ・楽しいことが第一の遊戯神・インカムより」
・・・・・・・
「マジですか、しかし、イトが召喚できるか、よし早速召喚してみますか。というか、遊戯神・インカム様マジで感謝ですありがとうございます」
・・・・・・・・・・・・・・・・
「で?これ?どうやって召喚するんだ?え?・・・・・・まあ、何となく前本で読んだ方法で試してみますか」
「えっと、確か、こんなだったよな、【我・魂の契約を結びし者なり・我は願う・我が魂と契約しせ忠実なる我が眷族をここに召喚することを・我は行使する・魂の契約を持ってして・我が眷族を今この場に召喚すること・今こそ契約を果たす時・召喚されよ・我が眷族イトよ】」
俺がそう唱えた瞬間。
地面が急に光輝き始める。
そして、魔法陣が現れさらに激しく発光する。
「う、目が」
余りの眩しさに目をそらした時だった。
ピカーーーーーーンって擬音が一番似合いそうな感じで、美女が現れた。
「魂の契約に従い、やってまいりましたご主人様、ご主人様の為どんな命令にも従いましょう」
・・・・・・・・・・・・・
ん?あれ?イトってこんな美女だっけって、思い出した、そう言えばクソ魔導士との戦いの時に美女にレベルアップといか進化してたな。
「どんな命令ってそこまで重いわけではないが、まあ、あれだ、一緒にこのダンジョン攻略して強くなろうって感じだ、まあ、よろしく頼むよ、イト」
「分かりました、ご主人様」
こうして新しく仲間にイトが加わった。
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