超能力を披露。
マスター超能力を披露してくれよ。そんな事を言われたもんだから気を良くしたマスターは披露することにした。「今からやるのは超能力です。決してマジックではありません」
「逆にそう言われるとマジックみたいだから興ざめするからやめてくれブヒ」
「おっと、ただいまギャグを思いつきました。部費が豚になりました。ブヒ」
とかそんな事を挟んでマジックはあるいは超能力は開始された。
「掌をよく見ていてください」
マスターは言うと、手の平から瞬間に豚をだした。
「お、重っ」
出した瞬間豚の重さに手が耐えられず、豚が手から落ち、頭を打った豚は死にました。
「生き物を大切にしましょうよ。マスター」
「実はこれは生き物の儚さ、あるいは大事さを学ぶための授業なのです」
マスターは悪びれずそういうと、いやもしかして本当にそうだったのかもしれないが、どちらにせよ、豚が死んだことに変わりはないので、マスターが次の言葉を投げかけた。
「さあ、豚丼無料サービスですよ」
先ほど豚丼を食べた客が「そりゃあないよ」と嘆くなか、実はその客が大食いで名をはせた事があるというのはマスターも知る由はなく、その客は豚丼をおかわり、つまりお笑いで言う所の天丼をする事になるつまり豚丼天丼であり、マスターは驚くと共に、他の客にも豚丼を振舞、大層喜ばれたのだが、人件費でマイナスになろうかと思われるかもしれないが、コーヒーの注文やサイドメニューの注文が入った事により、実質的には黒字になったのであった。
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