店に入った。

確かに俺は豚である。それ以上でもそれ以下でもない。とか思いたい年頃だが実際は豚以上の存在の豚人間である。俺はそれがとても幸せだと実感していた。もしただの豚として生まれたのならばこうして二足歩行で歩くことはなかっただろうし、知性も持つ事もなかった。いやしかし実際に只の豚になった事があるわけではないから、豚に知性がないとは言い切れない。豚だってペットとしてなつくし、賢い豚もいるという。豚人間の俺は夢を見るが、犬だって夢を見る。蠅だって夢を見るって聞いた事がある。つまり豚も夢を見る。いわゆる一つの豚夢だ。つまり夢って言うのは等しく誰もが見るのではないだろうか。では蟻も、ダニも蚊も、微生物も夢を見るのだろうか。脳が無い場合は見れないのだろうか。そこん所は真実は分からないけど、夢は神と繋がっているとも考えられる。と豚人間の俺が思った所でなんら意味はないような気はするけど意味があるような気もするのでとりあえず脳をクールに冷ますべく喫茶店に入ってコーヒーを飲むことにした。へいますたー。コーヒをぶひっ、ってな感じで。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る