第7話 VS SANNOKUNI ROUND3


「またしても2つのダンジョンがほぼ同時に決着!イチノクニダンジョン、モンスター 軒坂平吉選手。サンノクニダンジョン、チャレンジャー 借倉架純選手の勝利です!!」


サンノクニダンジョンの信号機もどきに、二つ目の明かりが灯る。


リングから降りる平吉と架純の視線が交差した。


「あちきの方が早かったでありんすね」

「なにいうとんねん。ワイの方が早かったわ」


軽口を叩き合いながらも、2人の表情は柔らかい。

まさに、完全に信頼を置いている者同士のやりとりであった。


さて、それとは対照的に、ピリついた空気を漂わせる場所があった。

イチノクニダンジョンに挑戦する参ノ国チャレンジャーの待機場所である。


「すまない。負けてしまった」


平吉に敗れたワニューが、残りの選手に頭を下げる。


「まあ、しょうがない。次は俺が行こう」


そう言うのは、まだ出陣していない唯一の参ノ国チャレンジャー。アイ・ソ・ヴァーンである。


「さて、誰を指名するべきか・・」


パネルの前に立ち、ヴァーンは勝つための最善を考える。


参ノ国が未だ相手国のモンスターを1人も撃破していないのに対し、壱ノ国は参ノ国モンスターを既に2人撃破している。


ということは、参ノ国は最低でも2人のモンスターを撃破する必要があるわけだが・・。


「一つ質問をいいか?」

「はい。なんでしょうか?」


ヴァーンが、パネル横に取り付けられたマイクで発言し、放送越しにミトが応じる。


「両国ダンジョンを制覇できずに制限時間を迎え、撃破数も同じであった場合、勝敗はどうなる?」

「その場合は防衛数が加味されます」

「なるほど・・」


現在の防衛数は壱ノ国が2回、参ノ国は0回。

つまり、両国2勝で終えた場合、今のままでは参ノ国の敗北となる。


「ということは、ダンジョン制覇を狙うしかないな」


そう呟くヴァーン。どうやら結論が出たようだ。


3勝を狙おうと考えた場合、一番避けねばならないのは、最後に残ったチャレンジャーと相手のラストモンスターとの相性が最悪のケースである。


そのうえで鍵となるのは、やはり透灰李空であろう。


アイデーが敗れた以上、残りの二人のどちらかが倒さねばならないわけだが、ここでヴァーンが他のモンスターを倒し、さらにワニューが李空に勝てないとなると、ダンジョン制覇は困難になる。


つまり、ダンジョン制覇のためには、ヴァーンが李空に通用するのかを、ここで試しておく必要があるわけだ。


「ヴァーン、気をつけて!」

「ああ、わかってる」


アイデーに声をかけられ、ヴァーンが頷く。


さて、これで壱ノ国ダンジョンの対戦カードが決まったわけだが、参ノ国ダンジョンはモンスター・チャレンジャー共に残り一人であるため、自動的に決定となる。


「みちる。修行の成果楽しみにしとるで」

「平吉。目見開いて見とくえ〜る!」

「度肝を抜いてやるあ〜る!」


隣のダンジョンから声援を送る平吉に、みちる(両手の人形)がやる気満々に応じる。


壱ノ国 撃破数 2名 防衛数 2回 残りモンスター3名 残り時間 2時間18分

参ノ国 撃破数 0名 防衛数 0回 残りモンスター1名 残り時間 1時間18分


数字だけ見ると壱ノ国が圧倒的有利に思えるが、試合の結果はまだ判らない。

みちるが相手モンスターに勝てないとなっても、替えのチャレンジャーはもういないからだ。


だが裏を返せば、みちるが勝った瞬間。壱ノ国の勝利となる。


試合の行方を大きく左右する一戦。


試合は第3ラウンドへと進む。




『イチノクニダンジョン』


「透灰李空。お相手願おう」

「また俺ですか・・」


再び召喚された壱ノ国モンスター李空が、チャレンジャーであるアイ・ソ・ヴァーンと対峙する。


ヴァーンは中性的な顔立ちをしており、頭には黒いニット帽をかぶっている。

首と両腕にはそれぞれ鎖を巻いており、クールな印象を受ける青年だ。


背はアイデーより少し低いが、その立ち振る舞いや風貌から李空より歳上だと思われる。


して、その背中には大きな特徴がもう一つ。


「えーと。また、二つ訊いて良いですか?」

「一つは光を取り戻す才か?それなら知らねえよ」

「そうですか。それならもう一つ・・」

「これだろ?もちろん教えねえよ」

「ですよねー」


ヴァーンが背中に背負ったモノを抜き取り、構える。


大剣でも取り出すような所作であったが、その手に握られたモノは、大きなスプーンのようであった。


「とりあえずだ。話はアイデーとお前の試合に遡る。未知数なお前の才。測るために打ち込むサッカーのボール」


呪文を詠唱するようにそう言うと、ヴァーンが持つスプーンのつぼに、サッカーボールが出現した。


「思っていたより驚かないな。まあ良い。とりあえず一発くらっとけ」


スプーンを器用に扱いサッカーボールを上にあげると、スプーンを野球のバットのように扱い、ノックの要領で李空に向けて打ち飛ばした。


「おっと!」


勢いのある打球が迫るが、言ってしまえばただのサッカーボールである。

李空は持ち前の運動神経だけでそれを躱した。


「やはり、これくらいじゃ才を発動しねえか。それならこれでどうだ?」


李空の基礎能力を確かめたヴァーンは、もう一度詠唱のようなものを口にする。


して、スプーンのつぼに現れたのは。


「爆弾?それと・・・沢庵!?」


あからさまなボムと、黄色い漬物であった。


「正解だ。ほらよ」


柄杓で水を撒くように、スプーンのつぼいっぱいのそれらを振りまくヴァーン。


「まじか・・」


こちらに降り注ぐ異質な組み合わせを目前に、李空は驚きを隠せない様子で呟いた。




『サンノクニダンジョン』


「YO!拙者はセッシャー!」

「主人の名は犬飼みちるえ〜る!」

「お前を倒す主人の名。よく覚えておくあ〜る!」


参ノ国モンスターのキンペー・ラ・セッシャーと、チャレンジャー犬飼みちるの人形が会話する。

その会話の明るさが、自らの口は開かないみちるのクールさを引き立てていた。


いや、人形の声をみちるのものとするならば、二人とも明るいということになるのだが、客観的に見ると、みちるはそうは見えない。


「YO!この闘いはボスステージ!拙者が上げてく『ボルテージ』!!」


自らを鼓舞するようように言い放つと、セッシャーの体は明らかに熱を帯びていった。


「YO!その反応!拙者の能力を知っているYOだな!」

「もちろん知っているえ〜る!」

「修行の成果を見せるにはもってこいあ〜る!」


顔まで真っ赤に染めたセッシャーが不敵に笑う。


キンペー・ラ・セッシャーの才は、名を『ボルテージ』という。

ボルテージには電圧や熱気などの意味があるが、セッシャーが扱うのは、その内の「熱」である。


「随分と舐められたYOだな!あのYO(世)で後悔するんだYO!」


熱気をその身に纏い、鎧とするセッシャーが駆け出す。

みちるも両手に嵌めた人形は外し、二匹の影犬が姿を現した。


サンノクニダンジョン、ボス戦。スタートである。




『イチノクニダンジョン』


ダンジョン内には、爆発の煙と沢庵の独特な臭いが充満していた。


「・・・あっぶねー」


その中で、自分を囲むように残る爆発の跡を眺め、李空は呟いた。


沢庵はともかく、爆弾は運動神経でどうこう出来るものではないと判断した李空は、飛来物に才を発動した。

李空の才『オートネゴシエーション』はその能力で爆弾と沢庵の進行方向を変え、李空はなんとか無事で済んだのだった。


「なるほど。踏んだ韻を具現化する能力ですか」

「ほう。もう勘付いたのか」


李空の推理に、ヴァーンは素直に感心した。


アイ・ソ・ヴァーンの才『ライム』は、具現化能力である。

といっても、なんでもかんでも実体化できるわけではなく、いくつかの制約が存在する。


その一つが、李空が言い当てた「押韻」であった。

押韻と言ってもその奥は深いが、あえて一口に言うなら「同音の言葉を繰り返す」ことである。


先ほどのサッカーボールを例に出すと、「遡る」と「サッカーのボール」がこれに当たる。

その後の爆弾と沢庵の雨は、「たくさん」の「爆弾」と「沢庵」、という押韻の結果であった。


「そのスプーンは、具現化の上限といったところですか?」

「なるほど。どうやら実力は本物のようだな」


ヴァーンは李空を真っ直ぐに見据えて頷いた。


具現化能力には強い制約が付き物だ。

李空の言うように、「押韻」と「巨大匙一杯分」はヴァーンの才の制約であった。


李空は『オートネゴシーエーション』で読み取った「具現化」という情報を元に、相手の言動や今までの知識を加味し、その結論に至ったのだった。


「だが、解ったところでどうだ。お前に何ができる?」

「確かにその通りですね」


ヴァーンの言う通り。李空には為す術がなかった。


李空は実践を重ねることで、自分が発動する能力をある程度把握できるようになっていた。

それが経験からくる予測なのか、『オートネゴシエーション』が伝えてくれているのかは分からないが、相手の才を読み取る時のように、うっすらと概要が分かるのだ。


して、今回李空が得た能力は「向きを変える」というものであった。

先ほどの爆弾と沢庵の雨を避けられたのも、この能力ゆえである。


『オートネゴシエーション』が発動する能力は大きく分けると二つある。

相手を負かす能力と、その場を切り抜ける能力だ。


向きを変えるというのはその後者に当たる能力に思えたが、能力が消える様子はない。

次の攻撃に備えているという可能性もあるが、相手を負かす能力も兼ねているとも考えられる。


「ひさびさに難問だな・・・」


そこまで思考を巡らせて、李空は呟いた。


気まぐれな自身の才の真意を知るための闘いが、始まった。




『サンノクニダンジョン』


「YO!なかなかやるじゃないかYO!」

「・・・・・」


熱を纏ったセッシャーと、みちるの影犬の実力はほぼ互角であった。

みちるの両腕から伸びる影犬と、セッシャーの熱というグローブを嵌めた両腕がぶつかり合う。


そのスピードは常人のそれとはかけ離れており、文字通り目にも止まらない速さの攻防であった。


「YO!このままじゃ埒が明かないYO!」


セッシャーは拳を一度収めると、体の前で見えないレバーを掴むような身振りを見せ、そのまま床につく勢いで下ろした。


「YO!ぶち壊していくサイドブレーキ!突破する限界ボルテージ!!」


既に真っ赤であったセッシャーの体から蒸気が発生。

その色はさらに濃くなり、次いで


「YO!強い熱っていうのは光るんだYO!影ごときが生きていられると思うなYO!!」


そう、みちるの影犬は影である。

光と影が切っても切り離せない関係であるのは、才の世界でも同じことであった。


「・・・・・」


口を噤んだまま、みちるは両腕を眺めた。

強さを象徴するように大きく伸びていた影犬は、みちる本来の腕の長さと同じほどに縮んでいた。


「YO!勝負はあったみたいだな!」


勝ち誇ったようにセッシャーは笑う。


ここでみちるを戦闘不能に追い込めば、参ノ国ダンジョンが制覇されることはない。

となれば、参ノ国が勝利する未来も見えてくる。


「YO!拙者は参ノ国の未来を明るく照らす光。影は影らしく大人しくしておくんだYO!」


勝負ありとセッシャーが突っ込む。


対してみちるは、


「・・・・ふっ」


恐怖などまるで感じていない様子で、薄く笑った。




『イチノクニダンジョン』


「腕輪とネックレスは変化なしと・・」


『オートネゴシエーション』が導き出した「向きを変える」という能力だが、止まっているものにも作用することが分かった。

試しに出しっぱなしになっていたサッカーボールを対象に発動したら、コロコロと転がりだしたのだ。


しかし、ヴァーンが身につける鎖の類には効果は見られなかった。

となると、「能力の対象は才によって具現化されたものだけ」だと推測できる。


「さあ、制限時間もあるし決着をつけようか」


ヴァーンがスプーンを構え直す。


「冥土の土産はと極上のの一撃でだ」


スプーンのつぼに液体と固体がそれぞれ出現。

ヴァーンの腕の振りに合わせてそれらが宙を舞い、李空の身に降りかかる。


「・・・・ん?」


それらを才で弾きながら、李空はあることに気づいた。


「せっかくの肉だ。フランベと洒落込もうか。まだとっとけよ悔し涙。いざ着火、Make a ファイヤー」


つぼに炎が上がり、ヴァーンがニヤリと笑う。


つい先ほど撒かれたガソリンだが、結果として李空を取り囲むように着地していた。

その一端に、ヴァーンは揺らめく炎を溢してやろうというのだ。


勝利への確信をもって、ヴァーンが一歩踏み出す。


しかし、


「・・・・・は?」


その目論見が叶うことはなかった。


呆けた顔のヴァーンの視線の先。

そこには、ぐにゃりと曲がったスプーンがあった。


重力に従って落ちる炎が、床に着地する前に消滅する。

同様に、散らばったままだったサッカーボールや沢庵も消えた。


「いやあ。まさか、スプーンも具現化されたものだったとは。なかなか策士ですね」

「どうしてそれを・・・」


クールなヴァーンの顔が微かに歪む。


つい先ほど、李空はある変化に気づいていた。

それというのは、ヴァーンが持つスプーンの柄尻が少しだけのだ。


おそらく腕輪に向けて発動した能力が、その奥のスプーンに働いたのだろう。

これを先述の推測と組み合わせると、スプーンは具現化されたものということになる。


李空は、ヴァーンのスプーンを「自分が具現化できるモノの大きさの目安」とし、イメージを湧きやすくする為のものだと考えていた。

が、それすら具現化されたモノとなると、それも一つの制約である可能性が高くなる。


初めから具現化していたのは、それを悟らせないためのカムフラージュ。

おおよそ、具現化に時間が掛かるとかそういった具合だろう。


そして、李空の才『オートネゴシエーション』が導き出した「向きを変える」という能力だが、その本質は「曲げる」であった。


詰まるところ、「スプーン曲げ」である。


「くそ、どうする。スプーンの具現化には1時間は掛かるというのに・・」

「やっぱりそうでしたか。でも、心配ないみたいですよ」

「なに?」


二人がそんな会話を交わしていると、試合会場に今日一番の歓声が響いた。




『サンノクニダンジョン』


「その程度で光だと?笑わせるな」


低く唸るような声が、みちるの喉元付近から聞こえてくる。

一体どこから響いているのか。みちるの口は開かれてはいない。


さて、そんなことよりも試合がどうなっているのかという話だが。


「・・・・まいっ・・た・よぅ」


たった今、決した。


「帰ってこい」


みちる(その声が本人のものかは定かでない)が呼びかけると、二匹の影犬が駆け寄ってきた。

みちるの両腕から伸びていた影犬は、主人の元を離れ、敵であるセッシャーに襲いかかっていたのだ。


その狂犬っぷりは凄まじく、熱を放射するセッシャーをまるで物ともせずに噛み付き、ついには降参させるまでに至った。


影犬が元居たみちるの両腕部分には、飼い犬につけるリードのように細い影が伸びており、戻ってきた影犬は自ら影のリードに繋がった。


「どうしてだよぅ。そいつらは光にやられたんじゃなかったのかよぅ」


先ほどまでの勢いは何処へやら、セッシャーが弱々しく尋ねる。


「やられた?違うな。暴れる許可を貰いに戻ってきただけだ」


みちるは修行を経て、三匹の影犬の内、二匹を飼い馴らすことに成功したのだった。


「影が光に弱いと誰が決めた?より深い影は光をも呑み込むんだよ」


セッシャーに向けて言い放ち、みちるは転がったままだった人形を拾うと、両手に嵌めた。


「光をも克服した主人に敵無しえ〜る!」

が服従するのも時間の問題あ〜る!」


試合の疲れを一切感じさせない軽やかな足取りで、犬飼みちるはダンジョンを後にした。




「壱ノ国チャレンジャーがダンジョンを完全制覇!よって、『TEENAGE STRUGGLE』第十試合の勝者は・・・いちのくにいいいい!!!」

「ござるううううう!!!」


みちるがダンジョンから降り、サンノクニダンジョンに3つ目の明かりが灯る。


「平吉、見てたえ〜る?」

「ああ見とったで!強なったな!」

「そんなことあるあ〜る!」


自慢気に言うみちるの肩を平吉がバシバシと叩く。

それを囲むように架純や剛堂らも集まり、勝利の歓喜を分かち合う。


そんな祝勝ムードの中、壱ノ国代表でありながら、どこか優れない表情の男がいた。


「俺だけ出番がなかった・・・」


墨桜京夜その人である。


「まあまあ。勝ったんだから良いじゃないか」

「・・・それもそうだな」


李空に宥められ、京夜は自分に言い聞かせるように頷いた。


そこにぴょんぴょんと跳ねながら近づく、小さな人影が一つ。


「りっくん!きょうちゃん!お疲れ様!」

「おお。真夏も応援ありがとな」

「俺は何もしてないけどな・・」

「あー。せっかく立ち直ったのに・・・」


真夏が何の悪気もなく発した労いの言葉が、京夜だけ控えだった事実を思い出させる。

昔から幾度となく繰り返されてきたその流れに、李空は苦笑を浮かべた。


そこに、懐かしさに拍車をかけるもう一つの人影が。


「泥棒猫。くうにいさまから離れてください」


李空の妹。七菜であった。

李空とやたら距離が近い真夏を引き剥がすように、腕を引っ張っている。


「えへへ。こうやって4人が揃うと昔を思い出すね」


しかし、七菜の単純な力は年相応のそれと同じで、真夏はぴくりとも動かない。

思い出を振り返り、笑顔を浮かべるほどの、真夏の余裕っぷりである。


「ぐぬぬ。それなら、なながくうにいさまにくっつきます!」

「あー、ずるい!それなら真夏はなっちゃんごとくっつくよ!」

「や、やめてください!離れて!暑苦しい!」

「はあ。新技を試したかったのにな・・・」


李空を取り合うように争いを繰り広げる真夏と七菜。

消化不良から落ち込む京夜。


「相変わらず厄介な役だな・・・」


個性の強い者に囲まれながら、李空はまんざらでもない様子でひとりごちるのだった。

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