第38話 このラブコメは嘘か誠か真実か~最後の四季祭~⑦

 三人がいなくなり、俺は自販機のベンチに一人で座ってこれまでとこれからに想いを馳せる。


 あいつらが望むこの俺の想いを伝えられるのは一人だけだ。ただ全員に伝えたいことがたくさんある。俺は三人ともの所へ行くべきだろうか。


 いや、それは俺の身勝手だ。あいつらの想いに応えられないことを言い訳したいだけだ。そんな甘えは許されない。俺は二人を傷付ける。それが責任であり、やるべきことだ。


 けどここで俺一人、想うくらいは許されるだろう。今日伝えられないことはまた今度伝えればいい。伝えられなくてもいい。今日が終わっても、俺たちの新しい関係が始まるだけだ。




 夏野、初めて出会ったのはまだ小学生の頃で、お互いに学校での居場所をなくして傷を舐め合っていたな。間違いなく俺の初恋の相手はお前だった。傷付きながらも正直に生きようとする夏野に惹かれた。その笑顔に心が救われたんだ。


 そんなお前とまさか高校で再会するとはな。俺は全然気付くことができなかったのに、どうして夏野は俺のことを気付けたんだろう。それは本人に聞いても分からないと言われるだけで、やはりすぐに気付けなかった自分はどうなのかと考える時もある。


 高校で再会するまでに俺たちの考えは正反対になり、夏野はクラスの人気者になっていた。嘘が得意になった夏野、真実に固執する俺、三人の中では夏野と一番衝突し、すれ違ったような気がする。俺は泣き虫なお前たちの涙を何回も見たが、俺が泣いている時には常に夏野が隣にいた。これはどういうことなのだろうか。考えてもその答えは出そうにもない。分かるのは夏野と一緒にいる時の俺はどんな時よりも自分の感情に素直だということだ。




 戦国、出会ったのは体育祭のフォークダンスの入場。戦国は俺のことを運命の人だと言ってくれたが、俺にとっての運命の人も戦国だ。もしもの話をしても仕方ないが、戦国とは俺がどんな学生生活を送っていたとしても出会い、恋に落ちたはずだ。その証拠に生徒会で一緒じゃなくても俺たちは深く関わり合った。


 過ごす時間は他の二人と比べてどうしても短かったが、その分、一瞬一瞬を大切に過ごすことができた。戦国はいつも俺と一緒にいる時は笑っていてくれたな。戦国の涙を見たのは俺が家に連れ込んで無理やり泣かせた時くらいだろう。


 その笑顔に俺がどれほど救われた戦国に伝えたい。ずっと見張っていないと何をやらかすか分からない戦国の隣はさぞ心臓に悪いだろうな。ただ、退屈することなんてないはずだ。



 そして霜雪、初めて会ったのは高校一年の時だが、俺たちが俺たちとして出会ったのは生徒会でだな。俺と夏野が正反対なら、俺と霜雪は似た者同士だった。生徒会で同じことを考え、同じことを学びながら成長していった。


 この二年間、俺たちには初めてのことが多かったな。仲間との学校行事がこんなに楽しいものだなんて知りもしなかったし、そもそも自分に仲間ができるなんて思っていなかった。初めて芽生えた感情にどう向き合えばいいか分からずに、自分を見失ったりしたし、誰かに導いてもらった後は、必死にその一筋の光を追い続けた。真実だけを見ようとしてきたからこそ、お互いに現実に戸惑い、悩み、苦しみ、そして恋をした。こんな簡単なことさえ俺たちは出会うまでできていなかった。


 ただ俺たちは変わった。今までみたいに一人じゃなくなった。近くには嘘偽りのない感情を向けてくれる友達がいる。そしてどんな時も俺の隣には霜雪がいたし、霜雪の隣には俺がいた。二人ともお互いを求めていた。もう二度と誰かを裏切ったり、裏切られたりしないように。そして解けた心がもう凍り付かないように温め続けるために。




 今更こんなことを考えてもどうにもならないことは分かってはいるが、溢れる想いが止まらない。目から熱い涙がこぼれる。何してる。俺が泣いてどうする。これから俺は一番大切な想いを伝えないといけないんだぞ。その場に目を腫らして行くわけにはいかない。


 答えは決まっているのに、どうしても脚が動かない。覚悟はしたはずだ。なのになんでだよ。辛いのは俺じゃない。あいつらだ。これが俺の責任なんだ。だから、だから動いてくれよ。


「誠、隣に座るね」


 顔を上げると秋城と星宮がいて、俺の両隣に座る。


「……春雨や月見と一緒にいなくていいのか?」


「咲良たちは生徒会で花火を観るから、僕たちが一緒にいるのさ」


「まあ、今年一緒に観れなかった分は来年でも再来年にでも観ればいいのよ」


「そうか。……秋城、星宮、お前たちは凄いな。俺は今から想いを伝えなきゃならないのに、脚が動かないんだ。自分の想いを本当に伝えられるかどうか不安なんだ」


「僕もそうだったさ。今の誠と同じで、生まれたての小鹿のように脚が震えていた」


「……誰が小鹿だよ」


「けど、僕が勇気を出せたのは背中を押してくれた人がいたからだ。そしてそれは誠、君だよ」


「なんで私と政宗が今、誠君と一緒にいるか分かる? 誠君の背中を押すためよ。ほら、験を分けてあげる」


 星宮に手を握られる。


「誠君、難しく考える必要なんてない。誠君はこれまで必死に彼女たちと関わってきた。そこで感じた想いを伝えるだけ。かっこいい言葉なんていらない。誠君の真実の気持ちを表に出せばいいの」


 星宮が優しく笑う。


「僕も同じようにやろうか?」


 秋城が手を握ろうとしてきたので拒否して立ち上がる。


「あ、空には抵抗しなかったのに。本当に君は女性好きだね」


「それとこれとは話が違うし、勝手に俺のイメージを作るなよ」


 動かなかった脚が簡単に動く。こいつらはいつまでも冗談みたいなことしか言わないが、さすがに頼りになる俺の生徒会長と副会長だ。


「……秋城、星宮、ありがとな。もう大丈夫だ。今度、季節で文化祭があるらしい。八王子と九姫に誘われたから生徒会で行かないか?」


「いいね。咲良たちにも伝えておくよ」


「楽しみにしてる。じゃあな」


 秋城たちと別れて、校舎の中に入る。もう少しで花火が始まる。少し急がないとな。




「合宿の時とは違って、ちょっとは誠の役に立てただろうか」


「ええ、これまで助けてもらいっぱなしだったものね」


「……季節の文化祭か。楽しみだ」


「あら、今から興奮して笑いが収まらないの?」


「ああ、僕は君たちのことが大好きなんだ。全員一緒に遊びに行けるとなったら、子どものようにワクワクするさ」


「子どもようにって、政宗はいつでも子どもじゃない。咲良ちゃんと二人きりの時は特に」


「それを言うなら空もだろ。まあ、お互いに弱みを握っているようだし、深くは聞かないでおこうか」


「そうね。じゃあグランドに行きましょうか。人は多いけど、花火は良く見えるわ」


「そうだね」




 花火を観るために人が少なくなった校舎を早足で移動する。ここがあいつが待ってる教室か。俺は息が整う前に教室の扉を開けた。




 もうすぐ花火が始まる。けど誠は私の所には来なかった。


「追いつけなかったかー」


 誠に一年前に告白してから、自分なりに必死に誠のことを追いかけ続けてきたが、どうやら振り向かせることはできなかったらしい。


「けど楽しかったな」


 教室の椅子に座って机に突っ伏す。


 私は選ばれなかった。誠は真実ちゃんか奏ちゃんを選んだ。それだけの話だ。それだけ……?


 目から涙が溢れる。これが失恋なの? 全力疾走した後よりも胸が苦しい。喉が渇く。変な汗もかく。気持ちの整理ができない。


 追いつけなかったっ……! 悔しいっ……。こんなの嫌だよっ……。私が一番誠のことを好きなのに……。手で必死に涙を拭っても、全く止まらない。


 初めての感情に心も体もついてこない。どんなに正しい言葉を掛けられても今は跳ねのけてしまうだろう。それほどの感情だ。それほどの恋だったんだ。


 これで私の恋は終わりだ。これからはどうなるのだろう? 他の人に恋に落ちたりするのだろうか? ううん、そんなことはない。どんなことがあっても……


「私はやっぱり誠が好きみたい」


 今日までで、私は誠に追いつくことができなかった。でも今日は通過点であって、ゴールじゃない。これからも私たちは関わり続けるし、私は誠を追いかけ続ける。


 誠、そしてその彼女さん、うかうかしてるとすぐに追いついちゃうよ。脚が速いのが私の一番の武器なんだから。


 窓もドアも締め切っている教室の中だが、なぜか優しいそよ風が頬を撫でた気がした。




 もうすぐ花火が始まる。けど冬風君は私の所には来なかった。


 つまり私は振られたということだろう。冬風君が戦国さんと夏野さんのどちらを選んだのかは今は分からないが、祝福しないと。心の中でおめでとうと選ばれたただ一人に言う。


 ここまでが物分かりの良い私。本当の私はこんなに素直じゃない。


 窓の外を見ると生徒が花火を観るためにグランドに移動している。窓の中の自分と目が合う。悔しいわよね。誰が選ばれても良いって思っていた。けど自分が選ばれないなんて考えていなかった。そうなった時の心の準備なんてできていない。感情が心から溢れ出し、抑えきれない分が目から涙となって制服を濡らす。


「冬風君っ……! 冬風君……っ」


 こんなにもあなたを好きなのに。あんなにもあなたを感じていていたのに。私には届かなかった。


 これが失恋なのか。恋それ自体も辛く痛く悲しいものだったが、比べ物にならない。胸が苦しい。


 椅子に座っても涙は止まる気配を見せない。これまでの思い出が頭に浮かんでは、消えていき、また浮かぶ。今日に限っては私が泣いていても冬風君は来ない。その覚悟を持って、冬風君は私たちに向かい合い、答えを出してくれた。


 初恋と呼べるほどこの恋が甘かったかは疑問だが、私の初めての恋愛はこれで終わりだ。自分の望む結果ではなかったとしても私はそれに向き合わなければならない。そんなことは分かってる。分かってるけど……


「すぐにあきらめられるわけない……」


 このままこの涙はずっと止まらないかもしれない。けど、これまでもこれからも胸に抱える気持ちは一つだけ。この想いだけ。


「冬風君、あなたのことが大好き」


 熱い涙がこの恋が真実だということを証明する。


 あなたに恋をして、出会えて良かったわ。これからもずっとそう想うはず。


 教室の寂しさがなぜか一気に解けていく。ふと窓に映った自分は泣いてはいるが、それと同時にどこか微笑んでいるようにも見えた。




 もうすぐ花火が始まる。けどまこちゃんはあたしの所には来なかった。

 

 我慢できずに教室を飛び出して外に向かう。そして生徒の流れから抜け出し、誰もいない、校舎の陰に行く。ここからなら一人で花火を観ることができるだろう。


「まこちゃんは誰の所に行ったんだろう」


 真実ちゃんだったとしても、六花ちゃんだったとしても納得できる。


「これからもずっと一緒にいられるかな」


 四季祭の前にした約束が、今回のまこちゃんの選択で守れなくなることも考えられる。そうなったとしてもしょうがないことだ。それほどあたしたちは本気で恋をして、本気で競い合ったんだ。


 次の一瞬にはもう花火が打ちあがりそうな雰囲気だ。あたしは校舎の壁にすがって、ローファーで地面を蹴る。


「ううっ……。まこちゃんっ……会いたかったよ……。まだ全然あたしの気持ちを伝えられてない……っ」


「そうか、じゃあ教えてもらおうか。俺が先だけどな」


 聞き慣れた声に顔を上げると目の前にまこちゃんが立っていた。




「どうしてここに?」


 息を整えながら目の前の夏野に向き合う。


「それは俺の台詞だろ。なんでさっき教えてくれた教室にいなかったんだよ」


「だ、だってまこちゃんが来なかったから!」


「まあ、確かに教室に行くのが遅れたのは俺の責任だな。悪かったよ」


「……どうしてここが分かったの?」


「迷子を捜すのは得意なんだ。俺は人探し委員長だからな」


「な、なにそれっ。馬鹿みたい」


「馬鹿とは随分な言いようだな。……本当は見かけた知り合い全員に声を掛けて、夏野を見なかったか聞いたんだよ。どうしてもこの機会を逃すわけにはいかなかったからな。だから俺の気持ちを聞いてくれ」


 胸の鼓動がこれまでとは比べ物にならないほど高まる。


「俺は夏野のことが好きだ。俺の恋の答え、それは夏野だ。昔のことがあって、高校でも色々あって、俺たちの嘘や真実はぐちゃぐちゃだがそんなのはどうでもいい。夏野となら、どんな言葉にも、どんな行動にも、どんな気持ちにも向き合える。俺の世界を鮮やかにしてくれたのは紛れもなく夏野、お前なんだ。昔の嘘つきな俺に真実と向き合うことを教えてくれた。殻に閉じこもって、人との関係は嘘だと切り捨てていた俺を生徒会に連れ出してくれた。自分に嘘をつきながらも、俺の傍で笑っていてくれた。夏野がいなければ俺は何も知ることができなかったんだ。けど俺には夏野がいた。友情を、青春を、恋を知れた。これからも俺に色々な世界を見せて欲しい。楽しいこと、嬉しいこと、悔しいこと、苦しいこと、俺にはまだまだ知らないことが多いんだ。これまでの時間じゃ全く足りなかったんだ。だから……合宿の時にもう少しだけ傍にいてくれって言ったが、あれは嘘だ。俺がつく最後の嘘だ。……夏野、これからも俺とずっと一緒にいて欲しい。永遠なんて重い言葉は言いたくないが、ずっとだ。この問題だけじゃない。この世界の全ての答えが分かるまで俺の隣で笑っていて欲しい」


「……まこちゃん」


「ちゃんと言葉は考えてきたつもりだったのに、もう滅茶苦茶だよ。けど、これが俺の真実。俺の答えだ。夏野の気持ちも教えてくれるか?」


「あたし、あたしは……まこちゃんのこと大っ嫌い……!」


「……だろうな」


「嘘ばっかりつくし、口も悪いし、デリカシーもない! なのに時々凄くかっこいいし、頼りになる! そのせいでモテるし、あたしは嫉妬したし、辛い思いもたくさんした!」


「酷いな。いつもながら俺のせいかどうかは疑問な部分もあるが……」


「そういう所! そういう所が大っ嫌い!」


 夏野が目を腫らしてこっちを睨んできたかと思ったが、一気に抱きついてきた。俺も離さないように抱きしめる。


「けど全部嘘。あたしは嘘つきなの……」


「……ああ、知ってるよ。俺も夏野もどうしようもない嘘つきだからな」


「まこちゃん、大好き……。あたしもずっと一緒にいたい。まこちゃんの隣で笑う時はそれが真実っていう感じがするんだ。あたしがあたしでいられるのはまこちゃんといる時なの……」


「俺もだ。夏野といる時はなぜか意地悪な部分が出るが、それが本当の俺ってことなんだろう。そんな俺だけどいいか? 今ならまだ引き返せる」


 夏野の腕の力が強くなる。必死に抱きついているのが伝わってくる。


「引き返すなんて、そんなの嫌だ。意地悪なまこちゃん、嫌いだけど好きだもん」


「どっちだよ」


「どっちも。あたしの中の真実と嘘もぐちゃぐちゃなの。今思えば、別に両方こだわる必要のあるものじゃなかった。ただ確かなのは、どんな時も目の前にはまこちゃんがいるっているその事実だけ……」


「……そうだな。夏野、これからもその事実を変わらないものにしてくれるか? 楽しい時も、悲しい時も、寂しい時も、嬉しい時もずっと一緒にいたい。この温もりを感じていたい」


「うん……! まこちゃんが嫌だって言っても、絶対にあたしはまこちゃんの隣に、一番近くに……」


 お互いがお互いの肩に顔を埋めた瞬間、歓声と共に花火が上がり始めた。


「まこちゃんのせいで目が滲んで、花火が見えない……。最後の、最後の花火なのにっ……」


「最後の花火じゃない。これからも一緒にいてくれるなら、来年も再来年もある」


「そ、そういう問題じゃないじゃんっ! 馬鹿ぁっ!」


 夏野に力なく胸を叩かれる。


「……あたしたち、これで本当に何か変わったのかな。今まであんなにすれ違ったりしたのに、こんな風に気持ちを伝えるだけで関係って変わるのかな」


「それは今すぐには分からない。これから時間をかけて二人でその問題の答えを探していくんだろ。……だけどすぐに変わるものはあるだろうな」


「例えば?」


 見上げてきた夏野の唇をそのまま奪う。これまで好き放題されたんだ。こんな時ぐらい、俺からでも倫理的に大丈夫だろ。


「こういうこととか」


「ば、馬鹿ぁ……」


 夏野が顔を赤くして俯く。


「馬鹿馬鹿言い過ぎだ。……ほら、ここは花火が綺麗に見えない。表に出るぞ」


「う、うん」


 握った小さな手は体温を確かめるように、こちらの手を握り返してきた。


 特別な言葉なんて言えなかった。ずっと一緒にいて欲しい。それが俺の想いだった。

 

 この恋に特別なことがあったのか、なかったのか、俺には分からない。だが、この恋が特別だったことは疑いの余地がない。

 

 この結末が正しいのかなんてことも誰にも分からない。ただどの選択肢を選んだとしても俺は後悔はしなかっただろう。どの気持ちも真実で、自分や相手を傷付けながら、想いを重ねた。


「まこちゃん、あたしを選んでくれてありがとう」


 煌めく花火を瞳に映しながら夏野が呟いた。


「それは違うな。夏野、俺を選んでくれてありがとう」


 選ばれる人がいるなら、選ぶ人がいる。問題と答え、どちらが先で、どちらが後か。それは作った本人にしか分からないし、その本人にも分からないかもしれない。大切なのは答えは一つかもしれないし、二つかも、三つかもしれないということ。正解があるか無いかどうかさえも、神のみぞ知るということだ。


 俺はこの誰が作ったか分からない難しすぎる青春恋愛の問題に一つの答えを出した。ただ、これで解答完了、すぐに答え合わせというわけにはいかない。


「ねえ、まこちゃん」


「ん? なんだ?」


 これからも青春は続く。誰かを傷付けながら、そして自分も傷付きながら。


 一度、答えを出したからこそ確信できる。


 甘く切なく儚いこの初めての青春恋愛はただ一つの答えを出すには難しすぎた。


 この問題は一生、俺が背負うべき、向き合うべきものだ。


 再び触れ合った俺と夏野は、お互いにすぐには離れようとしなかった。これまでの気持ちは、感情は、想いは一度溢れ出したら、もう止まらなかった。

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