考察 武装について①
ここからは考察を行っていきたいと思う。
エレクトリアコードの世界における武装の扱いについてである。
ストーリーモードの文章等を見るに、エレクトリアは仮想空間でバトルしているらしい。つまりAR(拡張現実)を用いている可能性が高い。撃っているのは仮想の弾丸であり、剣には刃は付いておらず、触れた相手エレクトリアがダメージと認識しているだけである。
本当にそうだろうか? ならば何故、乾がテロを起こした際にエレクトリアから避難しなければならなかったのだろうか。不採用になったとはいえ、軍事用として開発が進められていたプロトタイプエレクトリアにどのようにしてダメージを与えたのだろうか。
やはり、エレクトリアは実弾ではないにしても非殺傷性の武器を用いているのではないだろうか。モード移行というセーフティによって普段は制限がかけられているだけで、最大出力で用いれば生物にもダメージを与えることが出来るのではないだろうか。
エレクトリアは人を補佐するために存在するという。エレクトリアが自らのことをオーナーの所有物と思い、また大切な人が危険な時には身を挺しても守る覚悟があると告げたということは、緊急時には生物を止めるために撃つこともあり得るのではないだろうか。オーナーがクマに襲われた時、暴漢に襲われた時、車に惹かれそうになった時、エレクトリアは主を守るために引き金を引くのではないか。
害獣対策として威嚇射撃を行うこともあり得る。場合によっては実際に当てる必要もあるだろう。そんな時に仮想の弾丸を用いるだろうか。
エレクトリアが使う武装は多用途に使える可能性がある。剣をカッター代わりに、アンカーショットで遠くの物を取ったり、銃で撃って起こしたり(!?)、戦いから離れた日常にも使い道はあるのだ。
リミッターによって制限がかけられている(この制限の基準を決めたのは近衛インダストリアルだろう)武装、それがエレクトリア達が用いている物ではないだろうか。
――だが、想いが力になると分かった今、エレクトリアを怒らせない方が良いかもしれない……。
『エレクトリアコード』まとめと考察 紅茶党のフゥミィ @KitunegasaKiriri
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