ライラ、まあ一理あるのかもしれません。スティーグあたりになら丁寧に論破されそうですけれど、それを聞く耳はなさそうです。
そしてライラの言は少なくとも、リベカの求めたものとは間違いなく違う。その隔絶が悲しいです。
また、ライラの未熟さや傲慢さを感じる言動、「功野様がいわゆる『悪役令嬢』を描いたらこんなふうになるのかな?」と大変興味深かったです。その物語がハッピーエンドなら良いのですが……
そこにやってきたモルトは、この凍えるような環境にイリーナの持つ熱や温かさを運んでくれたのでしょうか。ここからリベカの世界に、そしてさらに向こうへと明るさが広がっていくことを願って止みません。
作者からの返信
めぐるわさん、いつもお読み下さり、ありがとうございます。コメントもいただけて嬉しいです(* ゚∀゚)ノシ
ライラはリベカに容姿は似ているのですが、性格は全く逆になります。
言っていることは然もありなんといった感じですが、本人はあまり深くは理解していないでしょう。教育の賜物といったところです。
ここはそうです、悪役令嬢的イメージを膨らませて書いていたので、おそらく私が書けばこんな感じになると思われます。そこにまで興味を持ってもらえるのは嬉しいです(*´ω`*)
彼女の結末はこの章の最終話『輪廻』にちょっぴり書いています。
イリーナの最終話に繋がるモルトとリベカの出会いになります。
親友の名前を聞いてリベカの目はかつての輝きを取り戻したと思われます。
イリーナの縁で繋がれたことがまた嬉しかったはずです。
リベカの娘、ライラ。
彼女はどちらかというと、父のフィリップに似ていますね。母が五星勇者だから、大貴族の娘だから、と虎の威を借る狐のごとしです。
やはり、フィリップの方針に沿う育てられ方をすると、こういう風になってしまうのですね……。
また、懐かしい顔が見られました!
彼女はイリーナの養女だった子ですね。大きくなって、立派に役割を果たしているのですね。とても凛々しく、しっかりとした女性であるようです。
でも、この後イリーナは……。
つかの間でも、監獄のような毎日に光が降り注ぎますように。
作者からの返信
長月そら葉さま、いつもお読み下さり、ありがとうございます。コメントもいただけて嬉しいです(* ゚∀゚)ノシ
この世界の貴族は、生みの親が育てるわけではないので、考え方も違ってしまいリベカの気持ちは伝わりにくいようです。
フェリップの貴族としての教育によって、貴族として自分がどうあるべきかを理解しているつもりになっています。
小さい頃はもっと可愛かったのですが……つまり息子のアントンも!?
久々のモルトの登場です。モルトのことを覚えていてもらえ嬉しいです!ここで知り合いっていたからこそ、最後イリーナのお墓をエレノアの隣に作ることができるわけですが、お察しの通りイリーナの最期が近付いているときでもあります。
もう少しリベカの話が続きます。いずれマティアス、エッセルへ繋がることになると思いますので、お付き合いいただけると嬉しいです。
リベカへの優しい願いをありがとうございます(*u_u*)
ああ、娘のライラさんは、本当に真逆に育ってしまったんですね。
めっちゃトレント家の者になっているっ。
小さな頃から別の教育担当者たちに育てられていたら、リベカを母親でありながら半分他者みたいな感覚で見ているのかなあと思いました。
「もし何かあれば私を頼ってくるのです」
これは後々ライラにガツンと来そうな気がして、ライラには悪いですがワクワクしてしまいました。
リベカとモルトの邂逅っ。
モルトがイリーナの名を告げたとき、どこか胸を張って言っている気がしました。
イリーナの娘である事を、誇りにしているような。
それが嬉しくてたまりません。
イリーナにも色々とあったけれど、しっかりと次世代を育てたんだと嬉しくなってしまいました(・v・)
作者からの返信
うちはとはつんさん、いつもお読み下さり、ありがとうございます。コメントもいただけて嬉しいです(o゚v゚)ノ
ある意味真っ直ぐ育ったライラは、トレント家の教育の賜物と言えなくもないです。
血は繋がっていても、異なる考え方を植え付けられてしまい、家に閉じ込められ何もできない母をどこか小馬鹿にしている節さえあります。
さすがに鋭いですねぇ。ライラのその後はシルマがポツリと語ってくれるはずです。ワクワクに応えられたら嬉しいです。
イリーナの娘だと自信を持って言うモルトは、おっしゃる通りそのことを誇りに思っています。モルトたちとリベカの繋がりができた瞬間です。
イリーナのしてきたことが、別の場所で縁を広げていくそんな光景が描けてればなと思ってます。
イリーナのやってきたこと、それに誇りを持つモルトの姿を嬉しく思っていただけ、幸せです(*´∀`*)