0-2〆 僕と少女
最後に奴隷売買、情報屋として依頼の報酬を貰った日から、5日程経った昼過ぎ。玄関のベルが鳴った。ステンドガラスが埋め込まれた喫茶店にありそうな、洒落た玄関扉を開くと、全身黒地に、細く薄く金色の糸で編まれた蔦の装飾が施されている、フードをかぶった若い男が立っていた。その後ろには男の背丈の半分くらいの、例えるなら子供の背丈ほどの、同じく黒フードを被った人が静かに立っていた。唯一違うことと言えば、その子供丈の子は目隠しをされて、口輪をされ、手にも拘束具が取り付けられているようだった。
「はじめまして。私、奴隷売買専門、六方商会の者です。雷角様はいらっしゃいますか?」
感情無く淡々と話すフードの男に、ぎこちなさを感じてしまう。奴隷売買なんて相変わらず世間様の目が厳しいこともあり、近所に変な噂が立つのも嫌なため、僕も淡々と会話を進める。
「僕だよ。本人確認は、僕のこの角で充分だよね。モリオンさんから聞いてるでしょ?」
僕は額から生えている自分の角を、フードの男の前に頭ごと差し出す。フードの男は躊躇なく、僕の角を握り、触り、引っ張り本物であることを確認する。有角の身として、角というのは基本的に親しい中でしか扱わないコミュニケーションツールのようなもので、粗末な扱いをされるのを嫌がるのだが、仕方ない。自分の本名が奴隷売買の業界に知られるよりはマシである。
僕の角、亜人・雷竜の血を引く一族の角はジクザクとしていて、まるで地に落ちる雷のような形状をしているのが特徴的な角。特に僕の場合、訳あって左側の角は半分、綺麗に斬られていてスポンジのようにスカスカな部分や、固まった血の塊が見えている。
フードの男は躊躇なく、角の断面をぎゅっと押す。押された感じが即座に伝わり気分が悪くなった。渋い表情と共に、ン゛ッ!と小さく声を出してしまう僕。フードの男はさっと手を避け、咄嗟に失礼しましたと、小さい声で謝る。
「確認致しました。それでは失礼いたします。」
フードの男は、隣に控えさせていた子供丈の人を、強引に僕の家の中に引っ張り、連れていく。すれ違いざまに、子供丈の人の口から、か弱い声が聞こえたものの、何を言っているのかよくわからなかった。フードの男は、あっという間にリビングに置いてあった椅子に、子供丈の人を縛り付けると、失礼しましたと一言添えて、さっさと帰っていく。その後を大急ぎで追って、玄関からフードの男が完全に帰ったことを確認して、玄関の鍵を全て閉める。これで誰にも邪魔されない。
「さっ!今、その布取ってあげるからねぇ~!!」
最高にわくわくして、待ちきれない気持ちを落ち着かせながらも、子供丈の人が痛がらないよう、ゆっくり拘束具を取り外していく。そして最後、顔に掛かっているぶかぶかの黒フードをゆっくりとめくった。
「これからよろしくね、人形ちゃん。」
まんまるのこげ茶色の瞳が、僕の目をまっすぐ見つめる。その微かに震え、揺れる瞳には僕に対する興味と恐怖、どちらも読み取れる。色白、黒髪ショートの人類、ヒューマン族の可愛い小柄な少女。とりあえず僕は、この子を人形ちゃんと呼ぶことにした。
***
白と水色を基調とした、つるつるとしたタイルの床と、黄色や橙色も使ってモザイク調で表現されている夜空のような天井との間で、薄汚れた下着姿の小柄な少女と、短パンTシャツ姿のトカゲと人間をかけ合わせたような男があたふた、バタバタしている。
「あの!自分で!できますのでっ!」
少女の押し出しが意外と強い。太い尾を扉の取っ手に引っかけて、抵抗するものの、素早く休みなくポンポンと、僕の腰や腹を小さな手のひらが、身体を後ろへ後ろへと押し出す。両手で少女の肩を掴もうとするも、すぐさま払われてなかなか止められない。
「いや、聞いて?浴槽、結構深いからっ!ねっ!?」
「だっだい!じょーぶですっ!のでぇっ!!」
僕は押しに負けて、風呂場から追い出される。大声できっぱり断られてすぐ、バタンッ!と大きな音を立てて、風呂場のスライド式の扉が閉まった。扉の前で、僕は肩を落とし、大きなため息をつく。
奴隷としてこの家に来た少女、小柄で可愛い奴隷の少女、とりあえず僕は人形ちゃんと呼ぶことにしたのだが、少女に付けられていた拘束具を、全て取り外したところまでは良かった。けれど少女の肌や服の汚れ、擦り傷、痣の具合から、良い待遇はされていなかったのだと思った。そんなわけで、綺麗にしてあげようと風呂場に連れてきたものの、風呂というものに不思議な顔をするものだから、一緒に入って洗ってあげようと思って、服を脱がせようとしたらこの有様である。別に僕はその、短パンTシャツに着替えたとはいえ、そんなそんな、一緒に湯船に浸かろうなんて、全く考えてなかったわけだし問題ないでしょ!と思ってはいたけれど……だめらしい。
5日前の、依頼の報酬を貰った日、奴隷売買専門・六方商会の会長モリオンさんに仕事の報酬として金以外にも、商会の一級品とランク付けされた奴隷を貰えることになった。残念ながら僕の好みに刺さるような子は見つからなかった。それでも奴隷を貰ってくれと言うから、一級品以外の子もみせてもらうことになった。そんな時に目についた子が、人形ちゃんだった。正直、奴隷選びが面倒になって、なんとなく目についた人形ちゃんを貰うということに決めたのだけれど、モリオンさんにこんな安い処分品ですまないと何度も謝られた。でもいざ今日、間近で見てみると……うん、可愛い。身なりを綺麗にして、良い服を着せてあげれば問題なく、むしろそこらの同い年の子よりもワンランク上くらい可愛いと思う。まあ、僕の趣味好みからの勝手な判断だけれど。
「人形ちゃーん、だいじょーぶー?」
微かに空いている扉と壁の隙間から、覗かない程度に人形ちゃんに声をかける。中からやっぱり、大丈夫です!と人形ちゃんの声がする。まあ大丈夫なら良いかと、その場で座り込んで人形ちゃんが風呂から上がってくるのを待つが、そんな時間も長くは続かなかった。
カコンッ!という大きな音と共に、人形ちゃんの悲鳴が聞こえた。絶対になにか起きたことを察した僕は、勢いよく風呂の扉を思いっきり開ける。そこには石鹸、シャンプー、風呂桶からタオルまで床や浴槽に散らばった中、泣きながらアヒル座りしている人形ちゃんが居た。やりそうな気はしてた。
「よーし!僕も入ろっかなぁ!?」
洗面台の下から新しいタオルを取り出し、短パンTシャツ姿で、散らばった石鹸やシャンプーを回収しながら足場を作り、風呂場に入る。風呂場で泣いている人形ちゃんの身体に新品のタオルをかけながら、多少の配慮をしつつ風呂場での作業を始めた。
***
「お湯の温度、湯加減はどうかな?」
「おゆ……」
「これ、お湯。」
手で人形ちゃんの肩にお湯をかけてあげると、少し驚いたのかぎゅっと目をつぶるが、こくりと小さく頷いてくれた。
「よかった。これがお風呂に入るってことだよ。覚えてね、人形ちゃん。」
もう一度、今度は大きく頷く人形ちゃん。とりあえず、意思疎通をちゃんとできる子で、本当にほっとした。一安心した僕は自分の太い尾を椅子代わりにして、風呂場にしゃがんで、人形ちゃんの身体が温まるのを待つ。静かになった風呂場に、時折シャワーから零れ落ちる雫の音だけが響き渡る。そして風呂から上る湯気が、僕の身体も温めてくれて、とても心地よい。ふと浴槽の方から、すみませんと小さな声で人形ちゃんが、声をかけてきた。ゆっくりと人形ちゃんの方を見ると、お風呂の温かさのせいか少し頬をほんのりと赤く染め、まじまじと僕を見ていた。
「どうしてですか?」
「どうして?」
「どうしてこんなに、優しくしてくださるんですか?」
人形ちゃんはじっと、僕の目を見る。率直な、曇りの感じない、まん丸の瞳が僕の目を捉えている。
「どうしてって、その……むしろなんで?」
首をかしげると、人形ちゃんは戸惑い目を逸らした。申し訳なさそうに、でもあまり言いたくないような、そんな雰囲気でゆっくりと話し始める。
「奴隷は、優しくされません。道具なので。」
「君は道具なの?」
なにか言おうとするも、言いかけていた口を閉じ、人形ちゃんは黙ってしまった。再び風呂場が静かになる。
「じゃあさ、僕が君を家族って言えば、家族になる?」
「それはその……」
「僕知ってるよ。奴隷は主人の言うことに逆らってはいけない。そうでしょ?」
人形ちゃんは明らか戸惑っている。なにか言おうとするも言うのをやめたり、でも目は右往左往していて落ち着きがなかったり。
「これでも僕、奴隷商の関係者なんだよ?ただのお客さんじゃない。小さい髭もじゃのおじさんが、君に教えたんでしょ?主人の言うことには逆らうなって。ふふっ、奴隷教育の基本だもんねぇ?」
人形ちゃんの慌てようについ、くすくすと笑ってしまう。僕の様子を見た人形ちゃんは、顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。少しからかいすぎたらしい。手を伸ばし、ごめんねと優しく頭を撫でてみるものの、いよいよ僕と目を合わせてくれなくなってしまった。泣かれてしまうのは避けたい……困った僕は、思いきって話題を変えてみることにした。
「そういえばさ、名前なんて言うの?」
「なまえ?」
「そう、名前。なんて呼ばれてたのか教えて?」
人形ちゃんは眉をひそめ、首をかしげる。でもすぐにその返答は返ってきた。
「さんぜろさんです!」
「さん……なんて??」
僕は耳にかかっていた髪を避けて、もう一度聞き直す。だが何度聞いても、人形ちゃんは【さんぜろさん】としか言わない。頭を抱える僕を、困ったと言わんばかりの表情で見てくる人形ちゃん。少し考えた後、なんとなく思いついたことをやってみることにした。
「もしかして、なんだけど……こういうこと?」
浴槽のすぐ隣、湯気で曇った鏡に、指で文字を書く。人形ちゃんはそれを見るや否や、目を大きく見開き、文字の書かれた鏡を指さした。
「そうです!これです!さんぜろさん!」
「うーん!なるほどね!」
鏡に書いた文字は【 303 】。人形ちゃんは僕に伝わってとっても笑顔だが、僕は苦笑いのどん引き。どうやらあの商会では、奴隷を番号で呼んでいるらしい。テレビのCMや、朝の朝刊に載る広告で奴隷の、人としての尊厳、存在価値を大切になんてホワイト感をやたら謳っている六方商会。随分と雑な扱いをしているようだ。すごく嫌な、もやもやする気持ちと共に、今すぐちゃんとした名前を付けてあげたい。その思いが強くなる。
「あのさ、僕ね、君を新しい名前で呼びたいんだよね。良い?」
僕はすぐさま鏡に書いた303の文字を横線で消す。そして、そのすぐ下に文字を書く。その文字を見た人形ちゃんは目を細めて、読もうと必死。
「これは【ミラ】って読むの。今までの君の名前は303。前から読んでも後ろから読んでも303。こういうのってミラーナンバーなんて言うことがあってね?」
人形ちゃんこと、ミラは僕をまん丸の目でじっと見つめてくる。理解しようとしているのだと思う。そんなミラにも分かるよう、ゆっくり話を続けた。
「まあそれは単純すぎるよねぇ……でもね、ミラって名前には国によって色々な意味が込められることがあってね?」
ミラの頭を優しく撫で、柔らかい頬に手を当てる。
「僕はそうだなぁ……愛するとか、可愛いとか?そういう系の意味を込めたいなぁ。」
自分で言っておいて少し、ほんのすこしだけ、恥ずかしく感じた。それでもミラは僕をじっと見つめていて、ふと目が合ったとき、嬉しそうに笑ってくれた。
「あの……ご、ご、ご主人、は……?」
ミラの頬に触れる僕の手を、両手でゆっくり、優しく掴み、なんだか少し恥ずかし気に上目使いで僕を見るミラ。言い辛そうにもごもご、恥ずかしそうに話す姿はとっても可愛い。本当にこの子を選んでよかったと思った。
「あの……何と呼べば良いですか?」
「あっ僕!?」
自分がどう呼ばれたいなんて、全く考えてなかった。急に立ち上がってみては、腰に手を当て、頭を抱え、顎を掻いて……なんて呼ばせればいいのだろうか、こういうのって。浴槽から僕の様子を見るミラは、小さな口を開けて、ぽかんとしている。
「ええっと……さ?君は……いや、ミラは僕のこと、なんて呼びたい?」
私ですか?と言い、ミラは困った顔をした後、考えるそぶりをみせる。そういえば僕、自分の名前を名乗って無くないか?
「ええっとね、僕の名前はね【ダリル】っていうの。ダリル・フルグライト。有角のリザード族、僕、亜人類なんだよ?君は人類だけどね?でも僕、亜人とは違うよ?だからその……うーん……いっそ僕のこと、ダリルって呼んで?」
「あの……呼べないです。」
「えぇー?なんで?」
「できません……」
ミラは悲しそうな顔で僕を見る。僕は意味が分からず、首をかしげる。
「ごめん、僕、関係ないことも言ったね。名前だけ言うね?ええっとね、僕の名前はね?」
「ご主人様の名前は言えません。奴隷なので……」
なるほどそういうことか。つくづく奴隷教育や、制度の複雑さを感じた。奴隷はご主人様とは言えても、ご主人様の名前を呼ぶことは身分の差もあり、失礼にあたるため、呼んではいけない。そう決まっている。
奴隷商で教育される、奴隷たちは反抗的な態度や言動をしないよう、徹底的に教育される。柔軟に対応できる子は、反抗心を持っていたとしても、すぐに奴隷教育を終了できたりするものだが、ものすごく真面目な性格をしていたり意志の固い頑固な子なんかは長期になり、精神的に持たなくなる子も少なくない。この子も初めて会ったときは、とても静かで、正直なことをいえば目に光を感じなかった。この子もまた、じっくり教育された子達の中の1人なのだろうなと思っていた。
別の手段を考える。はっきり言って、家の中でならまだしも、外でご主人様なんて言われたら、たまったもんじゃない。僕が貴族的な大金持ちの家柄ならまだしも、残念ながら僕は一般人。普通の会社で働く一般会社員。悪目立ちすぎる。
「ご主人様は、やめない?」
「できません……」
「うーん、困ったな……」
呼び捨てはできない、ご主人様呼びは僕が嫌。じゃあ何がいいだろう?ふとミラの様子を見ると、鏡に書かれた【ミラ】の文字をちらちら見ては、水面に小さな人差し指で何度もなぞっている。それ、良いじゃん。
「ねぇミラっ!?」
急に顔を寄せ、顔を覗き込んできた僕に、ミラは驚いで縮こまる。急にごめんねと軽く謝った後、僕は真面目な顔でミラに語りかける。
「僕、君の先生になりたい。」
「せん、せい?」
「そう!君に読み書き、生活のあれこれを教える先生!だから僕のこと、ダリル先生って呼んでよ。」
僕は得意げな顔で腕組みをする。そんな自信ありげな僕を、ミラは目を輝かせながらじっと見ている。
「まだ同居の手続きとか、戸籍とか、あと奴隷申請だっけ?そういうの出し終わらないと、できないけどさ……君のこと、学校にも行かせたいな。」
「学校!……あの、でも……」
「奴隷は施しを受けられない。そう言いたいんでしょ?」
改めて僕は、真っ向からじっとミラの目を見つめる。その勢いに押されたのか、ミラは尻込みしてしまっている。
「あのさ、君はさぁ?六方商会のあのチビジジイとさ、君の新しい主人である僕、どっちの言うことを聞くの?君の権利はもう僕のモノのはずだけど?」
ミラの両肩を優しく掴み、ミラの顔を覗き込む。優しくしているつもりではあるけれど、小さな身体が僕の圧に押されて、震えているのがよく伝わる。
「奴隷は主人の言うことに逆らってはいけない。そうだよね?じゃあ、僕の言うこと、聞けるよね?」
「はい……」
僕はにっこりと微笑む。ミラの小さな体の震えが止まらない。ちょっと強く言い過ぎた気がして申し訳なくなった僕は、ミラの身体を寄せて肩から上を優しく抱いた。
「だからさ……よろしくね、ミラ。」
「はい、先生……」
きゅっと、柔らかい頬が僕の方に寄ってきたのを感じた。僕は人肌の温かさにゆっくりと目をつぶる。温かな人肌に、こんなに近く、触れ合ったのは何年ぶりだろうか。とても落ち着くような、幸せになる、そんな時間が流れていく。
突然、目をつぶっている僕の頬を、小さな手のひらが思いっきり押した。その勢いで僕はン゛ッ!と声を上げる。その後すぐに、くしゅんっ!と小さなくしゃみの音が聞こえた。
「あ゛あ゛っごめん!あがろう!風邪ひいちゃうね!?ごめんミラっ!!」
大急ぎでシャワーからお湯を出して、浴槽から出てきたミラの小さな身体にかける。そのあとバタバタと、タオルで身体を拭いたり、髪を乾かしたりして大変騒がしく、風呂場を後にした。
***
吹き抜けのせいで1階と2階の概念がほとんどない、この僕の家のリビングにて、白の新品下着に身を包んだミラに、前もって買っておいたサロペットワンピースを着せてみた。正直、女の子のファッションなんてほとんど分からないから、店員さんに相談しながら、とりあえず上下セットで売っていた、この青色のワンピースを買ってきた。最初は似合うか心配だったけれど、いざ着せてみないと分からないこともある。思っていた以上に似合っている。可愛い。
まん丸の瞳をキラキラ輝かせ、着ているワンピースの端を掴んで、くるくるひらひらさせているミラ。するとふと、足を止めて、床にあぐらをかいて様子を見ていた僕に近づいてきて。そしてそのままぎゅっと、ハグ、してきた。
「ありがとう、せんせ……」
顔が熱くなってくる。僕より小さな、それでいてふわふわとした、柔らかく温かな身体に触れている。心臓の鼓動が速くなった気がする。僕も、その小さな柔らかく温かい身体を、優しく抱いてみる。すごく、落ち着く。例えるなら幸せ。そんな感じ。僕の太い尾が床を小さく、ぱたぱたと音を立て、無意識に動く。彼女は可愛い、それでいて、好き。たぶんそう。僕はミラの頭を優しく撫でながら、優しく微笑んだ。
「どういたしまして、ミラ。」
【 プロローグ
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