第39話 新たな仲間 (平和録第1話「ニアの理由」あり)
白斗、ユーア、エイト、シアはティアナード家から家に帰って行っていた。
「はぁ〜、サイアスさん、強かったな〜。」
「何言ってるんですか、師匠。圧倒してたじゃないですか。」
「ユーアさんはまだまだですね。サイアスさん、本気は出してなかったですよ。」
「そうなの?」
「私でも勝てるかどうかは怪しかったですよ。」
「それで、君はいつまで着いてくるんだ?ニア?」
実は後ろからニアが着いてきていたのだった。
「…私にはユーア様をお守りする義務がございますので。」
「ニア。」
ユーアがニアの方を向いた。
「ニア、私は師匠に着いて行くよ。旅をすることになるの。」
「はい。分かってます。」
「ニアはティアナード家の騎士長。そう簡単にはいけないのよ。」
「承知の上です。当主様には既に相談済みです。」
「…ユーア、俺はひとり増えたくらいでは変わらないが?」
「…!」
ユーアが渋々認めたように話した。
「いいでしょう。師匠がこう仰ってくれたので、認めます!いいですか?皆さん?」
「いいですよ。」
「お友達が増えるのはいいことです♪」
「!」
「…いいでしょう。いきましょう、ニア。」
「いいんですか…?」
「いいと言ってるの、早く行くよ!ニア!」
「はい!皆様、ありがとうございます。」
「ああ,よろしくな。」
「はい!白斗様!」
こうしてニアが新たに仲間となったのだった。
〜番外茶番「平和録」第1話「ニアの理由」〜
※時系列・第39話後日談
「それで、本当の理由は何なのですか、ニアさん?」
これは白斗の家での女子3人の話。
「!本当の理由って…『ユーア様を守る為』ですよ…。」
「嘘だね。それはお父さんを納得させる為の理由。裏に何かあるでしょ?」
「…!そんなことは!」
「「本当は?」」
ニアはユーアとシアの圧力に負け、口を開けた。
「…白斗様が…カッコよくて…。」
「おお!」
「やっぱりそうだったんだね♪」
「やっぱりってことは!」
「私達も同じって事だよ♪」
「特にユーアちゃんはメロメロだよね〜。」
「…シアもじゃない。」
「…お二人ともも同じだったのですね!ですが,白斗様は私がもらいます!」
その言葉に不思議そうにユーアが答えた。
「何言ってるの?」
「え?」
「【白斗様ハーレム計画】…知らないんですか?」
「え!?」
「そもそも女の子が2人いるのよ?ハーレムに決まってるじゃない。」
「でもエイトさんが!」
「エイトは白斗の中に戻れるから。」
「セーフってことで。」
「…本当ですか…。」
「ふふふ、ほかに男はいらないの。」
「幸い、その国は一夫多妻制ですしね。ハーレム、作ってあげますよ。」
「「ふふふふふふふふふ」」
その会話を遠くから聴くものがいた。
「気をつけておかないとですね…、私、お役御免になるかもです…。」
《そんなことないよ!by作者》
「どうなるんでしょうか…。」
To be continued
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次回予告
第40話「鳳凰山での実力テスト」
ニアを入れたパーティー5人が【空島の地下・第二層・鳳凰山】に挑む。
そしてまた、暴走が起きる。
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作者談
今回登場した【番外茶番・平和録】。
今回のような「本編が短い場合」や「私の気分」(90%これ)で【神加護】の裏設定などを公開しちゃいます!
後々に繋がることもあるので是非!
Twitterにて「VRoid」で作成した本作のキャラ、また「もるもっと」さん(@za2MmQnEo6w83Ye)に描いてもらったユーアのイラストが上がっていますので是非!
@RIA_narou0104 ←から是非!
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