第6話 ダンジョン制作

白斗はギルドの外に出ていた。


「エイト〜」


白斗は外でエイトと話していた。

いや,独り言を話している、と言った方がいいだろうか…


ーすいません!前の時はグリーンドラゴンくらい普通にいたんですけど…。

「事情があってもだ!いきなり注目されたぞ!あ〜、俺のスローライフが〜!」

ー本当すいません!

「まあ,けど、140万テラル手に入ったから、よしとするか…」

ーてことは免罪ですね!

「さっきのことは忘れないがな。」


「それで,報酬を求めるならダンジョンていってたけどどうする?」

ーそうですね…近くのダンジョンでは物足りません、この世界最高峰ダンジョン【霧隠の塔】【夢世界】【悪魔城本山】くらいじゃないとダメなんですが、全部遠いんですよ。

「う〜ん,そうだな…」


2人は考えた、その時間は10秒くらい…


「そうだ!」


    ダンジョンを作ろう!



ーおうちー


「ここら辺で作ろう!」


白斗は事前に《ダンジョン作成》というスキルを身につけていた。


ーどんな形にしますか?建物型、自然型、天空型、城型、塔型、洞窟型、地脈型、異世界型、夢型などがありますが…

「地脈型だよ!この島の地下を全て使って、ダンジョンを作るよ!」

ーわ〜お、これはまた壮大な…

「それじゃあ,いくよ!《ダンジョン作成》」



ーダンジョン作成起動ー


 どの様な形にされますか?

     ー地脈、異世界、建物型!


 難易度はどうされますか?

     ー最高峰!【S S級】!


 範囲はーー

     ーこの島の地下全体!


 制作しますか?

     ー制作します!


ーーーーーーーーーーー


ゴゴゴゴゴゴゴゴ、


ポン!


ーあ!扉できましたよ!

「入ろう!」


白斗はそのダンジョンーー【空島の地下】に潜っていった。


 

ー空島の地下ー


 おおおおおおおお!!!!!!!


その地下には地平線の先まで広がる青空と草原が広がっていた。


 【第一層 広大な草原】


「すごい!ひろい!」

ー扉に入ると草原ですもんね!すごいですね!

「ここ,俺が作ったんだ!」

ーそうですよ,これでも最高ランク、油断はしてはいけません!

「ああ,用心する。」


2人が進んだ先には岩の様な亀がいた。


ー[ロックタートル]ですか…

「そのままだね。」

ーかなり強いですよ。炎天でやっと貫けるくらいですね!

「なら《消滅の魔線》」


赤い光線が硬い甲羅を貫いた。


「これをすれば突破できそうだね!」

ー流石です…。


それから20分程で大きな岩の前にたどり着いた。


「あの岩、大きいね…」

ー今までのと比べて,十倍くらいはありますよ。

「とりあえず、《破壊の殺戮》」


消滅の魔線とは比べられないほどの炎が放たれた。

が,その岩には少し黒焦げが付いただけだった。


ーえ!?

「これは楽しめそうだね!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ


[アースタートル]

【第一層 広大な草原】に住むボスモンスターである…

討伐推奨レベル SS


巨大な魔物との大バトルが幕を開ける。

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