第3話 終焉の光粒

「《消滅の魔線》」


ドッカーン!!


「これ,だめ、次。」


ーこれ、さっきの《炎天》の3倍の威力なんですけど…


「《破壊の殺戮》」


ボワァァァ!!!


「これもダメ、次、」


ーこれ,《消滅の魔線》の5倍の威力なんですが。


「《天滅の神髄》」


ピカーン!!!!


「うーん,微妙。」


ーあの,《破壊の殺戮》の5倍ですよ〜!


「《終焉の光粒》」


ヒューー、


ーうん?失敗?


「まだだよ!」


ドッカーーン!!!!!!!


「よし!これだ!」


ーは!?魔法予想値、8426748000!?10億越え!?最高値は1000万だった様な?推定で、100倍!?


パリン!!!


「あ。」


ーあ、魔法効果確認結界が,あれは世界最高峰の結界を全て繋げて構築し,改良をしたものなのに……


「あ〜あ、」


ーあ〜あ、じゃないの!まずいの!


「けど,《魔法効果確認結界展開》」


数十秒前の景色が戻る。


ーあ,確かに構築できましたね!


「取り敢えず、これを全属性作ろう!」


ーエイエイオー!


ー数十分後ー


「完成!」

ーおめでとうございます!どういったものを作ったのですか?

「今回,元々あった属性を元にした魔法の

  火・終焉の光粒

  水・干天の慈雨

  雷・神の鉄槌

  風・風神の息吹

  地・鍛治師の怒り

  氷・慈愛の氷山

  光・黄金の微笑

  闇・最凶の悪魔

  重力・堕天の地獄

  時間・時間支配の剣

  空間・空間支配の剣

 に加えて、新属性の

  次元・時空・破壊・創造・自然・法則

 の開花に成功したよ!」

ーそもそも、全ての魔法は聞いたことありませんし、新属性って、神話級の魔法じゃないですか。

「神話級?」

ー神話級は神が使っていたとされる魔法や武器を指す名称ですよ。

「てことは、神に並んじゃったってわけだね!」

ー白斗様といると感覚が狂ってしまいます…

「そうかな…?」

ーそうです!それでですね、新スキルが解放いたしました。

「新スキル?」

ーはい,それは【共鳴】です。

「共鳴?」

ーこれは、たとえば仲間との絆を深め,力や特殊能力を得ることができるスキルです。

「ぼっちの僕には関係ないスキルだね。」

ーいいえ,ちがいます。このスキルによって、現実世界での、私との会話ができるようになりました!

「おお!」

ー私は【全知全能】を持っていますので、知識のサポートは勿論、主様を内部からサポートすることができるんです!

「おお!ということは!」

ーはい!

「ぼっち卒業!」

ーあれ?

「やった!やった!遂にぼっち卒業だ!前世からの夢が叶った!」

ーお,おめでとうございます…

「ありがとう!」


エイルは「この人の過去には触れないでおこう…」そう、決意したのであった。

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