第2話 史上最強の魔法使い

気づいたら目の前には青空が広がっていた。


確か、《ステータスオープン》


 ーステータスー


  上原 白斗


  レベル 1


  年齢 18歳


  スキル 魔法支配 


  称号 転生者 天才


  魔力攻撃値 185740

  魔力防御値 65420

  物理攻撃値 73460

  物理防御値 68915

  HP 45726

  MP 7864520


  総合値   16214027

 ーーーーーーー


ふむふむ、《魔力攻撃値》が異常に高い。平均はわからないけど《魔法支配》っていうくらいだから、魔力攻撃値、略して魔攻は高くあって欲しいな。


だが、今はそれよりも…


 「さ〜て,家作るか。」


徹夜はいけない、これは前世の父からの言葉である。

因みに実際には家を作るための魔法を作るのである。


 「《魔法研究開始》!」


 ー魔法研究世界ー


 白斗様、こんにちは、私はこの空間にて、主様を手助けさせていただきます,エイル、と申します。

 早速ですが,どんな魔法をお作りいたしますか?

 白斗様は全属性、あらゆる加護をお持ちなので、全ての魔法を作れます。


 保持属性

  火・水・風・地・氷・雷・光・闇・重力・時間・空間・特殊


 既存魔法

  →魔法図鑑へ



「なるほど、これが材料で、」


 魔法効果確認結界

  →展開


 魔法制作用紙、魔法制作用ペン

  (ご自由にお使いください)


 「これで威力と制作、」


 「とりあえず火魔法で最強なものを出してくれないか?エイル?」


 お任せください、火魔法で最強なものは【龍の息吹ドラゴンブレス】ですが,発動条件が龍であること、なので、次に強い【炎天】をお勧めします。


 「《魔法効果確認結界》展開、《炎天》」


 ドカン!


 威力予想値、7524000


 「これってどれくらいなんだ?」


 そうですね。とりあえずこんなのに打ってみてはいかがでしょうか?


 ー魔物生成、【魔王】


 「ん?魔王?」


 魔王、HP 830230 スキル 全攻撃耐性


 ー拘束


 「ん?エイルさん強すぎないですか?」


 私の空間ですので!


 「納得、とりあえずぷっぱなせばいいんだね?《炎天》」


 ドカン!


 魔王 HP 230


 引き算で830000ダメージってことか。どうなんだ?これ


 魔王は最大級の全攻撃耐性を持っていて,最高峰のパーティーが組んでも3時間はかかります,尚,世界最速記録です。


 「は〜、《炎天》」


 ドカン!


 やりましたね!主!世界最速更新です!


 「なんか嬉しくない。っていうかこれだったら魔法開発って意味あるの?」


 はい!この世界にはラスボスの魔王を優に超える者が数十体位いますので,一応です!


 「とりあえず,この魔法を解析して、書き直してみるか…」



適当に始めた魔法開発だったが、白斗はいつのまにか、その虜になっていたのであった。

そして,この世の生物を一瞬で消し去る技が出来るとは誰も思っていなかった。

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