夢を見る。
誰しもきっと、幸せでない時もある。
幸せは永遠ではないから。
そんなのは当たり前で、だからみんな日常を大切に大切に扱う。この頃は特に。
それでも空を見ると、いつの間にか幸せになっている自分がいる。不思議だなと思ってまた空を見る。
今日の空は茜空。
夜が長いからもう夕映えだ。
教室の窓からの斜陽は普通に眩しい。
カーテンで遮って欲しいけど欲しくない。難しい。
でも僕は今日もきっと何も考えないでいる。
多分ね。
したいことをすればそれでいいんだから。
ずっとやってればいつか神様は笑いかけてくれる。
なんてさ。
考えて、考えて、考える。
綴ることを考えている。
僕は今日もきっと夢を見る。綴ることを諦める夢。でも僕は絶対に諦めない。
自分から諦めないように僕はとりあえず頑張っておく。神様が笑いかけてくれなくても。
僕はずっと書いている。
努力が報われるなんて信じちゃいない。
才能なんかも信じちゃいない。
全部人間が作り出した幻想だ。
だから僕はすべてに抗って生きようと、今日のところは想っている。
「それの何が悪い」って全部に言って、凛とした表情で前を生きた君のように。
僕は君を想いながら前を向くよ。
君という、呪いのようで祈りのような存在を胸に繋ぎ止めたまま。
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