夕映えの中で

夕日の射す雲についた明暗と夕方なのに青い空


外に出ることを拒み続けようやく外に出た6時

私はこの時間で良かったと心底思った


綺麗だった

綺麗という言葉すら似合わないほどに


慌てて撮った14枚の写真


エフェクトを変えて

角度を変えて

綺麗に見える場所まで吸い込まれるように風をきって走った


その時間が最高にいい時間だった

皆が好きなものを見た時に見せる輝く瞳

あれを浮かべながら必死で走る私は可笑しいだろうか?


そういう風に世間体を気にしかけて気がついた


世間体なんか気にしてたらこんな曲がりくねった世の中を生きられない

そんなことしてるだけ時間の無駄だ


なんてね


そんな言葉ではぐらかすのもおかしい


誰一人


私を演じさせることなんてできないはずなんだから


そうだろ?


そうであって初めて自由な世界と呼ぶんだ

世間体に縛られてたらそれは自由じゃないから


他人の目なんてあってないようなものだから

それでいいはずだから


なのに無意識に気にして生きてる

馬鹿らしいよなそんなの


目に見えないものほど重圧は重い、そう思う


そんなことを書いて、

「なんでこんなことを書いてるんだろう」

と我に返って手を止めた。




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