吹奏楽という名の夏を想う
初夏の風が音を連れてくる
音が夏の匂いを連れてくる
いや
そうじゃない
音が初夏の風を連れてくる
通学路のひまわりと
暑い教室
人工的な風に当たりながら
舌を冷やすアイス
空には入道雲が浮かんで
どこまでも高い青空と輝く空気
湿度が高くて
いるだけで体力を奪う気温
ハッキリとした緑の葉は
濃い影を落としている
そんな夏
もうすぐだけど
まだ遠い夏を想う
夏の奇跡が起こることを
願う「青春」に、音が響いている
輝く光に照らされた
音を一つ一つ大事にする場所に
夏が輝く
今年こそは
夕凪を生で感じられるだろうか
なんて
ふと尋ねたい気分になった
ここには海がないから無理だろうけど
でも見たいなと。
「夕凪」
という言葉を知ってから
1度も海に行っていない
行きたいなと思う
夏の匂いのする静かな場所に
私が夏をいつでも思い起こせるように
思い出の中に夏の匂いがするような
そんな景色を見たい
そんな鮮烈な情景を書いてみたい
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