無題
「今」と呼ばれる一秒でその先の出来事が左右されることがある。
たったの一秒、たったの一瞬で人生が、未来が変わってしまうことがある。
実際にそう感じたことがある訳ではないけれど、
直感でそう感じるから必死になる。
一秒一秒、間違いや失言があってはならないと思うから抜け目なくしようと思う。
完璧に出来るはずなんてないのに。
絶対どこかが抜ける。
抜けたところが真意でなければと祈るばかりだ。
隠さなければならない。
今、という一瞬に常に警戒心を敷いておかなければならない。
そんな強迫観念が常に私の中にある。
警戒心の疲労が一日の疲労の大半を占める、それはただ単に辛いだけ。
心から許している、警戒していない人などいるのだろうか。
私はそんな人いないな。
いや、前言撤回。数人はいる。
もっといてほしいけれど。
その現実がどれだけ辛かろうが、悲しかろうが、その認識が変わることは多分ないし、未来の自分を守ると思えば何も感じない。
タイトルは無題。
タイトルをつけるような文じゃない、私の人生観。
「これが知り合いにばれなければそれでいっか」
そう思う。
別にそんなこと気休めにしかならないんだけど。
私は今のこの怠惰な毎日を生きていたい。
どんなに嫌いでも。
今の「辛い」から一本足せば「幸せ」だから。
残りの一本をずっと探している。
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