第3話 ベストヒットJPN
ここは、六本木のとあるTV局(^^;のスタジオ。
さきほどから、音楽番組の収録。
ネオン、ちかちか。
明るい雰囲気、なぜか深夜番組なのだが。
ディレクターが「はい、小林さん、キュー!
あのテーマ音楽が流れる。
「ざ、ベストヒットJPN!アメリカのホットな話題、音楽をお届けする1時間!
本日のゲストは、マイケルさんです!」
と、髪の毛が薄くなったラジオ好きのアナウンサー、小林が吼える。
ウルフマン、とかな。 へび年生まれなんでスネークマンだとか(^^;
マイケル、登場・・・・・・!
黒い、ジャンパー。レザーのズボン。
しゃっきり。くっきり。東芝さん。
「ミナサン、コンバンワ、マイケルデース」と、かわいい日本語。
ホワイトニング・ダンディ(^^)。
「マイケル、ベトナムツアーにいったんだね」
と、小林。
ハイ。と、マイケル。
「食べ物はなにが好き?」と、小林。にこにこ。脂ぎっている。四角いめがね。
マイケルは、立ち上がってジャケットのすそを持って広げる。
「フォー!」
小林、びっくり「ああ、フォーね。あれ、うまいよね。いくつ食ったのマイケル?」
「フォー!」
小林「四つも食ったんだ。丈夫な腹だなぁ」
マイケルは、立ち上がって腰を前後。「eat it」
小林「腰じゃなくて、腹だって。それに、eat itってアンタの曲かいな」
マイケルは、立ち上がってバットを空振り。
小林「そりゃはら辰則だよ。腹タツなあ、もう」
気が短いのだ。毛も短いが。広島じゃけんのぉ。
マイケルは、腰を前後「タツノリ?」
小林「そりゃワルノリだってばさ」
マイケル「ハハハ」
小林「ハハハじゃないよ、まったく。あーそうだ、ベトナムでさ、民族衣装があるでしょ?
なんだっけ、あの・・・。」
マイケル「アーオっ!」
小林「そうそう。アオザイだ。思い出した!では、綺麗どころのみなさん、どーぞ?
アオザイ着ててね」
ぞろぞろ、色とりどり。
小林「マイケルさー。どの子がいい?」
マイケル、立ち上がって「アオっ!」腰をぴこぴこ。
小林「その腰止めてって。カメラさーん、バストアップね」
マイケル「バスト?」にかっ、と笑う。
腰ぴくぴく。立ち上がって。
小林、あきれ顔「あんたもスキねぇ」
マイケルは「Ao!カトチャン、ファンタスティック!」と
テーブルに根っころがって、脱ぎ始めた。
ストリップかいな。
♪たぶー・・・・・♪(^^)。
小林は「おーい、カメラ止めろ!」
青筋(笑)。
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