第30話 狩り終了!

 さて、トロール、トロールっと!どこにいるかな…………お!発見!


「ここから遠くない場所で、群れてるねぇ~?何でこんなに多いんだ?」


 この森……今までどうしてたんだか?

 あ!結界か?もしかして、その可能性はあるのか。

 よし場所は分かったけど、ここからなら走るより飛んだ方が早いな!


「フライ」で空に上がって、目的の場所に向かうか。別に急いではいないので、スピードは出さないで移動だ。

 だが……なにか目線が……なに?


 一旦止まって周りを見る。

 ついでにマップを確認すると、青い点が側にあるが……どこよ?

 敵意なし青点?まさか……マップで位置を確認したら自分より少し斜め下に、一羽の鳥が居たよ。

 何だよさっき離したイーグルじゃんかよ!

びっくりさせるなよ!

すると、イーグルが俺の側に寄って来たよ何に?


「おっ?お前なに?なんだ?」

「ピィ~!」


 と鳴いて俺の側に飛んでくる。


「泣いても分からんよ?」

「ピィ~」

「…………分からん。ってか、こんなことやってる場合ではなんだよ!お前巣に帰れよ?折角見逃したんだ帰れ。じゃあな!」

「ピィ!ピィピィ!ピィ~!」

「なに?一緒に行くのか?ならお前、トロール狩るか?肉なら分けてやるぞ?」

「ピィ、ピピィ!」


 会話が成り立ってるのか?

 まさかな?

 だが返事するよな?……ここは深く考えるのは駄目な気がする。

 仕方ない!


「なら行くぞ!付いてこいよ?」

「ピィ~」


 本当に来たぞ、懐かれたか?


 そして、トロールが群れる場所の上空で一旦止まり静かに下りてトロールの様子を伺う。

 因みにイーグルは、上空を旋回してる……案外頭の良い子だ。(笑)

 そろそろ、始めるか!

 先ずは、暴れられてもウザイから眠らせてと。


「スリープ」


 バタバタとトロールが倒れる。

 なんとも……デジャブです。

 それからマップを確認して、動くトロールが居ないか確認する。


「よし!居ないな。お~い!鳥!下りてきて良いぞ?」

「ピィピィピィ~!」

「お前……鳴き声かわいいのな?」

「ピィ?」

「俺の言うことわかるの?」

「ピィピィピピィ~」

「ふぅ~んまぁ、良いやお前好きなだけ食って良いぞ?とどめ刺してないがね?」


 とトロールを指をさす。


「ピィ!ピピピィピィ!」


 食って良いぞと、了解したら。

 それが分かったのか……いきなりイーグルはトロールに向かって、エアーカッターで攻撃して切り刻んで食い始めた。


「なんとも……豪快な……おい!」

「ピィ?」

「旨い?」

「ピィィィ~」

「さ、さいですか……。ま、勝手に食っててくれ!」


 俺はトロールに、とどめを刺さないとな。

 剣でトロールの首を一突きし絞めてイベントリィに放り込で終わらせる。フフフ、中々の収穫でした!


「さてと、帰る!おい!鳥またな。もう人を襲うなよ?」

「ピィ?」


 お!食事中に悪いね?


「じゃあなぁ~。フライ」


 ふわりと飛び上がり屋敷を目指す。

 面倒だがここは瞬間移動を使わずに飛んで移動する。

 久しぶりの、自由な時間を過ごしたいからね?ゆっくり帰るのだよ。ハハハ!

 誰に言ってんだか……ハァ~。

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