第23話 オーガ大量発生…?

「よう!戻ったぞ。待たせたか?」

「嫌、待ってないぞ?」

「そうだ、腹ごなしにほれ、あそこ!」


 あそこと言われてオルタ達の後ろを見れば………。

 おお、未だ居たのか……。

 しかし……なんでこんなにオーガが多いんだろか?

 マップでオーガ限定でサーチ!

 すると………この奥の洞窟が巣に成ってるよ!気がつかなかったよ!

 他には居るのかな?

 お、今の場所から東に行った場所に2ヶ所…多いか!


「なぁウオル?」

「なんだ?」

「この先にオーガの巣がある。あとこっちの東側に2ヶ所!ゴブと共同生活してる……」

「ほぅ~で?」

「どっちに行きたい?俺はこの奥にある巣を任せたいが……」

「そうだなぁ……オルタ、どうする?」

「そうよの………我らが東に行こう!」

「それは?二人で一つずつ片付けられるから?」

「そうだぞ!当たり前だ!」

「わ、分かったなら任せていいか?俺が先に終わったら、ウオル達の側に行くが。俺が遅かったら、ここに戻って動くなよ」

「了解したぞ!なら行ってくる!」


 それだけ言うと二人で東の空に飛んでいった。

 さて、俺も行くかね?

 そして、1日目の討伐が終わりオルタ達と三人で屋敷に戻る。


「ただいまぁ~!セバ帰ったぞぉ~」

「おかえりなさいませ。ルーク様お客様ですよ」

「客?」


 誰さっ、疲れてんのに!


「客間にご案内してお待ち頂いてますよ?何でも冒険者ギルドのギルドマスターだそうですよ?」

「ほぅギルマスが?」

「ええ」


 なら行くか………何かあったのかな?


「よう!ギルマス。久しぶり元気だった?」

「ああ、ルーク様!」


 ギルマスが立ち上がって、俺に敬語を使う……やめろ!キモイから。


「ああ、堅苦しいのはいいよ。で、どうした?」

「ええ、実は……オーガの大量発生で困って居りまして……」


 オーガね……今日粗方狩ったけど……。

 あれとは違うのかな?


「オーガなら今日結構狩ったが、どの辺で出るんだ?」

「な、何と!では、東の巣穴もですか?」


 東って……城下町から東だと………。

 今日入った山だよな?

 ならオウル達が狩りに行った方向かな?


「東だと、今日その辺りに行って。巣穴2ヶ所潰したけど、まだあるのか?」

「そ、そこは……こちらの山のあの辺りですかね?」

「あの辺り?どこよそこは。ハハハちょっと待ってろよ?」


 地図を持って来るから。


 てか、オーク居ないかな……あっちは旨いんだよな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る