第22話 次はなに?

 影達が一瞬黙り、そしてグレゴルが声を出し続けてマシューが、口を開いた。

 こいつら…ボケてる。


「あ!」

「そうでしたねぇ……」

「アハハ。忘れてました!つ、疲れてたのかな?結構浅瀬でも魔物がいたので……」

「お前ら………休みボケだな。まぁいいが…少し待ってろ?ほれ!水!飲んでろよ?」


 三人に水を渡して今度はラムセス達の場所に向かう。


「おい!ラムセス、サクロス!お前ら大丈夫か?」

「「は、はい」」

「大丈夫です。すみません、俺たち……お三人の足手纏いで……」

「お、俺、私は少し怖くて………」

「ああ、サクロスは戦闘は初めてだったね?すまん忘れてたよ!」

「い、いえ!私も慣れないと、ルーク様と冒険出来ませんから……」

「そう?なら、ゴブからゆっくり倒せる様に成れば良いから!焦るなよ?ほらあっちいくぞ!」

「はい………」


 ラムセス達をバルカン達と合流させて座らせる。


「ほらそこらに、座れよ?お前ら、飯食ったのか?ほれ!ラムセス、サクロスお前らも水だ!」

「「有り難うございます」」

「いえ!まだ食べてません。腹ペコですよ。ハハハ」

「グレゴル!俺がオーガを回収してる間に飯にしろよ?」

「そ、そうですか?分かりました!」


 そう返事をすると全員が食事を始める。

 ヨシヨシ!そこで食ってろよ?


 そしてオーガを回収して影達の場所に戻る。


「さて………少し確認するか?」


 マップ確認……魔物赤標示!

 すると赤い点がここより奥に少し反応があるだけだね?

 魔物は何かな?

 ……サイクロプスとトロールに、トレントか……こいつらには少し荷が重いかね……?

 でも……今日で半日で、粗方狩りが出来たのには流石だね……。

 これなら明日は狩り頼まなくていいな?


「ルーク様?何を見てるのですか?」

「え?あぁマシューか…なに?」

「嫌、ルーク様の目の前辺りに、魔素の塊が漂ってるのが見えるので……?」

「そうなの?へぇ~この辺りか?」


 マップを消して手で魔素を払う。


「あ!消えた!」

「そう?何も見てないよ?気の所為だ!さて……お前達!飯食ったら屋敷に戻って仕事終了だ!良くやったね?お陰で、明日のお前らの仕事がなくなったぞ!喜べ、お前ら明日はギルドで魔物売りに行って良いぞ?」

「え?マジ!」

「おう!但し!マシュー独り占めするなよ?」

「な、そんなことしませんよ!ちゃんとサクロス達の分け前ありますよ!まったく!」


 ぶつぶつと文句を良いながら弁当を食う。

 マシュー!怒って食べると消化に悪いぞ!


「なら飯食って戻れよ?俺はウオル達のいる場所に戻るから!」

「了解しました!」

「お前達………上で帰れよ?」

「は、はい!アハハハハ!」

「まったく!じゃあな!」



 そして俺は、空に上がってオルタ達の元に戻る。



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

御挨拶。


 皆様明けましておめでとうございます。

  本年も何卒宜しくお願い致します。


  本年も幸多き年となりますように。


               いくみ。

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