第19話 魔物退治はお任せする。

 マップで、オルタ達を探す。

 何処に行ったかね?奴らは………?


「お!見つけたよ?」


 なんとなく、オルタ達が歩いたであろう獣道を歩く歩いてる内に、倒された魔物が転がって居る………。


「す、凄いねこれ、回収していくと奴らにたどり着く?感じだ……楽だわぁ~!」


 ゆっくりと魔物の死骸を回収しながら歩く。


「すげぇ~、もう結構森の奥まで来たけど……これ……ワイバーンにサイクロプス、トロール、トロルに……ほう……全部殺っちゃってる?」


 ぶつぶつ言って、魔物を回収して歩いてると聞き慣れた声が俺を呼ぶ。


「よう!ルーク遅いぞ!ここの魔物は粗方狩ったぞ!」


 分かってる!お前ら凄いね?


「お疲れ!そうみたいだな?助かるよ?でもレッサードラゴンは?」 

「あいつなら、この地の向こう側に消えて行ったぞ?」 

「ああ、話のわかる奴だったぞ!」

「え?でも悪されるのは困るけど?」

「大丈夫だ!こちらが、あやつに手を出さぬなら、なにもしないぞ?それに、ここまで深くは切り開かぬのだろ?」

「そうだね?ここまではしないよ。せいぜい浅瀬だけだよ?魔物を退治の対象は。俺が狩るのは低能の魔物で、人に害を為す魔物のだけだ」

「だろ?ならあやつは平気だぞ!」

「そうなのか……それなら手は出さない方がいいね?」

「ああ、そうだ!」

「さて、ルークよ我らは腹が減った!なにか、食わせろ!」

「動いたからな!」


 そう来ると思ったよ……なら用意するよ。     

 実際助かってるからね。


「ハイハイ!任せろ!」


 丁度ここは、少し空いた土地に成ってるからここに椅子とテーブルを出す。


「さあどうぞ!座ってくれよ?今から食いもの出すから」

「おう!」


 イベントリィの中に、ある料理を次々に出していく。


「ま!こんなもんかね?」

「おお!コレコレ」

「ルーク!頂くぞ!」

「おう!お好きにどうぞ?」


 から揚げ山盛りと、サンドウィッチとポテトフライにその他色々だ!


 俺はエビサンドと、ポテトを摘まみながらウーロン茶に近い茶をアイスにして飲む。

 うん旨いね?


 そういえば……奴らの弁当って料理長は、何を持たせたんだろうね?


 少しだけ興味があるのだが……?

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