第18話 和泉の結界。

「さて?俺らも行くぞ?先ずは奴らとは反対側の浅瀬からだね?」

「おう!小物も倒すのか?」

「まぁ~ね?奴らにはここより向こう側をお願いするからここはね?さぁ行くぞ!」


 鬱蒼とした雑木林の中を歩くが……小枝が邪魔なので、剣を使って枝をなぎ払いながら歩く。


「なんとも……枝が邪魔だ、ねっ!と」

「ルークどけ!」

「エアーカッター!」


 オルタが魔法を使い、木々を風魔法で切り道を開く。


「サンキュー!オルタ!」

「ふん!それよりも、ほれ……あそこ!」

「おお!第一魔物の発見!ゴブじゃんか!誰が……」


 行く?と、確認をする前に……ウオルが行っちゃったよ!

 ウオルがゴブに向かって走って行くと、ゴブに魔法を打ち込む!おお!一撃ですか?15匹ゲット!

 あんなに、あっさりと……本当……楽だ事!


「さあ、進むぞ?ルーク!他は?」

「ん?ちょっと待って?」


 マップ発動………魔物は赤、保護動物は青!すると赤点と青の点がマップに標示させる。


「えっと……ここから直ぐ上にオーガだね?その直ぐ後ろには、キングさんが…………いるね」

「なら行くぞ!!」


 オルタとウオルが走って向かう。

 おーい~、そんなに急がなくても……逃げないぞ~。

 まあ、ここは任すか。

 俺は楽な保護動物の方を、探して歩く。

 ガサガサと、しげみをかき分けながら目的の動物を探す……。


「んとぉ~この辺に………お!居た!うさ!リスに…ボア?だが、和んでるねぇ……コザル?に鹿に……なんで?」


 大きな木の、直ぐ下に小さな泉がある。


(ああ、そこが水場ね……?ならこの周辺は手出し無用かな?)


 動物達に気付かれない様に、少しづつ下がって場所にマーキングして場所を離れる。

ほっ!気付かれなかった………でもあそこだけかな?未だ有るかな………?

 まぁここら辺は手を出なないでおくとして……、人が入れないように結界張っておくかな?

 範囲は5㎞圏内かな?


「結界!動物以外は出禁!っと!」


 完了!

 ここは、ちょくちょく見に来れば良いかな?


 さて?あいつらどこに行ったかな?

 探さないとね?

 多分派手にやってると思うんだよなぁ…。



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