第3話 遣ることが、一杯だ!

「兄上と話をするまでに、少し時間が空いたかな?」

「でしたら………」

「おい!ルークよ我らは暇だ!少し相手をしろ!」


突然リビングに人が入って来たが……人じゃなくて………ドラゴンでしたか。


「おっ?す、すまんね。なんか忙しくてね?オルタ、ウオル」

「忙しくて!じゃないぞ主!冒険はどうした?」

「あ~そっちね……」


だけど……今は難しいんだよなぁ……?

あ!でも、そろそろ奴に会いに行く頃か?

でも、関係ないしなぁ~?


「ちょっと待っててくれよ?もう少ししたら城下のギルドに行って依頼受けようぜ?」

「ウム………そうか?なら仕方ないな」

「そうか……未だか……」

「オウル……すまん少しだけ待っててくれよ?」

「ルーク様?」

「んなんだ?セバ!先触れ宜しく」

「………承知致しました。では、マックに頼んで来ますので、お待ちになって下さい」


セバスがリビングから出ていった。

代わりに、ウオル達がリビングに残る。


「それにしても………主は忙しい身よのぉ~?」

「ん?なにそれ」


サリーにお茶のお代わりと、オルタ達のお茶を頼んでまったりと3人で話を続ける。


「オルタの言う通りだ……ルークよ?お主……忙し過ぎてその内に命の火が消えるぞ?」

「こ、怖いことを言うなよ?ウオル俺は未だ18だぞ!」

「だがなぁ~。これだけの魔力を使って、倒れない者がこう目の前に居るとな?」

「アハハ!まぁ、俺が規格外なのは認めるよ?俺も良く倒れないなと思うよ」

「他人事過ぎですよ、ルーク様は!」

「お!セバ……ビックした!」

「先触れを、頼んで来ただけですので……戻るのは早いですよ?」

「そ、そうか。サンキュー!セバ」


セバスに礼を言って、サリーの入れた茶を飲み。

ゼスタが作ったであろう、クッキーを摘まみなからオルタ達と、これからの話をする。


うん、こんな日常も弾にはいいね……。


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