第2話 頼りなくねぇ?

「は!はいぃ?それって………?」

「セバと一緒に頼むよ?前の屋敷にいたメイド達と一緒に頑張れ!セバには伝えてあるから、使用人達と話して纏めてくれ。それでも、トラブルがあるなら教えてくれ(そんな人間は、要らないからな!)」


「で、ですが……ルーク様。私は、未だ…………」

「サリーが一番慣れ親しんでるからね?俺としては、やって欲しいぞ?あ!俺だけの推薦じゃ無いぞ?セバも、お前を押したからな?なぁ?セバ?」


セバスが、リビングの中に入って来るのが見えたのでセバスに声を掛ける。


「え?なんです?」

「サリーをメイド長にと言う話」

「ああ、それですか?そうですね?私もサリーが良いと思いますよ?」


ニッコリと、笑いながらサリーに話し掛けるセバス……やけにご機嫌だね?


「えぇぇぇぇぇ!そんなぁ~!無理ですぅ~。(だって、私よりベテランのメイドが沢山いるのに?無理!)」


「ま、頼むよ!セバもフォローしてやってくれ」

「はい!承知しました。それよりルーク様」


それよりって、なんだ?サリー了承してないぞ?良いのか?


「なに?セバ?」

「サブの執事ですが………誰に?」


そっちね?そっちが大事なのかね?


「んん?セバが決めて良いよ?俺は兄上のところに行って、影達の合同訓練の日程を聞いてくるからさっ?あ!でも、先触れ出してないな?」

「でしたら……マックに任せますよ?お伺いするお時間は?」


そうなの?マック来てたんだ?

あれ?アレクは?冗談じゃないぞ!


「そうか、なら任せるよ時間………ね?今何時だ?」

「今は14時ですね」

「なら………16頃かな?」

「承知しました。それで……サブですが……アレクに任せても良いでしょうか?」

「あ!決まってたのね?」

「ええ、素早く決めないとルーク様は忙しい方ですからね?フフフ」


こ、怖い!その笑い方!怖いからやめようか?


「わ、分かった。それで頼む。でも……アレクか?頼りなくないかね?」


前の屋敷で、ビビって無かったかね?


「少し頼りないてすが……私が鍛えます!お任せ下さい!」


あ、そう?なら任せますかね。

精々鍛えてくださいよ!


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