第92話 影達の部屋割りは?
本邸の自分の部屋に戻ると、私物を全てストレィジに移して自分の屋敷に戻り、がらんとした部屋にベッド、ソファーテーブル、とその他の物を出すと今度は、ウォークインクローゼットに異動して衣類と靴、重品を出して仕舞い込む。
それが終わると、自室のソファーに座ってお茶を飲みながらセバスを待った。
さて?セバスは………部屋、選べたかな?
「ルーク様、お待たせしました」
「セバ、部屋は決まったか?」
「はい!お陰様で。荷物も運び込みましたよ?ルーク様は………あぁ、素手にお済みの様ですね?でしたら私は、ラムセス達を呼んで参りますので、ルーク様は影達にお声掛け下さい。では、行って参ります」
「ん、了解。なら、オルタ達もだな?セバ一緒に離れ迄戻るよ」
「そうですか?」
「ああ、あいつらまた、腹へったしか言わないだろうがな?」
そんな事を、話しながら離れに戻りセバはラムセス達を呼びに、俺は影達全員とオルタ達を呼び寄せる。
「おーいオルタ、ウオル!異動するぞ!ちょっと来いよ?」
「おお、ルーク何処に行ってたのだ?」
「ん?ちょっと裏庭までだ」
「そうか?なにか用事か?」
「ああ、ちょっと待っててくれ。皆が集まったら異動するから」
「「分かったぞ!」」
(メッセージ、サンズ)
(は、はい!如何しましたか?)
(影達全員、離れに連れて来い!)
(承知しました。少しお待ちを)
そして………10分後。
「ルーク様、お呼びと伺ったのですが………?」
「お!クレバンにサンズ来たな?全員居るか?」
「「は!バルカン以外は全員居ります」」
「そうか、ならこのまま異動するぞ!着いてこい」
「「は!」」
「オルタ達も行くぞ!」
「承知!」
そして、ゾロゾロと影達とオルタとウオル、ラムセス、サクロス達を引き連れて裏庭を通り、新しく作った屋敷の門まで到着して門を潜る。
「あ、あの?ルーク様?」
「何だクレバン?」
「いつの間に、こんなに大きな建物が?」
「ん?さっき作った」
「は?さ、さっき?ですか………?」
「そう、さっきだ。あ!あっちがお前らが住む棟だ、部屋は適当に好きな場所を使ってくれ。部屋は悪いが、2人1組で一部屋だ」
「ルーク様!」
「何だサンズ?」
「私は?如何すれば?」
「そうだな……お前は、クレバンと相部屋だ!」
「……………マジですか?」
「何か?」
「い、いえ?ケビンが戻って来るかもしれないのに?」
「ケビンと、同室が希望ねぇ………無理」
と言って、サンズを一睨みする。
「ひ!わ、分かりました。(ウゼェ隊長とかよ………)」
「サンズ!『ウゼェ~!』が顔に出てる」
「も、申し訳ありません………(なんで分かった?)」
「ま、頑張れ!じゃ、全員今の部屋を引き払ってこっちに移動しろよ?」
「「「は!」」」
「ルーク様達は?あの大きい屋敷に住むの?」
「リンク!ルーク様に、失礼だ!言葉を選べよ」
リンクの後頭部をケルバンが叩く。
「痛い!叩くなよ?聞いただけでしょ!本当に!痛いったら!」
「まったく、喧しいなお前らは……。そうだよ、リンク。あの屋敷が俺の家だ!あ、皆に案内するか?」
「見たいです!」
「リンク!ルーク様に………」
「まぁ、セバいいよ?じゃ、全員で移動だ着いてこい!」
騒がれるのは懲り懲りだ!
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