第89話 ルーク、マイホーム?を作る。

 翌日の朝、またセバスに起こされる。

 いったいセバスは、何時に起きるのか?

 この、スーパー執事は不思議でならない。

 まぁ、それは置いて置くが………。

 今はセバスと二人で、屋敷を建てる予定地に二人で来ていた。


「セバ!」

「なんです?」

「ここでいいか?邸の向きは?こっちが、川だからここが庭になれば良いのか?」


 こっちと言って、ゆびをさしたのは南の方向だ。


「ええ、其方で構いません。ルーク様お願いします」

「そうか?分かった。だが……影達の建物は別棟にするか?」

「そうですね。本邸を彷徨かれても厄介で、煩わしいですからね?別にお願いします。使用人達は屋敷の1階を使うと何かと便利ですね。ルーク様のお屋敷では、大ホール1ヶ所作って下さい?」

「俺からしたら、大ホールなんて要らねぇよ?」

「そうは、行きません!お屋敷の御披露目は?如何するのですか!」

「え?庭で良いんじゃねぇ~の?」


 オープンテラスで、良いじゃんか?


「まぁ、それもそうですが………」


 おや?顔を歪めてどうした?セバ?


「良いじゃないか?大ホールじゃなくて、中ホールぐらいでさ?人は呼ばねぇよ?」

「まぁ、ルーク様のお屋敷です。ご自由になさって下さい?」

「あ?まっ、そうね?ならそうするよ?」


 後で文句言うなよ?


「じゃ作る!」


 魔法発動アーキテクチャ!

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