第84話 キングオーガ

 よし!先ずは一体!次!

 オーガはまだ数が居るね。

 そして、ルークはオーガに剣で切り掛かって行き次々と倒して行く。


「ハッ!」移動しながらほぼ一振りでオーガを倒していく。


 だが………これ……まだ居るのか?      

 なんで、こんなに多いんだよ!

 横目でチラリと、冒険者達を見ると怪我人が多い様だ………。

 しかも、しゃがみ込んでる…戦力外が多すぎだよ!

 お前ら頑張れよ!仮にも冒険者だろ?

 全く邪魔だな!

 だけど………先に、この魔物をなんとかしないとなぁ。

 なら、魔物の気を引き付けて一気に処理しますか………。

 そう考え、ルークは魔物を一体きり付けて腕を掴み引きずって他のオーガの気を引く!


「ほら!こっち来いよ!」


 オーガ達の目の前に、傷を付けた一体のオーガを投げつける。

 ほらこっちに来い!と手招きをして挑発する。

 それを見たオーガは興奮して、ルークを見ると一斉に襲い掛かった!


「「「「「グァァァァー」」」」」


 と声を上げ襲い掛かって来るオーガに、ルークは間合いを見て『ライトアロー!』をオーガ達に放った。

 その光の矢が、オーガに飛んで行くとその光の矢がオーガの体に矢が突き刺る。

 そして、バタバタとオーガが倒れて行くがまだオーガがいる…………。


「なんで、こんなに多いんだ?」 


 すると、普通のオーガの後ろに一体。

 体格が明らかに違う、オーガが群れの中に一体いるのが分かった。

 ルークはその一体を鑑定すると………キン グオーガですか………。

 あ~キング居たのか?群れで襲わせてたと!

 全く………厄介だね!といって他のオーガ を後回しにしてキングオーガに、向かって走って距離を積める。

 それに気付いた、キングオーガはルークに向かって手に持つ棍棒で襲い掛かる。


「グォォォーーーーー」


 叫んで、ルークにこん棒を振りかぶりその腕をルーク目掛けて振り下ろす。


「ふん!甘い!」


 振り下ろされた腕を交わして、キングオーガの前で体制を低くして、膝から下の足目掛けて剣を振り切る。


「ハァァァァ!」


 ルークは声をあげて、オーガの太い足を真っ二つに切る。

 足を切られた、キングオーガは体制を崩ずし前のめりに倒れる。

 倒れたキングオーガを、そのままにして残りのオーガ達を魔法で倒して行く。


 そして、怪我をしていない動ける冒険者に声を掛けキングオーガの、トドメを刺すようにルークは指示をする。

 すると、ルークに指示をされた冒険者達が、キングオーガのトドメをさすと戦闘が終わった。


 ほっ、終わりだ!




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