第79話 父上の謝罪

 父と、約束をした時間に成り。

 執務室に向かい扉の前に立つ。


「セバ」

「分かってますよ」


 セバスが扉をノックすると、父から返事があり部屋に入る。


「ルークか、中に入れ」

「父上。急にお呼び立てしまして、申し訳ありません」

「いや、構わんよ?そこに座れ!フォル、ルークに飲む物を」

「畏まりました」

「父上、お構い無く?」


 そう言って進められたソファーに座る。


「まぁ、そう言うなよ?セバス、ルークに振り回されてないか?」

「………いえ旦那様、……その様な事は、御座いません。楽しく仕事をさせて頂いて居ります」

「そうか?なら良いがね?ハハハ!」

「父上!私の事は良いですよ?そろそろ本題です」

「なんだ?ルーク!分かって居るよ?奴の事だろう?」

「ええ、父上にもご連絡が届いていた様で、安心しましたが。………奴はどうやら、ロイドと連絡を取り会っていたのですね?」

「ああ、チェスターが突然割り込んで来てな、……済まなかった。始めは私の部下に、連絡をさせて居たのだが……、チェスターが割り込んで来たので、様子を見ながらやらせては居たのだが……」


 影と、チェスターからの報告が合致はしていたのでな?まさか、あんな暴挙に出るとは思ってなかった。と聞かされたが………。


 まぁ、何処まで正確に真実を父に挙げていたのかが今となったら分からんがな?


「まぁ、済んだ事は良いですが……、ご連絡はして欲かったですね?実際焦ったのですしね?」

「すまん!」


 父が、俺に頭を下げる……別に謝って欲しいわけではないので良いのだがなぁ~。

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