第52話 激不味……青汁

 若干一名不満が有るようだな?


「パルミラ?文句でも?」

「い、いえ何も御座いません!」

「マーキュリー、パルミラ。奴がエンケルに戻るそうだ、なので今の見張りと交代しろ。バルカンコンビとだ!分かったな!」

「「はい!」」

「ルーク様お飲み物をお持ち致しました」

「セバ、サンキュー」


 ワゴンを、見ると水の入ったピッチャーが乗っていたので、そこに氷とレモンを絞って入れ。さらに、蜂蜜と塩を少し入れてかき混ぜて味見をする。


「ん~すっぱ。旨い」


 そう言ってグラスにその水を注いで飲み干す。


「セバも味見だ!ほれ」


 そう言ってグラスに注いで渡す。


「ありがとうございます。では、頂きます」


 一口、口にするとセバスがすっぱいと言うがそのまま、グラスの中身を飲み干す。


「美味しいですね?さっぱりします」

「だろ?風呂上がりには、良いんだよこれ。また頼むな?」

「畏まりました。これからはこれを、出せる様に御用意致しますね?さて、そちらの影の皆様には、こちらです」


 どうぞと、グラスを4つ出してなにやら緑色の液体をピッチャーから注ぎ入れ、セバスが満面の笑みを浮かべて、4人の目の前にどうぞと言って差し出した。


 あれだ!あれは罰ゲーム的なあれだ!

 ハハハ!青汁濃いバージョンだなあれ。

 ……マジ不味そうだな。


 出されたグラスに、4人が口を恐る恐る近づけて一口飲む。飲んだ瞬間に全員が悶絶しても水!と叫んで大騒ぎになった。(爆笑)

 そんなことをしているとまた、人がリビングに入ってくる。


「ルーク様お呼びだとお聞き……あ~お前ら!」


 こら、人を指を指すなよ?(笑)

 今、お仕置き中のなんだから。

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