第46話 兄上とカミル従兄様
ラインとルークが、空を飛ぶ練習をしている光景をエルクとカミルが、ソファーに座りながらルーク達の練習を眺め酒を飲む。
「エルクどうやらラインは、飛べるみたいですねぇ~」
「羨ましいか、カミル?」
「いえ!私は高い所はどうも………」
苦手でというカミルだ。
「ほぅ?カミルでも苦手でなんて物が、あったのか?それは、良い事を聞いたな?ククク」
「笑わないでくれますか?誰にでもあるでしょ?苦手な事くらいは。ククク」
そんな下らない話をしている二人だが、急に話が切り替わる。
「で?ローズは、どうしますかね?あの娘も……厄介ですよ?ルークの機嫌を損ねてしまった」
「ああ、全く何を学んで来たのやら?油断してたよ。でも……まさか人を差別をするなんて、何処ぞの王家でもあるまいに。自分がどれだけ偉いのか。なぁ、カミル?」
「えぇ、側にメイドも居たの筈ですよね?居たならは、指摘は出来た筈ですが……」
そう言って首を傾げた。
「まぁ状況が分からないからな、何とも言えないが……? それこ、そメイドが側に付いてやらかしてるならば、メイドはクビだな。まぁ、その辺も明日父上達と話すよ。明日はカミル、お前も同席してくれよ?」
「分かりました。同行しますよ!しかし叔母様の雷が怖いですね………」
「……あぁ。全くだな。頭が痛いよ、はぁ~」
と…………ため息を付く。
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