第19話 金は必要だろ?
そして、離れのリビングに8人でソファーに座り話し始める。
「先ず、こいつらが冒険者仲間になった、ウオルとオルタ。そして最近屋敷で雇われた、ラムセスだ宜しくな。そしてウオル、オルタ、ラムセスこの喧しく泣いた奴が、リンク。その隣から、マシュー、ハンス、ケルバンだ。こいつらは俺の影で、色々役にたって貰ってる、奴らだ宜しくな?」
「「「「「「「宜しく」」」ね」頼む」」頼みます」
「さて、ウオル、オルタ部屋を案内するから着いて来てくれ。ハンス、クレバン呼べよ?」
と言って、先に二人を部屋に案内する。
「お前達二人部屋がいいのか?それとも別々がいのか?」
「ん?俺たちは一緒の部屋で良いぞ?」
「わかった……二人部屋を案内するよ」
案内する部屋は二階の角部屋で、そこを二人に使って貰うことにする。
「ここだ」
ドアを開けて中を案内をする。
「二人部屋だが狭いぞ!我慢してくれ?あと、今日の報酬がこれだ。二人分の金だがこれから、使うだろ?渡しておくよ。二人の鱗が高く売れたからな」
「ほう?いくらになるのだ?我達の鱗は?」
「鱗一枚白金貨2枚にもなる。助かるよ」
だが、二人からはそうか?と覚めた反応が返ってくる。
「そうか?ならば、それは高いのか」
「我々は、金の価値がわからん。だからお前が持っていてくれ?」
「それは不味いぞ?金の一枚も持ってなければ、困る時もあるぞ。だから持っててくれよ」
「だがな……?」
ん~説明が長くなるのは勘弁だな。
「わかった!金貨一枚だけでも、胸のポケットに入れておいてくれよ。二人共さ」
「なぜ?金貨一枚?」
「それだけ持ってれば、大抵は何とかなる。俺とはぐれた時にも、役に立つと思うぞ?あと、何か欲しくなって、金貨一枚で足りなかったら、言ってくれ俺が出すから」
「……まぁお前と、はぐれる事はないと思うがな。わかった持っていよう」
と言って、二人が金貨を一枚胸ポケットにしまってくれた。
「さて、ならこの部屋で好きにしててくれ。だが壊すなよ?風呂と、トイレはこっちにあるから使ってくれ。使い方は、先ず風呂はこの魔石に、魔力を通すと、お湯が出るから浴槽に、貯めて入ってくれ。体を洗う場所はここだ、これで体を洗ってくれ。スッキリするぞ?」
「………わからん」
「そ、そうか?なら普段は?体汚れるだろ?」
「魔法だな、クリーン」
「……そ、そうか、じゃ必要ないな?」
「なら飯の時に、メイドが呼びに来るから、それまで好きにしててくれ。じゃ宜しく」
とりま、それだけ言って部屋を出た。
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